2022年度 Xデザイン学校 マスターコース #09(1/21) 振り返り

2022年度Xデザイン学校マスターコース第9回目の振り返りを書きます。

ビジョンは実現できなくてもいい

ビジョンは北極星であり、集団の中における意思決定や立ち止まった時に効力を発揮する。
ビジョンは定義するが、ビジョンは実現できなくてもいい。もちろん実現を目指して行動するのだが、定義することによって「何に向かって取り組むか」と言った活動の方向性や行動指針を集団で共有できることに価値がある。

自分でも評価する

ユーザー評価だけではなく、自分達でも評価することが大切。
誰が評価するか迷っていたり手間がかかるくらいなら評価の回数をこなすことが大切であり、反復することによりクオリティを高めていく。
頻繁に行えないユーザー評価に限定せずに自分達で評価したり他の部署のメンバーに評価を依頼することは大切である。
「評価は絶対ペルソナに近しいユーザーに評価してもらわないとダメ」ということはない。これはHCDやデザイン思考の偏った理解のされ方が浸透した結果でもあるかもしれない。

また、作り手が「これは売れないだろう」と思っているものは勿論売れない。自分達はペルソナとは遠い人間だから評価しないのではなく、魅力ある製品かどうかをせめて自分達でも判断しないと売れない。
例えば自動車メーカーのエンジニアが「自分は開発している車の対象ユーザーではない」とプライベートでは他社の自動車メーカーの車を買うといったように自分達の製品に魅力を感じていないようではいけない。

自分の考えているサービスアイデアを「自分ごと」として考え、本当に魅力があるものを生み出そうとしているかどうかを判断することが求められる。


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