見出し画像

壊れるのは困る…

うるひと002

二人とも筆が遅く、ようやく往復書簡の匂いがしてきました。

先日「つくるひと」の工房へお邪魔しました。某ドラマの「事件は現場で〜」じゃないですが、つくり手さんとのコミュニケーションはうり手としても欠かせず年に1〜2回程度は伺っています。限られたスペースに道具や材料がそれは美しく収まっていて毎度思うのは「つくるひと」の工房のミニチュアが欲しい(笑)そんな素敵な工房です。

で、「壊れない椅子…」って話ですが、ここでは構造的に無理があったり、材の選定が適切でなかったりって話です。椅子に限らずモノづくりの上では、より良いモノ、新しいモノを求めてデザインや構造、素材や製作方法に挑戦する時にバランスをどう取っていくのかが、難しくもあり楽しくもあり。

そんな中で「うるひと」としての判断基準は何か?感覚的な事で言うと椅子の纏っている佇まいから感じる事は多いかなあと。これは「つくるひと」と共通なところですね。椅子が好きな方は理解して下さると思いますが、ナンカあるんですよ醸し出すものが(笑)

もう少し具体的に言うと、脚が斜めに角度が付いて生えていて踏ん張ってるとか、4本の脚が幕板や貫やアームで接合されてるとか、脚の太さとか、幕板の幅とか…それらのバランスが良い塩梅の椅子という事かと。

脚を細く、幕板を見せたくない、軽くしたいなどより新しい無い物を求めていくことも設計者やつくり手、売り手として追求したい側面ではあるし無くしたくない思いではあります。と同時に、脚が太いのにスタイリッシュであったり、大道のガッチリした構造を踏まえているのに新しく感じるなどのアプローチもひょっとして新しいのかも?

「つくるひと」と話してた時はもっと面白く転がった気がしますが、拙い文章だと伝えるのが難しいですね。ふたりのお喋りをインスタライブとかすれば良いんでしょうけど、言ってはいけないことが多すぎて大阪湾に沈んじゃう(笑)のでひとまずこの辺りで…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?