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【都市の経済構造を考えてみる!Ⅱ】(第73回)「北陸3県の産業連関表をもう一回みてみた!」

前回は 北海道 の産業連関表のおさらいをしまして、大都市圏の3次産業の域際収支が及ぶ範囲みたいなことを考えてみました。

・(第72回)「北海道の産業連関表をもう一回みてみた!」

すでに都道府県ごとの産業連関表を一通り見て回り終えまして、序盤の方では、域際収支の産業部門別内訳をあまり見てこなかったこともあり、そのあたりを含めて地域ごとに再度確認して回っております。

以前おさらいしました四国4県、北海道(6圏)に続きまして、今回は、北陸3県をおさらいしてみます。

・(第8回)「福井県の産業連関表をみてみた!」

・(第9回)「富山県の産業連関表をみてみた!」

・(第10回)「石川県の産業連関表をみてみた!」

     

〇 都市圏

北陸3県の都市圏となりますと、大きいところでは、富山都市圏(107万人)、金沢都市圏(75万人)、福井都市圏(65万人)の3都市圏になります。20万人を超える規模の都市圏は他に見当たりません。(富山県の高岡都市圏(2010年:36万人)が大きいですが、2015年から都市雇用圏では富山都市圏に含まれるようになっています。)県人口では、石川県が最大ですが、都市圏人口では、富山都市圏が最大で、金沢都市圏は福井都市圏と規模が近いのが意外でした。

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