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【新フォーメーション考察】VS沼津戦から見る3−5−2の戦い方

今回はJ3、沼津戦で見せた大宮アルディージャの新フォーメーションに関してロマン要素マシマシで考察をしたいと思いますのでどうか、よろしくお願いいたします!
⚠️この記事はロマン要素とファンタジー要素が多いようですのでご覧になる際はお気をつけください。


①3−5−2ではなく5-3-1-1

最初から352じゃないよって話ですみません。
しかしSMFにSBを採用している時点で察しがつく内容です。
こちらがスタートメンバー予想でした。

なぜ5 バックだったか?
容易なことに相手がこれまでとは違い3トップの前線であったことが大きいでしょう。またノリに乗っているチームということもあったと思います。

こちら沼津のフォーメーション。斜めのパスワークがしやすい。


合わせた際の数的優位やフリーになりやすい選手。

ポゼッションのお手本のようでした、揺さぶり空いたスペースをつく。レイオフもしっかり後半は使っていたので、考えられてるなという印象で、
例えば4-4-2だった場合この揺さぶりは非常に驚異になったと予想してます。
横の人の数が少なくなるほど守る範囲が増えてしまう。揺さぶりをかけられて間が空いてしまいそこをしっかりやられる。
これまで60%近いポゼッション率を誇るクラブです。さすがでした。

ただこれの対策で5バックとなると守備はできるが攻撃ができない。
というただただ守るサッカーになってしまう。
ではいかにしてポゼッション、シュート数を上回るか?
ここが鍵になるので攻撃解説します。

②攻撃のための可変

大宮は普段、4-2-3-1にて偽SBでボランチ化をさせて時には2-4-4のような位置取をすることがあります。
図をご覧ください。
極端なフォーメーションですが、狙ってる最終局面はこれのはずです。

このパターンのビルドアップ。


これが最終局面

4-2-3-1組み立て、守備に関しては効率の良いフォーメーションですが最後の最後で選手がゴール前にいなく得点機会損失するというのが弱点とよく言われます。
長澤監督はここを払拭するために「リスクを取る」という言葉通りサイドバックもボランチもあげ2CBで守る極限的なやり方をしていました。

今回の注目ポイントはWBの位置です。
実質フォーメーションは3-4-3に変動する。
当初はなかなかの苦戦気味でしたけどね。

今回の攻撃時のフォーメーション

良かったところがありましたそれは小島がフリーになることでしたね。
MFの数的優位で見れば簡単な話ですが1枚多いです。FWがカバーしないといけない。
小島にマークしたとしてもCBに戻して杉本健勇にロングフィードで形を作れる大宮はここ苦ではないですし、
WBが開いてサイドの縦一直線が空いているのでフォローすればショートパスでも配給できます。

選手間が広くサポートが少ないと感じた方多かったと思います。僕も現地で見た時思いました。
が、一つ思い出しました。バルセロナの元監督であったヨハンクライフのメインフォーメーションは3-4-3モチーフの考え方ができます。
当時ミランの監督であるサッキが流行らせた442のゾーンプレッシングに対して有効な手段だったと聞きます。

クライフのサッカー理論戦術は僕の中で神格化されてます。
実際の試合を今後探して研究したいと思ってます。
文献で読んだ内容でのお話をしております。

彼の3-4-3は目一杯開いてボールを走らせるということ。
名言にもあります「ボールは疲れない」
そして3-4-3はそのために1番トライアングルの数が多く作れるため、パスコースが無数に作れるということ。

試合中何よりも徹さんが指示を送っていたのは貫に対してのポジショニングです。
「もっと開け、前に出ろ」そんなジェスチャーでした。
同時にクライフの考えはディフェンダーのポジションを広げて中央を開けさせること
そしてボールの逃しどころを作る考えですね。

そして同時にこれを考えた時にまた1つ思い出しました。
「あれ?これっていつものフォメが1ボランチになっただけじゃね?」と。
実際に比較するとこのような感じ。

ボランチとCBの数が違うぐらいであとはほぼ形は一緒。

やろうとしている攻撃はフォーメーションが変わってもなるべく同じようにしたほうが落とし込みは少ないですので混乱することもありませんよね。
サイドバックがいないので厚みはないですし、WBの上がりが遅いと攻撃に厚みも作れませんのでなかなかの走力とミッション難易度を求められていた気がします。
守備はその逆です。下口と貫にはかなりの負担があったためにボランチにも負担が発生してしまったことは言うまでもありません。

③後半対策

大宮では今シーズン皆さんの共通認識として後半弱いとお話にあがります。
いわば体力不足、ギアチェンジができない感じが見えるというものですね。
今回の試合の失点シーンはまさしく体力による集中力の低下もあって一瞬の隙で崩されたものかと思います。
ここで何もできないから普段の4231に戻しまた流れを引き戻したところ良かったって思いました。
何よりも、指示が明確で絶対に点をとりに行くって選手交代でしたよね。
ブーストかけられるし、その逆も割り切って守りに行く4231→541なんて考えもできると思います。

④スタッツはどうだったか?

沼津の攻撃を防げていたのか?
沼津の平均ゴール期待値は1.6です。そしてこの試合に限っては0.49と圧倒です。
ボール支配率は沼津は平均60%に対してこの試合は47%と対策に苦しめられたでしょう。

逆に攻撃は?
また、4-2-3-1にしてからさらに跳ね上がりのゴール期待値は結果は入らずも可能性が高かったということブーストも変動だけ見れば良いですが、今シーズンの平均ゴール期待値に関しては越すことはできずまだまだ改善の余地がスタッツからも見て取れますね。

大宮のパス数平均は325本でこの試合は387本でした。
この数字は今季2位のパス本数です。
そして支配率は平均50.9%ですがこの試合は53%とフォーメーション変えたにしては悪くない数字ですね。

⑤最後に

こじつけ解説でしたがいかがでしょうか。
また3トップ相手の際や、サイドの選手が手薄な時には見たいかなって感じですしなんだか可能性を感じるフォーメーションだったかなと思います。
この試合も前回のYSCC戦もですが無駄に追いかけないディフェンス増えたとういう印象でしたし浸透していると感じることが非常に多いです。
シュートに関しては最後に決め切れるかの場面になってきたので、ここは徐々に入り始めたらなと思いますね。
では、今日はここまでというこでお疲れ様でした!
長い文章をお読みいただきありがとうございます😭

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