自己肯定感が存在しない3つの理由。



①体調の問題だから。

-思考とは、感覚の影である。-

『悦ばしき知識』 フリードリヒ・ニーチェ



思考をつかさどる大脳新皮質はどっちつかずな性格なんですね。

多くの臓器系、神経系に影響を受けるし、脳の中間にある辺縁系(恐怖を感じる部分)と密接に関係しています。

ですから、自己肯定感が低いとか考えちゃうのって実はそのときの体のコンディションに強く影響されている。

例えば僕ってどっちかと言うと無神経で鈍感なほうだと思うんですね。
自分で言うのも何ですけど。

それでも神経症になった半年前から、不安を感じやすく自分を責める時間も増えています。

ということは私たちの性格が問題なのではなく、私たちの生活習慣が問題なのです。

会社でうまくいかない、、、
上司にこんなこと言われた。
何で私はいつもこうなんだ!!


こういうことを考えちゃう理由は、もちろん悩みの原因もありますけど、大概は生活習慣が悪いからそうなってる。

脳は嫌な情報を最低でも三日で忘れさせてくれます。(※これは脳科学的なはなし)

ということは、三日で忘れさせないように脳を破壊して悩みを増強させている人がいるはず。

それが私たち。

結局のところ、自分でじぶんの首を絞めているだけなんですね。


単純に考えてみると本質は見えてきます。

※生活習慣を改善したいひとへ。



②人はヒトを愛するから。

-人間は、ポリス的動物である。-

『政治学』 アリストテレス


体調などの個人的な問題もありますけど、そもそもですよ?

そもそも、人は他人の助けがないと生きていけないのです。

ですから、本能的に自己を否定して他者を肯定する感覚が備わっている。

逆に、死なないように自己を肯定して他者を否定する本能も持っている。

ようはバランスの問題。

自己肯定感が高くても低くてもそんなのどっちでもよくて、大事なのは真ん中。
つまり、自己肯定感とかそもそも考えないほうがいいんですね。

高くても低くても問題があるんだから。

だって、子どもが自己肯定感がどうのこうの考えますか?

俺は幸せだ。
そう本気で思ってる人が自己肯定感なんて考えますかね?

たぶん一秒もそんなこと考えないでしょうね。

そんなこと考える暇があればいろんなことしたいから。

ですから、自己肯定感とか考えちゃう人は『過度に他人に干渉されている』か『自分本位で考えすぎている』のどちらかに属します。

もし前者であれば趣味や没頭の時間を増やせばいいですし、後者であれば一日一善、アウトプット、情報断食から始めてみては如何でしょうか?

前者はうつ病、後者は神経症に親和的な性格ですからメンタル疾患の予防にも効果的です♪


③自己肯定感は衰退の道。


これは自己肯定感の話とはちょっとズレるかもですけど、うまくやってる人は適度な自己否定感を持っている。

お金をいっぱい稼いでる人とか、能力のある人。

いわゆる自己肯定感が高そうな人は自己否定感も持ち合わせています。

なぜなら、自己否定感こそ自分を成長されてくれる能力にほかならないから。

自己肯定感というのは『今のままでいいか。』
そう思うこと。

でも、今のままでいいは究極の自己欺瞞であり、もう成長しなくていいと言っているのと同じなんですね。

ですから、変に自己肯定感を持とうとなんてしなくていいんです。

自己否定感を持ってる時点でOK。

本当の意味でそのままでいいのです。

僕個人の意見ですが、本当の自己肯定感とは自己否定しちゃう自分を受け入れたときに初めて生まれるものだと確信しています。

受け入れた上でどうするか?

本当に重要なのはそこだと思います。


まとめ

◉自己肯定感なんて必要ない。
①体調の問題だから。
②人はヒトを愛するから。
③衰退の道だから。


生きてるんだから、誰にでも自己肯定感は備わっているはず。

良いところ悪いところがそれぞれあって、どちらに注目するのかはその人次第。

自己肯定感は性格ではなく、考え方だとつくづく感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?