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WRA Extra 「被ファウル数からわかる献身性」 判定にまつわるデータ J1第32節 名古屋-横浜FC (池内明彦主審)

公式記録

明治安田生命J1リーグ 第32節
名古屋グランパス 0-0 横浜FC
審判団 主審 池内 明彦 副審1 山内 宏志 副審2 村井 良輔 第4の審判員 植田 文平
警告 横浜FC 手塚 康平(90'+3)
退場 名古屋  ガブリエル シャビエル(82')
シュート数    名古屋  13-9 横浜FC
コーナーキック数 名古屋  3-5   横浜FC
フリーキック数  名古屋  15-8 横浜FC
(J. League Data Siteより作成 https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=24171)

反則にまつわるデータ(Árbitro調べ)

オフサイド

名古屋0回 横浜FC1回

この試合オフサイドは非常に少なく、判定を要するシーンも少なかった。


ファウル数


名古屋 8回 
2回 10ガブリエル シャビエル(うち1回レッドカード)
1回 2米本 拓司 4中谷 進之介 11阿部 浩之 15稲垣 祥 16マテウス 27相馬 勇紀 

横浜FC 14回
3回 3マギーニョ
2回 6瀬古 樹 15齋藤 功佑 23斉藤 光毅 26袴田 裕太郎 30手塚 康平(うち1回イエローカード)
1回 7松浦 拓弥(うち1回ハンド)

名古屋は反則数が少なかった。ガブリエルシャビエル選手は退場してしまったが、その他のシーンではフェアなことが多かったともいえる。ただ、アドバンテージ数は多く、プレーの流れが止まらない程度の反則が多かったともいえる。

横浜FCも反則数は一般的で、繰り返しの反則に該当しそうな選手はいなかった。

被ファウル数

名古屋 13回
3回 15稲垣 祥
2回 10ガブリエル シャビエル 16マテウス 27相馬 勇紀
1回 3丸山 祐市 17山﨑 凌吾 25前田 直輝 34オ ジェソク

横浜FC 8回
4回 6瀬古 樹
1回 3マギーニョ 14志知 孝明 26袴田 裕太郎 30手塚 康平

特筆すべきは瀬古選手・稲垣選手の被ファウル数であろう。やはりボランチの選手は反則を受けやすいのかと思うが、これは瀬古・稲垣両選手のプレーエリアの広さを示したデータともいえるのではないだろうか。

指導者の皆さん、被ファウル数を基に中盤の選手の評価始めてみませんか?(笑)

アドバンテージ数(ファウルをするがアドバンテージとなった回数)

名古屋 4回
2回 2米本 拓司
1回 4中谷 進之介 11阿部 浩之

横浜FC 0回

名古屋のアドバンテージ数は4回であった。なんちゃってアドバンテージ感のあるものも2シーンあったが、結構多かった。

被アドバンテージ数(されたファウルがアドバンテージとなった回数)

名古屋 0回

横浜FC 4回
1回 6瀬古 樹 9一美 和成 15齋藤 功佑 30手塚 康平

ここでも登場しました横浜FC6瀬古樹選手。これだけファウルを受けるとイラつきもするものだと思うが、瀬古選手は非常にクレバーにプレーしていた。とてもいい選手だと感じる。

ファウル・アドバンテージの時間(ファウルをした側のチームの回数)

ファウル・()内はアドバンテージ
0分~15分
名古屋2回 横浜FC0回
15分~30分
名古屋2回(+Adv.1回) 横浜FC3回
30分~45分
名古屋0回(+Adv.2回) 横浜FC2回

前半合計
名古屋4回(+Adv.3回) 横浜FC5回


45分~60分
名古屋1回(+Adv.1回) 横浜FC5回
60分~75分
名古屋0回 横浜FC1回
75分~90分
名古屋2回 横浜FC4回

後半合計
名古屋3回(+Adv.1回) 横浜FC10回

後半横浜FCの反則が多くなった。特に最後の15分間は数的有利の時間帯が多かったにもかかわらず、横浜FCの方が反則が多いというのも興味深い。

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