一級建築士試験をストレートで突破した私の記録【製図試験編①】
こんばんは、ひろです!
今日は2024年7月28日
令和6年度の一級建築士学科試験でした。
試験を受けられたみなさん本当にお疲れ様でした。
学科試験が終わると、次は製図試験です。
学科試験に比べて、製図試験のほうが難しいという印象を持っている方も少なくはないんじゃないでしょうか?
以前に学科試験の勉強スケジュールを投稿しました!
↓学科試験のスケジュールはこちらから!↓
製図試験前のスケジュールはまだでしたので、この機会に学科試験から製図試験までの約2か月半の間どのようなスケジュールで過ごしていたのか、どんな風に合格レベルまで達したのかを紹介します!
これから製図試験を受ける方やストレート合格を目指す方の参考や励みになれば幸いです。
それでは、行きましょう〜♪
1週目(7/24~7/29)
7月23日に学科試験を受験し、自己採点したところ
足切りもなんとか回避し、合格基準点の87点を突破することができました!
学科試験は独学で受験したので、まずは資格学校を探すところから!
とりあえず、製図道具は実家に学生時代に使っていたものがあったので、送ってもらいました。
↓必要な製図道具はこちらの記事で紹介しています!↓
現場でクタクタになりながらも、話を聞きにS合資格とN建学院へ!
教材などを見比べた結果、S合資格への通学をギリギリで決めました。
製図板もAmazonで購入!(資格学校で買うより安いし、すぐに届く)
個人的にはステッドラーのものがよかったです。
入校してすぐに宿題が出ましたが、授業までには終わらず…
(線をなぞって図面をトレースするだけなのに、終わらない)
7月29日に初めての授業がありました。
この日は作図の手順を学ぶ回でした。
エスキスなどはせず、見本をトレースするだけ
ですが、作図にかかった時間はなんと4時間!
目標の2時間半にはまだほど遠い…
2週目(7/30~8/5)
宿題は先週の授業と同じ図面のトレース
それと1/400のエスキスの見本をトレース
図面のトレースは作図の手順を覚えることを意識して、エスキスのトレースはとりあえずこんなことをやっていくのかという感じで進めていきました。
図面のトレースは3.5時間、1/400エスキスのトレースには1.5時間かかりました。
8月5日に2回目の授業
この日の授業内容は課題文の読み取り方とエスキスの手順を学びました。
あと、作図
課題文の読み取りもエスキスの手順もやること自体はそこまで難しくない。
けれども、時間が足りないという感じでした。
読み取りは読み落としはあるものの7割程度は読み取れる。
エスキスは見本と比較しながら、手順を覚えていくという感じでした。
そして、作図
手順を覚え始めたので、前回よりはだいぶスムーズにできるようになりました!
作図時間は2時間40分
目標の2時間半に近づいたと思いきや、この日の課題は平面図2面、断面図1面と作図ボリュームが小さい課題だったので何とも言えず。
作図スピードが上がった要因には、内壁部分の作図に小さめの三角定規を使うようになったこと。
大きい定規に比べて小回りが利く分、作図スピードが上ります。
3週目(8/6~8/12)
宿題は授業と同じ課題でエスキスと作図でしたが、現場が忙しくて取り組めたのはエスキスだけでした。
課題文の読み取りに25分、エスキスは授業内容と同じ課題だったこともあり1時間10分程度できました。
8月5日に授業
この日に要点記述の講義も始まり、製図試験の流れをひと通り学びました。
読み取りに25分、エスキス1時間20分、作図に2時間40分という感じでした。
要点記述はとりあえず、解答例をトレース。
要点記述でも矩計図などの作図があることを知り、泡を吹いて倒れそうになりつつも1時間40分かけてトレース完了。
今週イチバンの成果は二方向避難の考え方を理解できたこと。
それまでは居室通過のミスをよくやっていましたが、授業終わりのミーティングで理解し、それからは居室通過のミスは減りました!
4週目(8/13~8/19)
お盆は少しだけ帰省して、すぐに製図
宿題は授業と同じ課題で読み取りから作図、チェックまでをひと通りやりました。
授業と同じ課題だったので、読み取りに15分、エスキスに1時間、要点記述に1時間20分、作図に2時間25分
作図は手順をカンペキに覚えたこととトイレなどの面積の小さい部屋をフリーハンドで書くようになったことで目標であった2時間半を切るようになりました。
要点記述は矩計図の作成に時間がかかったので、こちらも作図と同様に手順を覚えていきました。
要点記述はともかく、作図は5枚目にして目標としていた2時間半を切れるようになってきました。
資格学校の中には作図スピードを上げるための別講座があるところもありますが、作図のスピードは手順を理解することで段々とスピードアップしていくので、わざわざとる必要はないように感じます。
作図スピードはある程度のレベルに達したものの、まだまだ記入漏れなどの作図ミスや条件の読み落としなどのミスは多いので、ここからは読み取りミスによる取りこぼしを減らすことなどに注力していきます!
