「台湾留学を赤裸々に語る。」中國文化大學生にインタビュー!【台湾留学】
こんにちは!タピオカ留学です!
台湾の北部、台北にある中國文化大學は学科が豊富でアジア系の留学生が多いことで知られる私立大学。その中でも、大眾傳播學系(マスメディア科)があることで有名です。
そんな中國文化大學はどんな様子なのでしょうか?
大眾傳播學系ではどんなことを学ぶのでしょうか?
趣味はk-popとYouTube鑑賞、色んなことに挑戦することをモットーに生きている黒岩澄香さんに今回はインタビューをします!
※この記事は大学三年生の時の澄香さんにインタビューしたものを大元とし、再度今の澄香さんに調整してもらい、原稿化したものとなっております。
Profile
留学について
—台湾に留学したきっかけを教えてください。
澄香さん:留学に興味があり、通っていた高校が台湾留学を進めていたからですね。高校の台湾留学準備プログラムは、何年生でも参加でき、4月・9月のどちらからでも参加できます。今はオンラインになっています。
—中國文化大學を選んだ理由を教えてください。
澄香さん:マスメディア学科がある台北の学校の中で、自分の成績で合格できたからです。
—中國文化大學はどんな大学ですか?
澄香さん:大学は台北市内にありますが、山の上にあるので寮にこもっていたら勉強に集中することができます。また、学科の豊富さが特徴で、演劇学科などもあります。
その他には、アジア系の留学生が多いという特徴があります。マレーシア、日本、インドネシア、香港、マカオ、韓国などの留学生が多いです。
—どのような学校生活を送っていますか?
澄香さん:大学1. 2年は授業を沢山取って部活やイベントに沢山参加していたので目が回るような忙しさでした!現在は少し落ち着いて家庭教師のバイトやTOEICの勉強をしています。
家庭教師はオンラインでやっていて、生徒によるんですけど一人週に30分〜2時間。今は1人の生徒だけを持っているのですが、多い時には10人ぐらいの時もありましたね。
—大学には日本人が多いですか?
澄香さん:多いです!知っている範囲で、学校全体で60人ほどいます。クラスには日本人は自分だけで、その他にマレーシア、香港、インドネシア人がいます。
—寮はどんな雰囲気ですか?
澄香さん:普通です。The台湾という感じの寮で、汚いわけではありませんが、潔癖症の人にとっては厳しいかもしれません。
—今住んでいる場所での生活について教えてください。
澄香さん:私は一人暮らしをしています。山の上の学校の寮に住んでいるとどうしても台湾ではなく山に留学している感覚の方が強いなと感じたからです。家は学校から通える範囲内で、駅近、キッチン付き、コンビニが近い、洗濯機付きという条件で選びました。バス1本で1時間ぐらいかけて大学に通っています。
あと、東京出身なので比べてしまうと、台北はめっちゃ田舎だなあと感じます(笑)
—学科の大変さや魅力を教えてください。
澄香さん:マスメディア学科は、監督になりたい子が多かったです。ラジオ作りや映像制作、snsマーケティングやメディア理論など他にも様々な授業があります。そして美男美女や派手で個性的な子が多かったです。
ただ文化大学のマスメディア学科は座学が多く、受動的に授業を受けているだけでは、単位をとって卒業することはできるかもしれませんが技術は身につきません。能動的に自分で作品作りすることが大事だと思いました。
また、授業が9割中国語だったので英語を勉強したい人は学科選択を慎重にするのが良いと思います。
—お気に入りの授業を教えてください。
澄香さん:戲劇概論という授業です。内容としては、好きな曲を自分たちで選びMV撮影をしました。撮影のために学校のイケメンなどにアポ取りにも行きました。作成は1作品のみですが、製作期間は半年くらいかかりました。
—部活動など何か団体に参加していますか?
澄香さん:熱舞社(ダンス部)、系學會(学科会)、日本同學會(日本人会)に参加しています。
ダンス部は、ヒップホップ、ジャズ、ロック、ポッピング、ブレイクダンスにジャンル分けされており、好きなジャンルを選び先輩の指導のもとダンスを練習する形です。月2回ほど老師(先生)が来てくれて指導があります。
毎年6回の発表会、2回の全国大会、複数回のダンスバトルがあります。2年生になると幹部になります。3.4年は老人(OG)として1年で2回の発表会に希望者だけ出る形です。発表会は、3〜4ヶ月前から練習していき、発表会に近くなると徹夜して練習することがほとんどでした。
日本同學會では、国際weekにて1週間屋台を出しました。幹部は6人いて、迎新(新入生歓迎会)を開いて日本人の後輩と一緒に遊びに行ったりもしました。日本語学科と合同聖誕趴(合同クリスマスパーティー)を開いたり、日本語を教えたりもしました。
—学校行事など何か特別なイベントがあれば教えてください。
澄香さん:学科では宿營(キャンプ)、系學會が主に開催する迎新制服趴(新入生歓迎制服パーティー)、萬聖趴(ハロウィンパーティー)、聖誕趴(クリスマスパーティー)があります。聖誕趴はマスメディア学科と合同でやります。
また外国人サークル(僑生)のイベントも参加しました。参加ハードルは外国の人だと自由に参加できるくらい歓迎されます。このイベントは99%僑生(外国籍の留学生とその両親、またはその片方が中国・台湾の国籍者)ですが、日本人でも幹部になろうと思えば歓迎されます。
—中国語の勉強で、困ったことやおすすめの勉強法はありますか?
