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とっても敏感な人のための敏感さを強みに変える方法(セルフメンテナンス編)

カウンセリングを受けずに自分でできるセルフワーク方法です。

~HSPプロフェッショナルカウンセラーによるセルフワークメソッド~


はじめに…

この記事を読んでくださり、本当にありがとうございます。

あなたが何事にも敏感に反応してしまい、ささいなことにも動揺してしまうHSP気質の持ち主であるなら、あなたは様々な人々に気を遣ったり色々な刺激にさらされて神経が高ぶるなど、きっと神経をすり減らせて疲弊する毎日を送っていることが多かったでしょう。

とくにHSP気質の方は人一倍努力する傾向が強いため、つい頑張りすぎてしまいその結果限界を超えてとても疲労してしまう方も多いはずです。
ですが、単に疲労が溜まっただけと言ってもそれを見過ごし、蓄積の限度を超えてしまっては危険です。

限界を超えて疲労が溜まりすぎれば回復は容易ではなく、いたずらに回復までの時間もかかってしまうことになります。

そして精神的な疲労が悪化すれば心の健康状態にもジワジワと侵食しはじめ、ついには精神疾患にかかってしまうことも十分考えられます。

こうなると休むだけでは回復せず、適切な医療措置を受けながら回復までに年単位を要する場合も出てくることでしょう。

ちなみに私はHSPという概念をまだ知らずにいた当初、自分が精神的に弱いのだと思い込み人一倍自分を追い込んで行った結果うつ病を発症し、完全に回復するまでに2年の歳月がかかりました。

その後、私はこれを契機にもう二度とうつ病にならないよう自分なりに対策を立てたため、うつ病の再発可能性は少ないだろうとタカをくくっていました。

ですが、HSPの気質特性を無視したまま無理をすれば当然別の場所にひずみが生じ、結局私は不安障害という疾患の形で再び心の病気を発症してしまったのです。

そして、これが回復するまでにさらに3年を要する結果となってしまいました。

そして、その失敗から私は様々な休息方法を独学し、HSPプロフェッショナルカウンセラーの資格も取得したうえで、HSP気質に必要なものを厳選してオリジナルにまとめ上げることになったのです。

この本を読んで下さっているあなたには私のような失敗を絶対に経験して欲しくないと願い、このセルフメンテナンス編を書き上げています。

あなたがこの本を読むことにより、いつも頑張っている自分にしっかりと休息をプレゼントしてエネルギーを蓄え、力強く前進し、敏感さを強みに変えて行く日々を送っていただけることを願っています。

あなたはもう十分頑張っています。
そろそろしっかり自分を休ませてあげてください。
どうぞあなたが笑顔になりますように!


1.HSPに必要な休息方法とは? 

           
あなたは「休息」という言葉を聞いてどんな方法が思いつきますか?
睡眠やリラックスなどの消極的省エネ的な休息もあれば、趣味などの好きなことに熱中するといった積極的発散的な休息方法を思い浮かべたかも知れません。
それもまた休息であり、人生を生きる上でとっても大事な要素だと思います。

しかし、ここではあえてそのような一般的で思いつきのような休息方法を提示することは避けたいと思います。

なぜなら、私はただ単に休む方法を提示したいのではなく、HSPの方がしっかりと休息し、エネルギーチャージしていただく休息方法を提供することが目的だからです。

あなたにはエネルギーに満ちた状態で敏感さを強みに変えて行っていただきたいと思っています。

そして、HSPの方が確実に効果のある休息をとるには「ある条件」に従った休息が必要となるのです。
せっかく一つ一つは効果がある休息方法でもこの条件を外してしまっては効果がないかヘタをすればかえって疲労度が上がってしまうことにもなりかねません。

ですから、HSPの方が休息をとる際は必ずこの条件を確認してください。
条件が適切であれば適切な休息法を選択し、効果的な休息と回復を得ることができます。

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