宿泊記~シタディーンハーバーフロント横浜~
■初!横浜エリア
東京に来て初めて、というか物心ついてから初めて横浜へ行ってみることに。自分の出身地が港町の神戸なので横浜には親近感を感じているが果たしてどんなところなのか・・・
ちなみに今回東京のホテルではなく横浜のホテルを選んだのは、単に横浜に興味があったのもあるけど東京のホテルがアホみたいに値段が高いのでいったん比較的価格が落ち着いている横浜エリアを選んだことも大きな理由。
東京には値段に釣り合わないホテルも多く散見されるが果たして持続性はあるのか。簡単に値段を吊り上げられる構造に胡坐をかいていると後で痛い目見そうな気もするが・・・
とまぁそんなことを思いつつ。横浜到着。
今回の目的地である「シタディーンハーバーフロント横浜」は横浜駅から更に3駅ほど行った関内駅というのが最寄り駅らしいが、せっかくなのでみなとみらいも見てみたいし、港沿いを歩いて目的地へ向かうことに。
■横浜駅からおしゃれタウンみなとみらいへ
横浜駅から高速をくぐってみなとみらいエリアへ足を踏み入れる。
オシャレスポットとして有名な海沿いや赤レンガ倉庫はもっと奥の方にあって、手前のこの辺りは大企業のオフィス街といった感じ。埋立地という点で神戸のポートアイランドや六甲アイランドと近しいがこの巨大ビル群が並ぶ感じは大阪のビジネスパークっぽさもある。
途中に韓国財閥のLGの日本支社があったのは驚き。
キョロキョロしつつ黙々と歩いていく。
やってたイベントのせいか、なぜかヤンキーみたいなのがたくさんいて治安の悪いパシフィコ横浜(変な名前!)を抜けてみなとみらいの心臓部っぽいところへ。あの観覧車見たことある!と観光気分(観光だけど)
神戸の港エリアといえばハーバーランドなんだけどハーバーより大きい気がするなー、バーベキューエリアとかあるし1日満喫できそう。
途中の立ち寄りスポットとして見たかった横浜ハンマーヘッド!
ここには横浜港から海に臨むラグジュアリーホテル「インターコンチネンタル横浜pier8」がある。よくSNSなんかでも話題になりがちなホテルだけに一目見てみたかった。
といっても中には入れないので外観を見るだけ。
ハンマーヘッドの中はまぁコンパクトなショッピングモールっていう感じ。
ここから船に乗ったりもできるみたい。
さっと見渡して次に。
この記事は1月に投稿してるけど実際に行ったのは12月初旬。ということで赤レンガ周辺ではクリスマスイベント真っ盛りでございました。
みなとみらいからこの赤レンガまで、おしゃれな雰囲気が続いているのでカップルに人気なのはよく分かる。
一人でウロウロしていることに一抹の寂しさを感じないでもないが、まぁ心にそっと蓋をしてホテルへ向かうことに。
でもスケートリンクがあったりそこかしこでイベントやってたりカップルもだけど家族でも楽しめそうなエリアだなぁとは思った。
さてさて、そんなこんなで時間をかけてやって来たのはこちら。
2023年の6月に開業したばかりのシタディーンハーバーフロント横浜!!
■「シタディーンハーバーフロント横浜」とはどんなホテル?
