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ローテクなハイテクネタを目指します

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お気楽プログラミング:「さめがめ」ゲームを Claude 3.5 Sonnet で作る

空き時間に、昔懐かしい「さめがめ」を Claude 3.5 Sonnet で作ってみました。 作成に際して最初に与えたのは Wikipedia の「ルール」のセクションだけです。 その段階でも 6x6 で一応遊べるものが生成されたのですが、それに加えて、消去時のアニメーション、再実行ボタン、盤の大きさの選択、効果音の付与などを一つずつ行って行き、最終的には以下の結果を得ました。 途中実行時にエラーが出たりしましたが、そのときのエラーを Claude に与えることでエラーを取

    • Claude 3.5 Sonnet でお気楽プログラミング

      Anthropic からClaude 3.5 Sonnet という大規模言語モデルの最新版がリリースされたので、ちょっとだけ遊んでみました。 https://claude.ai/chats 単純にチャットをするだけではつまらないので、同時にリリースされた Artifacts という機能も試すことにします。Artifacts はチャットで作成指示した成果物をチャットの横にライブ表示する仕掛けのようです。 たとえばプログラムの生成を依頼すると生成されたプログラムが表示されるだ

      • ChatGPT-4o による"beep" 音の作成

        ChatGPT は会話もできますが、音を作らせることもできます。以下は最新の ChatGPT-4o を使った実験です。 プロンプト: beep 音を5秒間隔で計5回繰り返す音声ファイルを作成してください このように ChatGPTに指示すると、なにやら実行されて、生成された音声ファイルへのダウンロードリンクが示されました。 この beep_sound.wav を手元のコンピューター(私の場合は Mac)にダウンロードするとちゃんと再生されました。 下がその音声ファイル

        • 三豊市が生成AIの導入を諦めたという話を聞いて

          つい最近以下のようなニュースが流れました。 この話の教訓は色々ありますが、「問題をきちんと分析せずに一足飛びに眼の前の実装に走るとあまりよろしくない」という教訓も引き出せると思います。 以下それに関して作成したメモを貼っておきます。 システム開発によく見られる大きな問題に「最初にお客さんの言った要望を愚直に実装してしまう」というものが挙げられます。「これを作ってくれ」というものをせっせと作れば文句は出ないし一番やりやすいからですね。 でも依頼をされた側は、お客さんの要望を

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          Bard に入力フォームを描いてもらう

          Google Bard がアップデートされて、画像認識ができるようになったということなので、少し触ってみました。写真をアップロードして説明して貰うのは色々な人がやっているので、手描きのフォームから入力フォームの生成をやってみることに。(現在英語のみ対応なので英語でやっています)。 まず iPad の「フリーボード」というアプリ上で以下のような手描きのフォームを描きました。ものすごくヘタですが…。 さて、雑な図ですが、なんとなく利用者登録っぽいことをしているのだなということ

          Bard に入力フォームを描いてもらう

          Pythonista でプログラミング

          iOS デバイスの上には Pythonista という Python の実行環境があります。これを使うと実際に Python でプログラムを書いて実行することができるのです。GUIアプリも作れます。 しかし、いちいち iPhone の画面でちまちま入力するわけにもいかず、かといって iCloud 経由でプログラムを送り込む気にもならず、ということで "Hello, world" を一度動かして放置していました。 しかし、時は移り、いまや iPhone の上でも ChatGPT

          Pythonista でプログラミング

          Google Bard の第一印象

          Google Bard(以下 Bard)が日本からアクセス可能になりました。まだ詳しくは調べてはいませんが簡単なタスクを投げた第一印象のメモを書きます。 どうやら Bard はまだ日本語には対応していないようですので、以下は英語で依頼しています。 依頼したタスクは以下のものです。 特にプロンプトは工夫せず、素の状態のBardに依頼してみました。 Google Bard による生成import requestsfrom bs4 import BeautifulSoup# G

          Google Bard の第一印象

          Notion AI と形式仕様記述

          Notion AI と呼ばれる最新鋭の技術が正式リリースされました。そこで今回は、それを使って「形式仕様記述言語 VDM-SL(Vienna Development Method Specification Language)」の記述を自然言語で説明させてみたいと思います。VDM-SLは、非技術者には読みづらいので、それを自然言語で説明する試みをしてみたのです。また、ChatGPT、BingGPT といったものの出力とも簡単に比較してみました。 (すみません、今回はあまりロ

          Notion AI と形式仕様記述

          Google Sheet 上で数字を文字列に

          Google Sheet 上で大きな数字、たとえば「1234567890」を "one billion two hundred thirty-four million five hundred sixty-seven thousand eight hundred and ninety" といった文字列に変換したいと思ったことはないでしょうか? ... まあ普通はありませんよね。英語のスピーチ原稿を書いていたり、英訳をしているとき以外は普通の日本人の人には縁のないことかもしれ

          Google Sheet 上で数字を文字列に

          お気軽時計工作

          今回はハイテクの要素ゼロです。 最寄り駅そばのセリア(100均です)に行ったら、こんなものが目に入りました。 要するに、文字盤やケースを用意すれば簡単に時計が作れるキットです。単3電池1本で動作します。それにしてもこんなものが100円で手に入ってしまうとは100均恐るべし。 さて折角なので、なにか取り付けられるものを調達して時計っぽいものを作って見ることにしました。といってもあまり複雑なものは考えずとりあえず100均の店内で手に入る材料で ... ということで、作ったの

          「只今 Zoom 中」を知らせたい - その後

          前回 Zoom 中に勝手に点灯するライトを作る話を書きましたが、その後問題が発生しました。 しばらく普通に使えていたのですが、ある時点からプラグにアクセスできなくなったのです。どうやらキャプチャーして使いまわしていたパケットの「有効期限」が切れたようです。まあセキュリティ上はその方が良いとは思いますけれど ...。 Meross IoT ライブラリということで、やはり少し真面目にやらなけれればならないようですが、そもそも Meross というメーカーは API の仕様を一

          「只今 Zoom 中」を知らせたい - その後

          「只今 Zoom 中」を知らせたい

          はじめまして。ティンカリングメモです。この note では、身の回りのちょっとした不便を、ローテクなハイテクを使って解決するというネタを書いてみようと思います。 なお「ティンカリング」という言葉は、「特に計画を立てず思いつくままに材料をいじくり回して楽しむ」といった意味です。あまり耳慣れない言葉ですが、良い訳語がないのでティンカリングという言葉そのものを使うことにします。 ところでローテクなハイテクというのは何でしょう?これは身の回りにあるIT機器(主にパソコン)を使って

          「只今 Zoom 中」を知らせたい