江戸時代の絶対アイドルと萌え萌えアイドルたち(番外編)
江戸時代のアイドルも高度経済成長期と経済停滞期の2タイプがいました。 いまでいう高度経済成長期の絶対アイドルは、元吉原や初期の新吉原にいました。 そして江戸中期以降の経済停滞期には、庶民派アイドルが谷中の水茶屋で生まれました。
ちなみにみなさんご存知の吉原という場所は、江戸に2か所ありました。 現在の中央区日本橋人形町あたりあった元吉原、そして台東区千束あたりにあった新吉原です。 元吉原と新吉原の初期は、今で言うところの銀座や六本木みたいなところで何度も通うと恋が生まれるところでした。 いっぽう水茶屋は、今で言うとAKBのようなアイドルがメイドカフェにいる感じでした。 当時は、両方とも現在のブロマイドである美人画がバカ売れでした。さらに面白いことに吉原のアイドル達は、女性にも大人気でした。
吉原の絶対アイドルといえば、薄雲太夫 高尾太夫 勝山 です。
いっぽう水茶屋の庶民派アイドルと言えば、谷中笠森稲荷境内鍵屋のおせん、浅草随身門前難波屋のおきた、両国薬研堀の高島おひさなどがいました。
谷中や浅草にこんな癒し系アイドルのいるカフェがあるといいなぁと妄想する毎日です。 みなさんもそう思いませんか?
谷中の美人に興味を持ちましたら、佐藤 要人さんの江戸水茶屋風俗考をススメします。
吉原の美人に興味をもったら、堀口茉純さんの吉原はスゴイ 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭をおススメします。
さらに秋吉聡子さんの吉原の真実 知らないことだらけの江戸風俗もおススメです。
元吉原と新吉原はこんな感じでカッコよかったと思います。 日光江戸村さんの花魁道中です。
映画なら さくらん 監督:蜷川実花 原作:安野モヨコ 脚本:タナダユキ 音楽:椎名林檎 をみると当時の感覚がわかると思います。 花魁は、まさにファッションリーダなのです。