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【ネタバレ有り】天色*アイルノーツ 感想

 知名度TOP3に入るであろうゆずソフトさんの作品、「天色*アイルノーツ」。2013年発売。第7作目ということです。ちなみに前作は「DRACU-RIOT!」。未プレイです。
私個人としては、ゆずソフトさんの作品プレイはこれで3作目になります。
(1作目:サノバウィッチ 2作目:天使★騒々 RE-BOOT!!)

注:以下、ちょっとネタバレ出てきます。

世界観

 数年前に突如空に出現した「浮かぶ島」、ライゼルグが舞台。
この島が何故出現したのか、といったあたりは全く触れられていませんが、そこは特に掘り下げるようなことではなかったのでしょう。
 空に浮かぶ島とはいえ、地上は我々がよく知るセカイと何ら変わりはないようで、一応行き来もできます。が、気軽に、という感じではないです。
ここがポイントですね。本作では、ライゼルグの成り立ちというよりは
地上セカイとライゼルグ相互の行き来が割と大事なシーンが複数ありました。

シャーリィ・ウォリック(CV:北見六花)

 キャラクター・シナリオのバランスの観点で一番好きなキャラクター。
妄想シーンの暴走が非常に面白かったですね。暴走→真咲にツッコまれるまでがテンプレ。
お嬢様ではあるものの、嫌味な性格ではないので安心して読み進めることができました。
またCVが北見六花さんなのですが、とても好きですね。シャーリィでハマってしまいました。今後プレイする作品では注目してしまいそうです。

天霧 夕音(CV:登代田瀬良)

 CVはおなじみ車の人。
とにかく奉仕精神溢れる少女で、行き過ぎなところも。。。
良い意味で空気を読まないおかげで、日常シーンの会話にアクセントをつけてくれた印象です。
シナリオではSな部分が目立っていましたね。Mなプレイヤーは嬉しかったのかな。
テーマは高跳びという陸上競技からの挫折ということで、やや珍しいのかなと思いました。
高跳びというと中学生の体育の授業で経験がありますので、多少は理解しながら読めたので良かったです。
エンディングは良かったですね。愛している人の声こそパワー。あんな経験をしてみたいものです。

白鹿 愛莉(CV:夏野こおり)

 キャラクターだけの観点だとぶっちぎりの1位です。かわいい~~~~~
貧乳・ロリ・口癖の「ですです」・(実妹ではないけど)近親者。
私の性癖に刺さりまくりでした。やっぱり貧乳なんだよなぁ……
 胸を小さいのを気にするのもGOOD。やりすぎでも自分は気にならないので、いいぞどんとこいよ!って感じで楽しかったです。
シナリオの記憶があんまりなくてキャラクターとしての賛辞しか出てきませんが、とにかく大好きだったということです。

真咲・ガイヤール(CV:桐谷華)

 プレイ前は一番好きになるだろうな~と予想していた子。
実際プレイしてみたら思ったほど刺さらんかったですね。
とはいえダメというわけでは全然なく、CVの威力も絶大でしたし「わふ」が可愛い、ドーナツに目がないところも良かった、尻尾を振って喜ぶのも非常に愛らしかったです。が、なにぶん愛莉が強すぎました。相手が悪かったです。
 シナリオとしては、「先生と生徒の恋」という苦悩がメインでしたが
う~んちょっと冗長だったかなぁと思ってしまいました。途中で「まだ続くのこれ…?」と思ってしまったので仕方ないです。
とはいえ恋人になった後はイチャイチャしてて微笑ましかったですし、良かったなぁと思います。

火宮 木乃香(CV:雪都さお梨)

 サブヒロインその1。まぁ普通でしたね。私は褐色癖はないのですが、そういう癖の方は良かったんじゃないですかね。
結局、彼方人のからくりについてはわからず終わってしまったので、ふわんって感じですね。もしちゃんと解明される流れであれば(そういう話かと思っていた)、もうちょっと感想も変わったかも。

ティア先生(CV:雪野玉)

 サブヒロインその2。学院のキャンプシーンで明らかにそれだとわかる選択肢があったので、「サブヒロイン√あるなぁきっと」と察していました。
このルートはごめんなさい全スキップしたので、ちゃんと読んでいないです。ティア先生は何も悪くないんですが、個人的に刺さらない…というか苦手な属性だったので、プレイしませんでした。
どうでもいいですが、サブヒロイン二人ともCVが雪ですね。雪々ですね!(?)

おわりに

 確かヒロインルートのうち2人のシナリオで、「自分を評価するのは自分じゃなく他人」というのが出てきましたね。(もしかしたら全ルートで言ってたかも…)これはなるほどなぁ…と思った反面、私が昔から好きな曲の歌詞との関連を考えました。
ロックバンド、ONE OK ROCKの曲「未完成交響曲」というのがあるんですが、中学生の頃にこの曲を知ってお気に入りなんですよね。私にしては珍しく、好きになった理由の中に歌詞も含まれるパターン。
 曲中で「百点じゃないこの僕に百点つけるのは他でもない僕自身だ」というのが出てきます。本作で「自分を評価するのは他人だ」と言っているわけですから、真逆だなぁと思って見ていましたね。まぁ深く考えたら違いはあったり、意外と言ってることは同じなのかもしれませんが、そこまで深くは考えてないです。
 …今ちょっと考えてみましょうかね。
「未完成交響曲」では、「百点じゃないこの僕に百点つけるのは他でもない僕自身だ」と言っています。つまり、自分を完璧にするのは自分だということだとも言えますね。
そもそもこの曲「未完成交響曲」の冒頭では「未完成さ!そう僕は 未完成なんだみんな!」と言っています。タイトルにもある通り、未完成な人間というのが前提です。サビで「百点じゃないこの僕に百点つけるのは他でもない僕自身だ」というのは、「未完成な自分に百点をつける(=完璧な自分にする)のは他でもない僕自身だ」ということだと考えます。
ということはですよ。最後の最後、未完成→完成にするという範囲について「自分」が評価するんだ、と言っているのであり、未完成の間はそう言っているとは言えないわけですね。
 ということは、「自分を評価するのは自分じゃなく他人」と「百点じゃないこの僕に百点つけるのは他でもない僕自身だ」というのは
全く反対のことを言っているようで、実は関係がない、とも言えるのではないか…?「評価対象の自分」が違っているのではないか…。
…なるほど、たしかに深く考えたらこういうことかもしれませんね。

……なにこれ。
すみません書き出したら最後まで書きたくなってしまいました。
本作の感想と全く関係ないですね……w

とにかく最終評価としては。
良作でした。キャラクターも魅力がある性格が多く総合的に満足できました。ゆずソフトさんらしい作品で良かったです。
あ、選択肢スキップありがたかったです。このシステムほんと好き。

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