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建築のあたりまえ〜5W1Hで組み立てる提案編〜

はじめまして!建築学生のすずきしんです!

今回は友達(→Instagram @charchitic)に教わった、思考の整理、提案の一貫性、提案の欠点まで丸わかりしてしまう、
5W1Hの建築的利用法について書きたいと思います!

正直自分の中ではあたりまえにぼんやりとしていたことがとても明白に可視化された気がします笑

この方法を聞いた時、こんな便利で整理できて、話の一貫性が出て、プレゼン上手いねと言われるようになれる技があったなんてと、驚きました笑

しかもこれは建築以外のプレゼンでも大切になってくることなので、覚えておいて損は無いと思います!!

人に何かを伝えるのが上手な人はおそらくこのことを意識していると思います!

この方法で、学校や会社でのプレゼンで周りに差をつけちゃいましょう!

5W1Hとは?

これは中学の英語で習う
where.
what.
why.
who.
when.
how
のことです。

5W1Hの使い方

この方法は何かを提案する際に実は当たり前に行われているため、気付いていない人も多いのでは無いでしょうか?

自分の提案に疑問を投げかけてそれに対する答えがしっかりとある提案は筋が通っているということにもなりますし、

逆に答えられないことが5W1Hの中にあるのであれば、そこに問題があり、その問いに応えられるよう考えればいいのです!

例)なぜ、誰のためにするの?(why.who
  どこでどのようにするの?(where.how

そうして思考の整理がなされていくのを感じると思います。

ではこの方式を建築式に置き換えていきます!

建築式5W1H

まず前回のnoteでも書いたように

その建築の主人公は利用する人であり、その周りの環境であると思います。

その前提から行くと、まず、

who/誰のために
where/どんな場所で

を考えるのが良いと思います。

自分の建築は誰にとって、どんな場所に建てるのかを考えるということです。

次に、

why/なぜその建築を建てるのか

を考えます。

例えばこの建築が建つことで、近隣の人の集まる場所になる、利用者にとってこんな空間が必要だと考えるなど、

自分の提案の核となる部分であり、このwhyを投げかけて応えられた数だけ、その敷地にある問題点や、自分が立てた課題を解けているということになると思います。

次に

when/いつ、どんな状態の時に建てるのか

を考えることです。

これは、長い時間軸の中に存在しうる建築が、その時間軸の中でどのように変化し、使われていくかを考えることであると思います。

whenに関しては提案の中に入れることができたら良いですが、あまり縛られすぎるのも良く無いので、頭の片隅に置いておく程度で考えるくらいがちょうど良いかも知れません笑

次に

how/どのような空間にするのか

を考えます。

これはwhyで自分に投げた問題をどうやったら解決できるかを考える段階です。

ここではパースや図面、模型またはモデリングでその問いをどのように解くかを問われています。

続いて、これが提案の本質をつく疑問詞

what/なぜその建築を建てるのか

を考えることです。

これは自分がこの提案を通じていつ、どこで、だれになぜ、〇〇をするのかを聞かれており、他の疑問詞に比べてラスボス級なので、最後にとっておきましょう笑

「結局何がしたいのかわからない」先生や、友達に幾度となく言われてきた言葉です。

私は今までそのwhatに答えられるような提案をしていなかったということになります笑

とても大切な問いなので、しっかりと答えられるようにしましょう!

つまり、whyから設計を考えるヒントを探し、howでwhatを表現するという流れです。

最後に5W1Hを総括する

vision/こんな素晴らしい未来を描いているんだ

を考えることです。

建築が建つ前と、建った後でこの建築があった方がいいよねって思われるようなvisionで締めくくることで、それが自分が立てた全ての疑問詞の回答となり、

聞いている人になるほどね、と思わせることができるわけです。

まとめ

who/where→敷地調査から
(when)

why→リサーチしたことから問題点を

how→whyから空間を設計する

what→結局何したいん?

vision→こんな未来を想像してます


最後に

設計をしていると、一体なにをしたいのだろう、(私の周りでは"病む"と呼んでいます笑)
という状態に陥ることが度々あります。

そんな時この方法をすると自分の考えが整理されて結局自分はこれがしたかったんだということに気付かされます。

その時設計楽しい!と感じるはずです!
(あくまで個人的な意見です、、、)

私はそういう、全てのピースがカチッとハマる感覚を求めて設計という超ドMか、ドSの人しか好まないような、課題に取り組んでいるのでは無いかと思います。

皆さんの設計が少しでもこのnoteを読んで、前に進められたらと願っています!

このnoteの順番でプレゼンを組み立てると、とてもわかりやすくなると思います!

整理されるだけでなく、プレゼンの準備までできてしまう、優れものです笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

もしよかったらスキしていって欲しいです♪
とても喜びます。

これを教えてくれた友達のInstagramも貼っておくのでよかったらフォローしてあげてください!

すずきしん

イラストは出雲千代|デザイナーさんのものを編集させていただきました。

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