初の対外的なイベントでそれぞれの役割を担った子どもたち
皆さん、こんにちは。
Arch to Hoop沖縄の事務局担当の繁田です。
今回は、7月に実施したイベント運営活動をご紹介いたします。
バスケW杯1カ月前イベントに運営スタッフとして参加しました!
沖縄でバスケットボールのW杯が開催される1カ月前の7月29日と30日、本大会の日本会場となる沖縄市の沖縄アリーナにて、沖縄市主催のイベント「ONE MONTH TO GO FESTIVAL IN OKINAWA」に、Arch to Hoopは運営スタッフとして参加しました。
当日は、一般のイベント来場者が自由にバスケットボールを楽しめる3x3のコートを自分たちの手で設置し、運営に携わりながらもその場でバスケットボールを思い切り楽しむ、またとない機会を体験しました。
すぐに打ち解ける子どもたちに大人たちもホッコリ
今回参加したのは、NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい、一般社団法人みんなのももやま子ども食堂、沖縄県就学援助児童支援NPO法人エンカレッジに所属する子どもたち。
最初はそれぞれの団体の仲の良いメンバーで固まっていた子どもたちですが、一緒にコート設営をしたり、体を動かしたりしていくうちに、自然と打ち解け合っていきました。
そればかりか、率先して当日のプログラムを模造紙に描いてくれる子、ゲームのスコア係をしてくれる子、恥ずかしがりながらもマイクを使って実況をしながらゲームを盛り上げてくれる子、昼食の沖縄そばを配ってくれる子、それぞれの子たちが大人たちに指示されることもなく、自分ができること&やりたい役回りを演じてくれていました。
みんなのももやま子ども食堂を使う小学5年生の子は、「自分たちはどこかのお祭りに行くとき、“お祭りの今”しか見られないけれど、そのお祭りを作る前や後にはかかわる人たちがどんなことをしているのか、大変さがあるかどうかは体験できないので、そこが一番良かった」と、笑顔を見せていました。
今回のイベントでは一般客にコートを開放。そのコートで遊ぶ子どもたちを見て、「自分たちが頑張ってつくったコートで遊んでいるね。自分が作った料理を食べてくれたときの気持ちに似ている!」「友だちもできたので、一緒にコートで遊びたい!」と、どの子もうれしそうでした。
そんな子どもたちを頼もしく見ていたのは、事務局のスタッフだけではありません。みんなのももやま子ども食堂の主任・菅原さんは、「ほぼ全員が、運営スタッフとしてイベントに参画するのが初めての子。運営の大変さと同時に自分たちがつくったコートで一般来場者がバスケを楽しんでいる姿を見られたのが良かった。裏方で働くことでしか得られないうれしさと充実さがありました」と、子どもたちの成長をまぶしそうに眺めていた姿が、とても印象的でした。
「子どもたちにベストなスタイルは?」を常に模索しています
2日間のイベントは、大きなトラブルもなく、日中は晴天にも恵まれて(2日目の夕方は少し雨が降りました)、無事に終了しました。子どもたちも楽しそうにしていましたが、“楽しい!”だけで終わらないのがArch to Hoopの活動。
エンカレッジ沖縄市教室の教室長・山城さんは、「活発な生徒とあまり活発ではない生徒とで仕事量の差が生まれていました。少し強制的になってしまいますが、シフトなどを組むことでメリハリがつくかもしれませんね」と、次の開催に向けて早くも解決策を練っていました。
また、ちゅらゆい事務局の屋部さんは、「ちびっこも楽しめる“ちびゴール”やコーナーがあると役割も楽しみも増やせそうです。メインコートの脇にフリーゾーンなどがあるといいかもしれません」と、全ての子どもたちが楽しめるにはどうすればいいのか、を関係者は常に考えながらイベントを組み立てています。
メディアに報道&掲載していただきました!
Arch to Hoopの対外的なイベントとしては初となったこのイベント。Arch to Hoopの活動に理解を示していただいた琉球放送(RBC)さんが、夕方のニュース番組で約5分も割いていただき、イベント前日から密着取材をしていただきました。そして、地元の新聞社・琉球新報社さんにもイベントの様子を記事にしていただいています。
次回は、8月に実施したイベントの様子を取り上げる予定です。
これからも、Arch to Hoop沖縄|公式noteをよろしくお願いします。
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