読書感想文(347)歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』


はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は有名なミステリー小説です。
タイトルはかなり前から知っていましたが、手に取る機会がなかなかありませんでした。
最近、ミステリ欲が爆発したので、読むことにしました。

感想

面白かったです。
正直、終盤まで結局どう話が収束するのかわからず、行く先のわからない舟に乗っているような気分でした。
最終的には、ミステリ要素というよりはヒューマンドラマ的な部分に惹かれました。

序盤から、なんとなく騙されているなぁとは感じていたのですが、どこをどう騙されているのかわからず、終盤に明かされて色々と納得しました。
本筋からするとそれほど重要でない部分が意味深に書かれていたような気もしますが、それがミスリードだったのか、それとも別の意味を持っているのかわかりません。

ミステリーのトリックは色々とありますが、私はこの作品に使われるようなトリックはあまり好みではないような気がします。
トリックで良いなと思ったのは夕木春央『方舟』や相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』などです。

ミステリもたくさん読めば、自分の好みがもう少し詳しくわかりそうな気がします。

おわりに

今回はネタバレ無しでいこうと思うので、こんなところで終わっておきます。
これからもしばらくミステリを読もうと思っています。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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