澄香さん:発音が悪いとあまり相手に通じないことです。
拼音のアプリやYouTubeを見て勉強しました。後は友達に先生になってもらって沢山練習することが大事です!
—台湾の魅力を教えてください。
澄香さん:日本と比べてストレスフリー!優しい人が多く、偏見が少ないと思います。髪の毛が派手でもモテます!外見重視じゃなくて授業にもすっぴんで行けます!日本人に特に優しく、また、上下関係がないですね。
—台湾の食べ物や商品でお気に入りのものを教えてください。
澄香さん:滷肉飯が好きです♡
—台湾生活で大変だったことを教えてください。
澄香さん:大変だったことは台湾に来たはじめにクレジットカードのパスワードを間違えてお金を下ろせなかったこと。あとは、台湾人が優しいとは言いましたがやはり全員がそうというわけではなかったこと。
そして最初の頃はクラスで友達ができず、仲良くなることに苦労したことです。たまたま英語の先生が私を前に立たせて「一人で四年間台湾に留学すると決めて来ているこの子は凄い!みんな仲良くするように!」と言ってくれてそこで初めて友達ができました。
—逆に良かったことはありますか?
澄香さん:でもやっぱり大きいのはそこで出会えた子たちがいるということですね。その子たちと出会えて誘ってくれたから、熱舞社や系學會など一歩踏み出すのに勇気を出せたこと。そこからまた優しくしてくれる人に出会えたりして嬉しかったこと。ダンスを踊れたことで居場所ができたこと。
他にも日本について話す機会が増えたことで、日本に興味を持ち、好きになれたこと。それで日本史を勉強し直したいと思ったことがあります。
あとはこうやって語れていることですかね。留学は運による部分も大きいとは思っていて、正直かなり精神的に疲弊した部分もありました。それでも仲良くしてくれたり支えてくれる人がたまたまいたから学校を卒業もできた。そんな時間を過ごした中で、人を助けたいと思えるようになったり成長をして、過酷な中でも頑張った自分を好きで、そして信じていられるようになれたと今思えていることはとても大きなことです。
—台湾留学に来る前と今、何か変わりましたか?
澄香さん:性格が丸くなりました。タフになり、いい意味で適当でいいやって思えるようになりました。また、我慢強くなったり、文化の違いや色んな人がいることに触れて視野が広くなったと思います。台湾にいても日本にいても外国人に優しくしようと思えるようになりました。
—もし過去に戻って別の大学を受験するならどこを受けたいですか?
澄香さん:高校で過去よりも良い成績をとって世新大學のマスメディア学科に行きたいですね。
マスメディア学科以外だと英文系、韓文系などの外国語を勉強する学科だと勉強成果が分かりやすいので興味があります。
私はkpopや洋楽が好きなので思い切って韓国や英語圏の大学に留学するのも良かったのかなと思います。
また私は都市が好きなので、東京と同じくらいかそれ以上栄えてる国の都市に留学することも興味があります。
Dcardなどで「〇〇大學 評價」で検索すると学生のありのままの情報も見れるのでおすすめです。大切な人生の4年間なので国と大学調べはきちんとやった方がいいと思います。
—台湾の大学を受験する際に困ったことを教えてください。
澄香さん:大学についての情報が少なかった、悪いところも書いて欲しかった(山の上であり、バイク必須、美味しいご飯屋さんが少ない、アメリカとか北欧系の留学生が少ない、など)ことですかね。
これから
—これからの目標や夢を教えてください。
澄香さん:枠に囚われず自分がどうありたいか、どうしたいかをよく考えて自由に人生を謳歌したいです!
—これから台湾で学びたいと考えている後輩にメッセージをお願いします。
澄香さん:中国語と英語の勉強頑張ってね♡どんなことがあっても笑顔でいれば大丈夫!台湾留学の良いところは、人のあったかいところ。台湾以外の留学もしっかり考慮して、台湾が好きであればぜひ台湾へ!
以上、黒岩澄香さんインタビューでした!
赤裸々に語っていただいたなと感じるとともに、台湾留学はやはり台湾に行く前からもう始まっているなと感じたので準備は大切だなと思いました。
その上で、台湾では様々な経験をできる機会があるなと思いましたし、不安があっても「人の温かいところ」がその不安を和らげてくれる、そんな気がしました。
ありがとうございました!
執筆:Eito
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