ChatGPT-4o による"beep" 音の作成

ChatGPT は会話もできますが、音を作らせることもできます。以下は最新の ChatGPT-4o を使った実験です。

プロンプト：
beep 音を5秒間隔で計5回繰り返す音声ファイルを作成してください

このように ChatGPTに指示すると、なにやら実行されて、生成された音声ファイルへのダウンロードリンクが示されました。

ChatGPT-4o の出力の最後の部分

この beep_sound.wav を手元のコンピューター（私の場合は Mac）にダウンロードするとちゃんと再生されました。

下がその音声ファイルそのものです（音が出ます。内容は単なる5回の beep なので退屈です）。

beep_sound.wav

2.36 MB

ファイルダウンロードについて

ダウンロード

さて、実際どのようなことが行われているのかは、beep_sound_wav [>_] の　”[>_]”の部分をクリックしてみるとわかります。

import numpy as np
import soundfile as sf

# Parameters for the beep sound
frequency = 1000  # Frequency of the beep sound (Hz)
duration = 0.5    # Duration of each beep sound (seconds)
sample_rate = 44100  # Sample rate (samples per second)
beep_interval = 5  # Interval between beeps (seconds)
num_beeps = 5  # Number of beeps

# Generate a single beep sound
t = np.linspace(0, duration, int(sample_rate * duration), endpoint=False)
beep_sound = 0.5 * np.sin(2 * np.pi * frequency * t)

# Generate silence for the interval between beeps
silence = np.zeros(int(sample_rate * beep_interval))

# Create the final sound sequence with the specified number of beeps and intervals
sound_sequence = np.concatenate([np.concatenate([beep_sound, silence]) for _ in range(num_beeps)])
# Add one more beep at the end
sound_sequence = np.concatenate([sound_sequence, beep_sound])

# Save the sound sequence to a WAV file
output_file = "/mnt/data/beep_sound.wav"
sf.write(output_file, sound_sequence, sample_rate)

output_file

実はこのように内部ではプログラミング言語 Python によるプログラムが作成されていて、それが実行されて、最後に "output_file" が生成されていたのでした。

折角なので、上のプログラムが何をしているか、プログラミング初心者にも分かるように ChatGPT 自身に解説してもらいましょう。

プロンプト：
以下のプログラムについてプログラムの初心者でもわかるように解説してください

すると以下のような出力が得られました。

プログラムの解説

この解説に対して疑問がある場合には、さらに質問をすることができます。Python で音声出力の勉強をしたい人には最適の環境ですね。
良い時代になったものです。