メンタルが病むトリガーと3つの解決策。


最近はどーもやる気が出ないのーむです。

メルタルが病む理由って、違いはあれど原理は一緒だと思うんですよ。

そして、本記事はその原理について取り扱った記事。

コレを読めば、メルタルが病む理由からその解決策まで一通りわかると思います。


1.本能は変わらない。


人間には脳がある。

脳には辺縁系があり、それが神経系と密接に繋がることで各器官に正確な情報を伝達している。

ホルモンが分泌され、それが脳の受容体に作用。
以降、それの繰り返し。

原始時代の人間からこの機能は変わらず、わたしたちのホメオスタシス(恒常性)として体を駆け巡っている。

そして、ストレスがかかるとはまさにこのホメオスタシスに異常が出ることに他ならないんですね。

性格とか考え方とか。

ぶっちゃけそんなのは1割ぐらいで、残りの9割は環境なんです。

そう、ストレスというのは環境なんですね。

環境に異変があるからこそ、原始脳である辺縁系がグルグルし始めるし、だからこそ不安の源である扁桃体や海馬が悲鳴を上げる。

その悲鳴に晒され続けると、眠っていた悪い遺伝子がスイッチオン。

結果、その人に適正ある疾患が発病する。

発病しないようにするためには、まず逃げ道や他のプランを確保すべき。


シマウマは逃げますよ?

ウサギも、蛇も、ペンギンだって逃げます。

なのに、より高度な知能と感性を持っている人間がなぜ逃げることを選択しないのか?

不思議な話ですよね?

動物は逃げる。

その結果、病んだり自殺したりはしない。

でも、人間は逃げないことを選択できる。

結果、病んだり死にかけるような思いをすることもある。

もし、自分の体に気をつかっているなら、逃げ道・プランBを確保してから何かに取り組むこと。

人間は1%の力でも、60%でも走れます。

長い目で見ていきましょう♪



2.危険な『どうしようもない感』


病むのは責任ある上層部よりも、下層の労働者層のほう。


よく鬱をやるのは責任感が強い人。
ネットとかでもそう言われていますけど、コレには付け足しが必要。

責任感が強いのに、そのエネルギーを何処にも持っていけない人。

そんな人がウツをやることが多い。

逆に言うと、病みにくいのは責任感がない人or責任感を発散させる場所がある人。

どれだけストレスがあっても、自分でじぶんをコントロールできている感覚があれば病むことはありません。

やるせない『どうしようもない感』。

コレが危険なんです。


3.解決思考


ここまで①ストレスは環境、②責任感の発散の観点からなぜ人は病むのか?

この問題について考えてきましたが、ここからはより実用的に、どうやればストレスを溜めないように出来るのかを見ていきます。

ポイントは①逃げ道、②発散、③生活習慣。


①逃げ道


まず逃げ道については本当に大事だと思うんですね。

◉逃げ道を作る方法

①他のプランも持つ。
②『ほぼ』思考
③国に頼る。


①他のプランも持つ。


例えば、就職したとしても『嫌だったら転職したらいいや。』と気構えていれば楽です。

また、本当に辛かったら精神科で診断書もらって6ヶ月休めばいい。

休業補償で食いっぱぐれることはありません。

◉精神科にかかったほうがいい基準。
①激しい苦痛を感じている。
②社会生活が困難。

※人により基準は異なりますが、基本この通り。


②ほぼ思考


もしくは、この計画を毎日継続する、、、のではなく『ほぼ』毎日継続するという風にすれば気持ちが安定します。

『こうあるべき』ではなく、『ほぼこうあるべき』。

完璧な奴はそういません。


③国に頼る。


さらに、もっと言えば国に頼ることは最強のカードです。

ヤバければ国に頼ればいいのです。

恥じらいなんて必要なし。
死ぬほどキツかったら何にでも頼っていきましょう。何にでも。



②発散


精神医学では、疾患を発病させるドロドロした黒いものをリビドーと言ったりします。

そしてこのリビドーは責任感、ストレス、怒りなどから生まれ、私たちは日々無意識下にこのリビドーを封じ込めている。

もし、リビドーを発散したければ人間の本能的な欲求を持ってしなければなりません。
リビドーは無意識に溜まっていって、最終的に爆発して意識上に現れるものです。

ですから、アルコールとかストレス発散に使ってる方がいますがあまり意味を成していません。

というかむしろアルコールが含んでいるストレスホルモンがリビドーの蓄積を促し、睡眠にも悪影響を及ぼす。

体の外から入れるものは大概意味を成さないんですね。

じゃあ、どうやって発散すればいいのか?

