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映画『えんとつ町のプペル』

クスクス笑える要素ありの序盤。
親子の思い出とともに夢を語る中盤。
えんとつ町の歴史と秘密に転換されてからの
夢を実現させる結末。
起承転結で,笑い·泣き·考え·温まるを体感した映画だった。

親子の思い出シーンでは、ある場所で出逢った親子の姿を重ね涙した。
えんとつ町の歴史と秘密のシーンでは、社会人になる前に教育として当たり前になってほしい事の伝え方を学んだ。
夢を実行させるシーンでは、邪魔してきたプライドを捨て,仲間に託す姿に自身を投影し泣いた。同じ希望を持つものが反旗をあげ立ち向かう姿に、つながりを求めている自身の欲求に気づかされた。

これほどに、感情を揺さぶられ、考えさせられるのは初めての経験だった。

3年ほど前だろうか。光の遊園地で開催されていた『えんとつ町のプペル』絵画展でこの物語を知ったのは。
興味本意で入った展示スペースだったが、一瞬で『えんとつ町のプペル』の世界観に惹かれたのを今も覚えている。この時に撮った一枚の画の写真をずーっと待受画面にしているほど、この作品の世界観に惚れてしまったんだ。

この後にまた大きなきっかけとなる場所と人々に出逢った。
その場所で,多くの思考や物事の捉え方などを見て感じ学ぶことができた。
少し成長した今の私が観たからこそ、これほどの感動やきっかけ、新たな流れを感じることができたんだ。

ある親子を投影したのも、父親とある人が重なったからだし、仲間に意識が向くのも求めているからだ。

誰しもが 各々に 心に響く場面や言葉が溢れていた。

ブルーサファイアのような美しく輝くアオ色の使い方も印象的だった。

あー。観終わった後の温もりは不思議な感覚だった。
私はこの世界観が好きだ!

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