【サッカーコーチの人生の転機】
コーチとして16年目。
10年前は怒ってばかり、試合ではイライラしたり、自分の思い通りにさせたいという気持ちが強かったと思います。
そして試合で勝てないことを選手や環境のせいにしていました。
しかし、その考えを変えさせる出来事が起きました。
父親との別れ
コーチ人生としても、ターニングポイントでした。
一番近くにいた偉大な存在がいなくなって気づいたこと。
それは、「時間は無限ではない」ということ。
その時から「時間」に対して概念が変わりました
何よりも大事な「時間」をどう使うか、
選手や環境のせいにして、このままコーチを続けるのか。
指導法を変える決意
そこから今までやっていたトップダウン指導式を変えて、選手たち同士で戦略を練ったり、話し合ってもらうことにしました。
今まで自分が掲げた目標を達成していく形にしていましたが、
目標設定を自分達で決めさせたり、その為にするべき事を選手たち同士で話し合わせ、ゴールからの逆算をして選手たち自ら行動をしてもらうようにしました。
但し、もちろん決めたから全て上手くいく事ではありません。
しかし、選手たちに任せたからこそ、『責任』が生まれました。
誰かに言われて動くのではなく、主体的に動くこと。
そこで選手たちが自ら行動していく事の大切さに気付き、
同じ練習時間でも著しく成長する姿が見られました。
フィールドの外でも成長していく選手たち
また驚くのが、試合の結果だけでなく、
卒業後、選手たちが様々なフィールドで活躍する姿も見られるようになりました。
「自分にとって時間とは?」と考え始めてから変わった指導法。
そこには選手たちが自分たちの人生を切り開いていくための「主体性」を
育むことに繋がっていきました。
今、『サッカーを通して人間形成をしたい』
サッカーコーチとして
『有言実行をし、選手達、コーチ達に夢を与えられる存在になりたい』
真のコーチになるべく、この言葉を常に意識しています。
コーチとして成長する姿も選手たちに見せつづける
最近ではサッカー指導を見学に来たり、
指導法を教えてほしいと高い志を持つ方もできました。
選手たちが結果を出してくれている
自分のコーチングに自信を持ち、
それを伝えていくこと。
サッカー指導者も育成し、埼玉県、川口市、そして日本のサッカーを盛り上げること。