シンガポールの世界的不動産投資ファンド「キャピタランド」の子会社であるアスコット社が運営するホテル。アスコット社は近年日本でのホテル進出も順調に進めており、日本ではシタディーンブランドの他にアパートメント型ホテルの「オークウッド」や最近銀座に開業したことでも話題のライフスタイルブランド「lyf」を展開している。
シタディーンを初めて知ったのは大阪の高島屋別館に入居するという珍しい形での進出をしてきたことから。
シタディーン大阪はコロナ直前に開業してしまった不遇のホテルではあるけれどアスコットの日本法人が直接経営を行うという肝いり感があった。対して今回宿泊する横浜はNTT都市開発が経営を行いアスコットは運営会社の立ち位置。どっちがどうということもないが、やはり国の重要文化財にも指定される高島屋別館に入居するホテルというのは本国からしても重要視せざるを得ないホテルだったのかな。私が大阪にいる間はコロナ禍なこともあってそんなに目立つ感じもなかったけどいまはどうなんだろうか・・・
さて話を横浜に戻すと、建物は17階建て全242室。
特徴はサービスアパートメントを標榜しており、長期滞在者向けに約半数の客室にミニキッチンと洗濯乾燥機を備えている点。客室も24㎡~と価格帯の割には広めに設計されており客室での滞在にストレスがないようにという配慮が伺える。サービスアパートメントらしく55㎡や94㎡という広めの客室もある。
料金は1泊1万数千円〜で泊まれるので東京のホテルと比較すると破格の料金と感じてしまう。東京のホテル相場に毒されてると全国の金銭感覚が分からなくなってしまうので本当によくない。ただ一番大きい94㎡の客室も最大4人で10万円以内で泊まれるみたいなので決して高くなく、コスパいいホテルというイメージ。
■広く感じる設計
エントランスに入って感じるのは天井が高いということ。そのせいか空間全体が広く大きく感じる。この設計はその後エレベーターや客室でも感じることになる。
エントランスを入ってすぐ左側にはおしゃれなウェルカムラウンジが。
個人的には少し入りづらさを感じるラウンジではあるが、ここではどうやらウェルカムドリンクとしてコーヒーが飲めるらしい。
そう、実はこのシタディーン横浜!隣接するカフェ「珈琲館」と提携しており美味しいコーヒーがいつでも飲めることを売りにしているそうだ。なんと朝食も珈琲館のメニューが食べれますというなんとも喜んでいいのかどうかよく分からないサービスを提供している。
とはいえ本格的なコーヒーを部屋でもラウンジでも無料で飲めるのは有難い。
ということでチェックイン。
外資らしく?スマートにチェックインをしていただく。ここ最近若いスタッフが働くホテルにばかり行っていたので比較的年齢層高めで落ち着いた接客には安心感とともにプロみも感じれて良かった。こういう落ち着きとスマートさは身に着けたいものである。
簡単に館内の説明を受けてエレベーターホールへ。周囲が徹底してレンガ造りなのは雰囲気あっていいね。
やはり新しい建物は至る所がきれいでいいね。
ここも天井高くて圧迫感がなくていい。
エレベーター内のフロアサインを見ると7Fにラウンジやらジムやら色々と付帯設備があるではないか。後のお楽しみが増えた。
廊下はこんな感じ。シックな雰囲気の内装。カーペットだけは目を引くデザイン。
■随所に長期滞在向けを感じる客室
そして客室到着。これで28㎡かー。やっぱり広く感じる。
客室はベッド1台にソファ1台、あとはカウンターデスクに食器棚がある。
ベッドはデカめ。
体感だけど欧米客比率は高そうに感じた。インバウンドをメインターゲットにするならこのサイズは喜ばれるだろうね。
あと長期滞在向けだからだと思うけど収納がめちゃくちゃ多かった。スーツケースから服出して畳んで収納したい方にはいいだろうな。
1泊1人利用の私は使うことは絶対にないが。
他にもキッチンではないが食器が入った収納棚が玄関入ってすぐの所に置かれている。
この中に食器類が一通り入っている。センスは謎だが左のライトは異様な明るさを発していた。表面がかなり熱くなりそうな見た目だが別にそんなことはなかった。安心して触ってもらえればと思う。
そして個人的にはバルミューダのデザインやっぱいいなー、と改めて感じた。特にこういうシックな雰囲気のホテルには合ってる気がする。
バルミューダと言えば会社の迷走っぷりが話題になっていたが良い物を作っている会社であることは間違いない。スマートフォンより家電に力を注ぐべきなのではと余計な忠告をしておこう。
ちなみに電子レンジもバルミューダでした。
冷蔵庫も収納多め。これは助かる。
でもキッチンないんだよな。使いこなせるのか?
バスルームは3点ユニット。長期滞在向けならもうちょっと広めでもよかったような気がするけど、客室広めにするならこれが限界なのかも。
しっかりとアイロンも完備。通常貸し出し備品だったり共用部に置いてたりすると思うけど客室内で完結するようにという配慮。こちらも当然私は使わないが連泊するなら有難いよね。
個人的ハイライトはこちらのアナログ時計。部屋のシックな雰囲気にほっと安心感を与えてくれる優しいデザイン。存じなかったがBRUNOという日本の企業の物らしい。
バルミューダもアイロンも日本企業の製品だったけど、日本製の家具家電を置くというこだわりを持っているのかもしれない。
こだわりで言うと、先ほどの廊下のカーペット然りところどころに赤を配色しているようで、ベッドのクッションにも赤のアクセントがあったな。
そしてなんといってもこだわりのコーヒーが用意されている点も注目したい。
味の違いなんかはよく分からないがコーヒーは好きなので後でじっくり堪能させていただこう。ちなみに珈琲館のコーヒーがどのレベルに位置しているのかはよく分からないが、こんな堂々とコラボするぐらいなのでまぁ一定人気はあるんだろうなと推察。
そんな感じで一通り部屋は見終わったのでラウンジに向かってみますか。
■贅沢広々ラウンジ
ラウンジ到着。
思った以上に広い。
建物面積はそんなに大きいわけでもないのにこういうお金を直接生まない共用空間を広々作ってくれるのはゲストからしたら有難い。
雰囲気的にはノートパソコンもって仕事してる感じの人が多かったな?
