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うちの子大丈夫かな?!HSCとの接し方

こんにちは。

HSPカウンセラーの杉本です。

繊細気質を持つ子供ハイリー・センシティヴ・チャイルド、いわゆるHSCをお子さんに持つ方は多いと思います。

私もその一人です。

私は自分がHSPなので子供が泣いていたりするとなぜ泣きたくなるのかがなんとなくわかりますが、HSPではない親御さんだと本当に大変だと思います。

一体、子供の心の中がどうなっているのか見当もつかない方が多いのではないでしょうか。

HSPの方でもHSCと接することにはエネルギーが必要な時もありますよね?

まあ、それを差し引いても楽しい部分が多いのですけど(笑)。

HSCと接する中で、困った時はやはり基本に立ち返りましょう。

HSPの基本と言えば…、

そうDOESです。

私の記事でも何度も紹介させていただいているHSPの4つの気質特性です。

これは、HSPの能力と言っても良い。

ここでちょっと復習しましょう。

DOESってそういや何でしたっけ?

①Depth of processing:情報の処理が深い(一つのことを深く考える)

②Overstimulated:神経が高ぶりやすい

③Emotional intensity:感情反応が鋭く共感性が高い

④Sensory sensitivity:感覚が鋭い(五感が鋭い)

この4つの頭文字をとったものです。

HSCがワケもわからず泣いていたり、ダダコネがひどかったり、こだわりが強くて先に進むことができなかったり、落ち込んだり、パニック状態になっている時はこの4つから分析してみるとわかりやすいです。

例えば、

悩んでいる様子なら、情報の処理が深いから考え込んでいる。

パニックや興奮状態なら、何かで神経が高ぶっている。

気持ちが沈んでいるなら、何かをみたり聞いたり経験したりして感情が反応している。

匂いや肌さわり、音などを嫌がったり、怖がるなら五感が強く作用している。

こんな感じです。

だから、これらに従ったケアをしてあげることで安心します。

悩んでいるなら違うことへ思考が向くように、他のことをさせてあげると良いです。

パズルとかちょっとしたゲームなど、何か自分で頭を使って結果を出すような遊びが良いです。

神経が高ぶってパニックや興奮状態なら一緒に深呼吸をしてあげると良いでしょう。

ラジオ体操のような深呼吸体操を一緒にしてあげると落ち着きます。

感情反応で落ち込んだり悲しい気持ちなら、感情が緩やかになることをすると良いです。

絵を描いたり、歌を歌ったり、楽器を弾いたりなど何か感情を動かす芸術表現をすると徐々に気持ちが上がってきます。

そして、音、肌ざわり、味や香りなどであれば五感を刺激する情報をカットしてあげることが一番です。

特に、五感の刺激は生理的に嫌悪する場合が多いです。

誰しも黒板を引っ掻く音や発泡スチロールが擦れるキュキュッとした音など、それぞれ嫌いな音はあると思います。

これらは慣れる事も重要ですが、日常生活で大きな支障がない限りは無理に慣れさせる必要はないと思います。

こうやって、HSPの気質特性から探ってあげると子供のサポートがしやすくなるでしょう。

こういったサポートは親や学校の先生などができると良いのはもちろんですよね。

ですが、一番良いのは子供自身がその状況をうまく大人に説明できるのが理想的です。

もちろん、言葉が出ないうちは無理ですが、小学生などある程度大きくなった際に自分で説明できるとベスト。

そうすれば、本人の悩みも外へ解放されやすいし、周りの大人もサポートがしやすいです。

では、本人が説明しやすくするにはどうするか。

それは、ボキャブラリーを普段から増やしておくということがとっても有効です。

たくさんの言葉を知っておけばより詳しく自分を説明することができます。

何より、説明することで自己主張しやすくなります。

これはうまく自己表現をするための訓練です。

心理学ではアサーション・トレーニングと言われます。

これは大人になったときに仕事などで適切に自己主張するための土台作りにもなります。

特に感情を説明できることが一番大事です。

感情を表現できるボキャブラリーを増やしてあげると、たくさん感情解放でき、無意味なダダコネも少なくなると思います。

最近では、感情用語辞典のような本も出ているので参考にしてみると良いでしょう。

子供と一緒に嬉しい気持ちを表す言葉を代わりばんこに言い合うなど、ゲームにして学んだりすると結構面白いです。

ヤッター、ラッキー、気分上がる〜、テンションマックス、最高、ウピョピョ〜!など、表情を交えながらふざけてみると結構盛り上がります(笑)。

HSCは情報処理が深いので、普段からアタマを活発に使っている子が多いです。

だから、ボキャブラリーもすぐにどんどん増えていくと思います。

子供の頃に親から支えられ、安心感を得られていたHSCは、大人になってもメンタルが安定し、刺激過多の状況に出くわしてもうまく切り抜けることができる傾向があると言われます。

子供自身が自分の特性を理解し、自分を表現でき、自分は自分のままで大丈夫という安心感を持てると最高ですね(^_^)

感性豊かな愛情に溢れるHSCを子供に持ったことはとってもラッキーなことです。

ぜひ子供の能力を全解放してあげましょう!

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