8月19日に授業
これまでは製図試験の流れをひと通り学び、手順を身に着けるための基本的な課題でしたが、この日からは本番を想定した課題が始まりました。
読み取りに24分、エスキス1時間51分、要点記述は答えをチラチラ確認しつつ56分、作図は2時間30分という感じでした。
要点記述は前回と同様に矩計図の作図がありましたが、作図の手順を覚えていたので前回ほど苦戦することはありませんでした。
全体の評価としては、Ⅰ~Ⅳの4段階中のⅢ
本番だと判定でアウトです…
今週も居室通過をやってしまいました…
エスキスでは問題がなかったものの、あとから読み取りミスが発覚し、作図中にプランを調整したらやっちゃいました…
評価は悪かったものの、全体としてはエスキスと作図は覚えた手順通りにできた、時間配分も悪くなかったのでへこたれはしませんでした‼
5週目(8/20~8/26)
宿題は授業と同じ課題
現場が忙しかったこともあり、要点記述までは手が回りませんでした。
読み取りに20分、エスキスに1時間半、作図に2時間29分
時間は悪くないものの、解答例と比較すると課題文の読み取りが甘い!
8月26日に授業
これまでの課題は平面図2つと断面図1or2つでしたが、この日の課題は近年の製図試験で多い平面図3つと断面図1つのパターン!
読み取りに20分、エスキス2時間3分、要点記述1時間2分、作図に2時間30分という感じでした。
要点記述は初めて自力ですべての解答欄を埋めることができました。
ですが、評価はⅣ
本番だと一発アウト…
主なミスは竪穴区画の記載し忘れ、無窓居室の重複オーバー
違法建築物になってしまいました…
竪穴区画はエスキスには記載していたので、完全なチェック不足
無窓居室の重複距離は、有窓居室だと勘違いして20mを30mで判定してしまいました…
無窓居室になると重複距離の制限が厳しくなるので、これ以降は課題文で無窓居室と指定されない限りは、無窓居室とならないように意識してプランニングするようになりました。
あとは断面図に時間をあまり割きたくないがために、3階を切断しない位置で切断したのですが、これも課題文で要求された立体構成のわかる図面という条件に違反!
それからは断面図は必ず全フロアが入る位置で切断するように意識していきます。
初めてのⅣ評価でちょっとは落ち込んだものの、本番にこのミスしなくてよかったと気分を切り替えていました‼
この日からは、宿題も授業とは違う課題に。
今までは同じ課題だった分、すばやくこなせていましたが、今回からはそうはいかなさそうです…
6週目(8/27~9/2)
6週目は研修や見学会が多く、体力的には疲れていないものの家を空けていることが多かったです。
家を空けることが多かったので、作図は取り組まずにエスキス、要点記述に多くの時間を使うようにしていました。
現場があるときは、朝起きてから30分、仕事が終わってから1時間~2時間ほどやっていましたが、この週は朝1時間、お昼に30分、仕事終わりに2時間くらいの時間を確保することができました。
宿題は読み取りに20分、エスキスに1時間半、要点記述に2時間29分
宿題のほかにはこれまでの基本課題の復習をしていました。
読み取りに時間をかけ、読み落としが少しでも減るように課題文の読み取りとエスキスをしたり、要点記述のボキャブラリーを増やすためにこれまでの解答例をトレースしたりしていました。
要点記述はすぐに見返せるよう、ファイルに入れて持ち歩くように。
冊子のように扱えるこちらのファイルを愛用していました!
9月2日に授業
この日の課題は勾配屋根のパターン
読み取りに20分、エスキス2時間1分、要点記述57分、作図に2時間53分という感じでした。
エスキスまでは悪くなかったのですが、初めての勾配屋根のせいか断面図の作図に時間がかかり2時間半をかなりオーバー。
評価はⅣでした。
主なミスは異種用途区画と平面図・断面図の不整合…
異種用途区画は完全に頭から抜け落ちていました…
大きいものから小さいものまで、いろいろなミスが積み重なってしまったって感じでした。
思い返すと、このときが製図試験の勉強中でイチバン落ち込んだ気がします。
ですが、やっちまったものはしょうがないので気分を切り替えて、宿題に取り組んでいました!
さいごに
長くなっちゃうので、今回はこのへんで!
続きは少しお待ちくださいな。
わたしも最初のころは、ⅢやⅣばかり取って落ち込んだものの、本番にこのミスしなくてよかったと気分を切り替え、次からはこのミスはもうしないぞと自分を鼓舞していました。
すると、だんだんとですができることが増え、ミスも減り、評価も少しづつ上向きになっていきました。
製図試験も学科試験と同じように難易度が高く、最初からカンペキにこなせる人はなかなかいません。
ですが、辛抱強く、努力を積み重ね続ければ道は開けてきます!
この記事を読んだあなたの参考や励みになればと思います‼︎
この記事を読んでくれたあなたの合格を応援しています‼︎
ではまた。
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