神経症者に足りない3つのこと。


個人的な体験と興味もあって、神経性についての記事をよく書いてるのーむです。

以前の記事で神経症の原因や改善策を提案しました。

※この記事もよければご覧あれ。ぶっちゃけ、結構ためになると思います。


でも、本当のほんとに神経症の人に足りて無いもの(心理作用的な?)をまとめて書いては無かったので、

本記事では対処療法ではなく、根本的に欠けているものを紹介していきたいと思います。

三つのコト。


①待つこと。


神経症のひとはせっかちさんが多い。
特に自分の状態や思考に対して悩みすぎるところがあるんですね。

これは性格とも言えるし、不安神経症になったことで露出した部分もあると思います。

ですから、うつとか双極性障害の人については『よく休んで下さいね。』と言えるんですけど、神経症の人に対しては『待つことを覚えてください。』と言ってみたい。

解決できない問題についてはほっといて、解決できることに絞って行動することをおすすめします。

つまり、確実なことやゼッタイに無理でしょみたいなことは切り捨てて、

『たぶん行けるかな、、、?』と言える問題に着手してほしいわけです。

そうすると無気力感が抜け、やりがいみたいなものもまた生まれてきます。

チクセントミハイが言ってる『フロー』に入っていける時間が増えていく。

神経症者には確実ではなく、不確実。

不確実な問題にチャレンジしていきましょう!!



②動くこと。


考えるばっかりで、動くことはしない。

それで本当に満足か?

多くの人は『NO』と言うと思います。

しかし、不安症・神経性的な人は行動がニガテ。

先々のリスクを考えすぎて、結果的に行動できない。

先々を考えすぎるから、フロー状態にも入れない。

こういうの僕自身も経験あります。


でも、すでに頭の中にはやりたいことがあるんじゃないですか?

『やらなきゃ、、、』と思ってることがあるのでは?


答えは単純です。

それをそのまま行動すればよし。

不確実な問題にチャレンジすることは心地よい疲労感を生んでくれます。

そして、この疲労感が不安症を治療する万薬なんです。

人に『楽しい!!』を産み落としてくれる幸福の鳥。

もっとも、穴倉の中に産み落とされる卵はありません。

外に出て、陽の光を浴び、がむしゃらに踊る者にだけにそれは降ってくる。

とりあえず何かやってみましょう。

マジでオススメです。



③保つこと。


神経症に限らず全部のメンタル疾患の人に言えることですけど、コミュニケーションが苦手な人が多い。

それは人とのコミュニケーションだけでなく、物や概念に対する距離感ですね。

コミュニケーションは近すぎても遠すぎてもよろしくないのですが、いかんせん極端な人が多い。

ですから、中間に保つことをやってほしいわけです。

やりすぎだと感じたら手を抜く。
手を抜きすぎていたら力を込める。

ただ、この加減がまぁ難しい。

◉ノートに書く。
◉人に話す→反応を見る。


この二つが調節には有効なんですけど、聞いてすぐできるものでもありません。

ある程度の慣れが必要。

ですから、早くからフィードバックの癖をつけることをオススメします。

自分で考えたものの吐き出し。

そして、吐き出したものに対する評価を見てみる。

特にSNSを使った発信のよさはここにあると思います。

①と②を同時に行えるという点で、情報発信を強くオススメします。



まとめ

◉神経症者に足りないもの。
①待つこと。
②動くこと。
③保つこと。


神経症・不安症は心因性だと思われがちだけど、実は脳や臓器系も強く影響している。

神経過敏な自分を責める必要はないけど、もし治すとしたら長い目で見るべき。

なぜなら、脳や臓器の動きを変えるのはそう簡単じゃないから。

強みを伸ばしつつ、ちょっとずつ神経過敏についても気にかけていきましょう。

決して『神経過敏を治そう!!』
と思い切らないほうが賢明。

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