コンセントの数チェックし忘れたけど十分あるんだろうか・・・
コーヒーマシンが置いてあるので自慢の珈琲館オリジナルブレンドが飲み放題。
最先端過ぎて慣れていない方は使い方が合ってるのかドキドキしながら使用することになるので注意。
そしてこのラウンジンにはなんとテラス席も存在する。
12月は寒くて誰も使ってなかったが暖かい季節には人気そう。
中でコーヒー一杯いただきラウンジを後にする。
■その他付帯施設
続いては館内ジム。
欧米人はウェルネス志向が強いのでホテルにジムがあれば嬉しいという話はよく聞く。
自分はただでさえ運動苦手なのでホテルに来てまで体動かそうとは微塵も思わないがせっかくなのでチェックしてみる。
誰もいない・・・
まぁ来た時間も遅かったけど、24時間使える施設だから誰かしらいるのかなと思った。いない方が写真撮れるからいいんだけど。
こうなると果たしてジムがどれぐらいの割合で使われるのか知りたくなるなぁ。
外資系ホテルでは結構ジムあるとこ多いから人気ではあるんだろうけど、価格帯によっても違ってきそうな気はする。
ちなみにヨガマットのようなものもあって、そんなに広いわけではないけど、一通りの運動はできるように見えた。
続いてコインランドリー。
コインランドリールームも広い。ゆっくりできる。
ただランドリールームはラウンジのすぐそばなので大抵はラウンジに行くと思うけど。
ちなみにこことジムとラウンジの他には同じフロアに会議室もあって、こちらは一般利用もできるようだ。
さて一通り見終わったので部屋に帰って休もうかな。
ちなみに言い忘れていたけどこのホテルの1階ロビー横にバウムクーヘン専門店の「ストラスブール」が入っていて美味しいバウムクーヘンやスイーツが購入できるそう。
私は来たのが夜でチェックアウトが朝早かったのでオープンしているのを目にすることができなかったが、横浜の名店だそうなので宿泊の際には食べてみるのもいいのではないだろうか。
そんなこんなで歩き回って疲れたし次の日も朝早いのでさっさと寝ることに。
恒例の映画鑑賞も今回はなし。
最近なにかと忙しくて映画観れてないなー、次回宿泊の際は必ず!と誓ったところでお休みなさい。
■珈琲館のモーニング
起床。
通り沿いだけど騒音もなく快適な睡眠。
どうやらこの辺りはオフィス街らしく、多くのサラリーマンが忙しなく歩いているのが窓から見える。
さて準備をして朝食会場に向かいましょうか。
最初にお伝えしたとおり朝食はホテル併設の珈琲館にて提供となる。
朝食メニューはトーストやクロワッサン、カレーやパンケーキなど5,6種類(たぶんそれぐらいだった)の中から選ぶ方式。サラダとスープやドリンクはカウンターにてビュッフェスタイル。
まぁクオリティが高いとは思わないけど無難な朝食。決して悪くはない。
ちなみに通常営業もしていて一般客もいるが宿泊客とは席を分けている仕様。
ここの珈琲館のスタッフはホテルのことをどれぐらい把握しているのだろうか?ホテルとか観光についての質問とか結構されそうだが答えられるのだろうか?というかそもそも英語対応とか大丈夫なのか?と心配になる。
そういえば部屋のコーヒーもここのコーヒーも飲んだけど、やはりというか味の違いはよくわかんなかった。普通にちゃんと美味しいのだが逆にまずいコーヒーというのも飲んだことないのでコーヒーはいい意味で全部同じに感じる。とコーヒー通にしばかれそうな感想を残しつつ・・・
なんとなく珈琲館ではゆっくりしづらいのでコーヒー飲むのはラウンジにしようと思いさっさと退席。
あんまり時間なかったけどラウンジのコーヒー飲みながらパソコンで作業してる時間は結構至福の時間だった。
ここは意外とビジネス利用とかワーカー利用に向いているのではなかろうか、もし今後おすすめする機会があればそういう利用を推奨しようと思う。
最後にルームキー紹介。
というわけで総合点高いホテルでございました。
東京のホテル料金高騰の中でこのコスパはかなり良いんじゃなかろうか。
横浜から新宿でも言うて30~40分ほどで行けるので東京観光に来られる方々にもぜひおすすめしたいホテルでした。
こちらが2023年最後の宿泊ホテルで締めくくりには大満足。
楽しく快適な滞在でした。ありがとうございました。
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