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健康診断結果で思うこと(LDL) by 産業医sayo

ARCTS産業医では社員の方の健診結果を見て、就労判定を行う際に気をつけている事があります。それは小さな変化でも本人に伝えておく事です。

LDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪(TG)は2−3割の方が標準値より高いと言われています。健診で高くても当たり前じゃないか、と放置されている方がほとんどではないかと思います。でも中性脂肪(TG)が低く、LDLが180mg/dLを超えている場合は遺伝的要素(家族性コレステロール血症など)があるため二次検査に行っていただくように伝えています。

ただ二次検査と言ってもどの病院に行っても良いと言うわけでもないんですよね。せっかく病院に行ってもらっても「先生に問題ないよ」と言われましたと言う人が実はほとんどです。産業医としては「紹介したのになんで、、、」と思ってしまう訳ですが、専門でない先生方にとっては「LDLは食事で下がるでしょう、検査ってあと何やるの?」と思うのかもしれません。

もちろんLDLは食事を改善すると下がります。もし既に10年LDLが高ければ、血管自体にはかなりの動脈硬化が進んでいる可能性があります。ですのでまずは血管年齢など現時点での動脈硬化の具合を調べておいてほしいのです。

LDL 180mg/dl以下だけど、10年以上高かったら。。やはり血管年齢は測りましょう!

ARCTS産業医では企業の方向けに生活習慣相談(オンライン)も受け付けています。https://www.arcts-sangyoi.com/book-online

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