◉リビドーの発散法。
①運動
②コミュニケーション
③適正のある趣味
④新しいこと。
⑤ささやかなポジティブ


①運動


運動は最強の発散法です。

運動をする人とそうでない人とでは、精神疾患になるリスクが75%も下がった。
そんなデータもあるぐらい凄いです。

もっというと頭が良くなります。

運動時に出るBDNF(神経細胞の素)が頭の老化を防ぎ、回転を良くしてくれる。

さらに、脳が活性するので楽しくもなってくる。

メルタル予防、頭良くなる、楽しい
のまさに一石三鳥。

運動はオススメです。

※具体的には一日30〜45分。一週間で四時間以上の有酸素運動をオススメします。


②コミュニケーション


コミュニケーションをすると幸福物質であるオキシトシンが分泌される。

すると、リビドーが発散される。

具体的には寿命が伸びます。

ボランティアをするおばちゃんとそうでない人。

早期死亡のリスクが45%も低下したと発表されています。

この効果は短期的にもそうで、コミュニケーションに積極的な人のほうがやっぱり幸福度は高い。


と、そんな情報がある一方で、日本人の半数は友達と呼べる人がいない。
そんなデータもあります。

みんなコミュニケーションは苦手なんですけど、やっぱりちょっとは必要。

そこでオススメなのが敷居を下げること。

もう二回三回話せば友達でいいんですよ。

一週間に五分も話せば友達なんです。

毎日のように遊んでいるから友達ということではない。

どんどん敷居を下げていきましょう♪
(もちろん、迷惑をかけない範囲で。)


③適正ある趣味


チクセントミハイという心理学者が『幸せはフローにあり。』と言っています。

チクセントミハイのメンタルレベル


自分に適正のあることで、尚且つそこそこムズイ挑戦をすること。

それがフローに入る条件だと彼は言っています。

そして、このフローを得るための時間が趣味だと言えると思います。

体が震えるような経験しませんでしたか?

全能感を感じるような経験は?

振り返ってみてください。必ずあります。

というか、もうあるんじゃないですかね。

それを一日一時間でもやれてればもうOK。

それの難易度をどんどん上げていけばフローは続きます。

結果的にリビドーはものすごく発散される。

メルタルに異常をきたすこともなくなるのです。


④新しいこと。

https://coach-liberte.comより


コンフォートゾーンとは快適な習慣のこと。

毎日をそこで過ごし、そうやって生きている。

もし、日々の鬱憤を晴らしたいのならそこから出て行く必要があります。

出てどこへ行くのか?

それは自分がやったことないことや場所。

そこへ行ったり、見たり。

もしくは新しいチャレンジでもいい。

まったく自分には合ってないようなことを敢えてやってみる。

そうすると見えてくるものがある。

子どもは常に成長の領域にいる。

だから毎日が楽しい。

でも、成長の過程で徐々に安定の領域を作り始める。
そして面白くなくなってくる。それは全部経験しているから。

もし、大人が成長したいなら勇気を持って新しいことをやるしかない。

本能と意志の間に架けられた綱を、自分自らの勇気で渡る必要がでてくる。

ここに関してはコツとかはありません。

やるしかない。


⑤ささやかなポジティブ


この章で最後に紹介したいのが、ささやかなポジティブ。

電車で綺麗な人がいた。
昼飯が美味しかった。
面白い動画を見た。


もう、それで良くないですか?

そういうささやかな喜びを脳裏に刻みつける。

それを夜寝る前にノートなんかに書き出してみる。

もし、それを一週間続ければ幸福度が20%は上がるはずです。

そして、もっと小さな喜びにも目を向けられるようになる。

どんどんポジティブ思考になっていきます。

本当にオススメです。


③生活習慣


生活習慣は命。

具体的には以下の通り。

①一日七時間以上の睡眠。
②一日30〜45分の運動。
③スマホ制限(一日三時間まで)
④アルコール・タバコを止める。
⑤カロリー制限
⑥朝日を浴びる。
などなど、、、


まあ、そのままなのでここでは紹介しませんが、より詳しく知りたい方は以下の記事へ。



まとめ

◉メンタルが病む理由と解決策
①逃げ道がない。
②発散すること。
③生活習慣命


-人生の苦労を持ちこたえるには三つのものが役に立つ。希望・睡眠・笑い。-

イマヌエル・カント

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