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フェンシング決勝戦に感動

今日のオリンピックのお話。

フェンシング!
柔道や水泳、バドミントンばかり注目されているように感じますが(T∧T)。
団体初金メダルです!!!
凄い!

個人的にフェンシング、元々かなり興味ありまして。
やってみたいなー!というのもありますけど、あの静かな駆け引き見てるのが楽しいなと。
あと、目立たない地味さもたまりません(笑)。

その他の夏の競技に比べて、動きが少ないように見えるフェンシング。
ちゃんと見てると、駆け引きでめちゃくちゃ頭使うだけでなく、細やかな動き、前後だけでなく上下回避、踏み込みと、めちゃくちゃ筋肉も使ってます!そりゃそーだ!オリンピック競技だもの!←今気付いた

体操とかトランポリンとか。ダイナミックで見てるだけでショーとして楽しい競技も大好きなのですが。
あとバドミントンやテニスは自身やっていたので、勿論見るの好きなのですが。
卓球の伊藤美誠選手もミックス金メダルも感動しまくりましたが。

フェンシーング!
いやー、こんなに面白いんですね!

フェンシングって面白い!

私が見たのはロシアとの決勝戦のみ。
日本はベテランの1人の方が出られない?ようで、3人で戦っていましたね。
あ。ちなみに、フェンシング見てるの面白いなーと前から思いながら、きっちり30分丸々見たのは今回が初めて。ルール全く分かっていません(笑)。

何にせよ3人で戦っていたのですが。
1周で終わらないんですね!
どちらかのチームが45点先取するまで何周でもするという。
その間ずっと神経張り詰めている。
テニスでも1ラウンドにかかる時間違うとはいえ、MAX5ラウンドなのに、45点先取するまで延々やるって!
何回自分の番が回ってくるか分からないから、ひたすら緊張してなきゃいけない。
で、今回の決勝は9周でしたっけ?
つらぁぁあああ!
って思って、私は見ていました。
1on1で戦っていく、その1回あたりの試合時間制限は3分となっているのですが、その3分を何回繰り返すのか分からない、先の見えない緊張感って別格のように思いました。

まして、フェンシングって、また特に精神戦、駆け引きが他の競技より大きい気がするんですよね。
柔道も駆け引きがかなりあり、フェンシングと違い、1本で決まってしまう緊張感は凄いと思うのですが。
柔道は襟引っ掛けられても力のバランスの取り方で、上手いこと逃げられる可能性がある。
でも、フェンシングって、この力の駆け引きができない。触ったらアウトーな競技なので、まさに一瞬の戦い。繊細な精神戦という、すごーく神経使いまくる競技に個人的には思えました。
実際には触り方が甘いと判定にならないとかあるのかな?
ただその触り方っていうのも、他競技の力かかり具合に比べたら鳥の羽根ぐらいの軽さなもので。
しかも、ほんの僅かなタッチの差で判定が決まる。

これは精神にくるなー!という感じで、少し他のオリンピック競技とは毛色が違う気がしました。
だからこそ、凄く個人的に好みで、見ててかなり面白かったです。

日本代表選手の方々が素晴らしかった!

フェンシングという競技自体の面白さもそうなのですが、今回日本代表の方々の動きが、それまでフェンシングってこういう感じだよねと思っていたのと若干違ったのが特に興味を持てた理由かなと思いました。

団体戦。3人の順番は、世界ランク4位の山田優選手、6位の加納虹輝選手、15位の宇山賢選手の順でした。
宇山選手は、見延和靖という10位の選手の代わりに対アメリカ戦?から入られたようです。
で。

で。山田選手が個人的には衝撃でした。
構えが脱力してる。下構えなんですよねー。
フェンシングって、手を上げて構えるのが普通なように思っていたので新鮮!
というのもあったのですが。

私は大学にバドミントンをやっていたのですが。
バドミントンって、選手の方々見ると分かる通り、大体腕を上げた構えをするんですよね。
ところが、私、実は腕上げ構え余り好きではなく。
まあバドミントンは上撃ちが基本なので、上に構えた方が撃ちやすいのは確かなんですが。
下構えで脱力してる方がレシーブしやすかったり。
あと、腕の瞬発的な回転速くすると、相手からは軌道分かりにくく、でもめちゃくちゃ遠くまで飛ばせるというメリットもあり。
やる気ないのかとか言う人もいたのですが、それで一応サークル女子では1番強いんだから、そんなわけないじゃーんみたいに思ってたことがあり。

脱力してるように見える、しなやかな返しって実は良いんだよ?日本の武道に通じる考えじゃね?とか思ってたりもしまして。
それで、山田選手の構えを見た時、あ、この人日本人っぽいし、強そうー!と思ったんですよねー。
と、まあ、個人的な理由から、とっても勝手に興味持っていました。
あの選手はこれからも見守っていきたい。グフフ(←?)。

とまあ、そんな斬新かつ共感しきりな選手がトップバッターだったのもあって、その後集中して見てました。

その次は加納選手。
いやーあの飛び込み凄い!
本当の武術だったら、あの飛び込みだと背中から斬られるだろうなあとか思いつつも。
あの飛び込みは気持ちが乗っていて見ていて気持ちが良かったです。
特に最後は6点ぐらい一人でとって優勝を決めた若きエース。
9周もするとロシアの敵選手も疲れ切っていたのと、世界2位とランク高く上手いせいもあって、かえって攻撃するにしろ隙をついて丁寧に的確にみたいなフェンシング的スタイルで来られていた(ように素人には見えた)のとで、加納選手の上手いながらも勢いがある、気持ちがテクより乗っていたストレートな攻撃が良く決まったって感じに見えました。
相性と疲れですね。個人戦なら、敵の方上手かったのと、そこまで疲れ切ることもなかっただろうと思うので、いなせたのかもなーと思いました。

最後が宇山選手。この方はイメージ通りのフェンシングスタイルに見えました。手足が長いので、若干身体を持て余していて硬いようにも見えましたが。(超ウエメセ〜w)要所要所で身体活かした伸びての突きで点を取られていて、解説の方の「点を落とさない。繋ぐ」という解説通り、役割をきっちりこなされている堅実さが好感でした。

三者三様。でも、それぞれがそれぞれの良さを活かして、きちんとチームとして戦えていて、これは金メダル取れるわと思いました。
組織でもそうなんですけど、やはり個々人の個性が活かされる役割が采配され、個々人がその役割を受け入れて全力尽くすと上手くいくんですよね。
というか、そうでないと上手くいかないとも言う。
フェンシングは個人対個人の精神戦が競技の肝なように個人的には思うのですが、それでも今回の日本団体チームは見事なチームプレイをされていたと思いました。
チームでプレイするってこういうこと!という教本のようなチームプレイぶりでした。

まとめ

フェンシングという競技自体の面白さも、日本人選手の魅力も、監督も入れたチームとしての魅力も感じられた、本当に素晴らしい決勝戦でした。
予選から見れてないのが残念なぐらい。
フェンシング自体にハマってしまったので、暫くはフェンシング試合見れるのあれば見ていきたいなーと思いました。

追記

山田選手って自衛隊なんですね?w
思わず(笑)やめちゃって草生やしちゃいましたよw
そりゃー武道に通じてる構えに見えるますよっと。
ただのガチの人やんw
これから追っかけて行きますw

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