読書感想文(146)井上堅二『バカとテストと召喚獣 12.5』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

遂にバカテスの最終巻です。
最近途中から読み始めたのでそれほど長い道のりだったようには感じませんが、なんとなく懐かしい気持ちになっています。

感想

やっぱり面白かったなぁと思いました。
思え
ば中学生の頃にこのシリーズを手に取ったのは、友人のオススメがきっかけでした。
友人Aが「はがない」を買い、友人Bが「これゾン」を買い、私が「バカテス」を買い、皆で貸し借りしていました。
結局二人とも完結までは買わなかったのですが、私は高校生になってからもバカテスの新刊が出るたびにコツコツと買って読んでいました。
偶然私がバカテスを買う役だったおかげで、この作品が今手元に残り、こうやって読むことができるわけですね。
本の感想とは少しズレますが、私は本を買う一番のメリットはこれだと思います。もしバカテスを買っていなければ、私はこの作品を読み返すことはなかったでしょう。本棚に並べて普段から目に入っていたからこそ、「久しぶりに読もうかな」と思ったのだと思います。

さて、内容についてですが、いつも通りバカでした!笑
不幸を押し付け合ったり、イヤらしいことをしようとしたり、本当にいつも通り。
そしていつも通りの調子で卒業式になり、2年生が終わります。
卒業式の話は姫路さん視点なのでいつもよりもバカさ加減は少ないですが、ラストにふさわしいお話で、終わってしまうこと、そして続いていくことが心に残りました。変化があるからこそ面白いというのもわかりますが、やっぱりお別れは寂しさもあります。
ちょうど年度が変わったこともあり、これから人間関係がどう変わっていくのか不安と期待があります。でもあと数年したらそれほど大きな出会いや別れは頻繁にはないのかなぁとも思いました。出会いと別れは青春の一部なのかもしれません。

バカテス全体の感想としては、やはりいつまでもこのバカで真っ直ぐな心を持ち続けていたいということです。
私は子供の頃からそれなりには良い子ちゃんの道を歩んできたので、明久達に憧れもあるのかもしれません。
でも自分なりに精一杯バカでいたいのです。
バカってほんとに素晴らしい。そう思わせてくれる作品だと思います。

おわりに

ということで、久しぶりにバカテスを最後まで読み直しました。
たくさん笑ったけれど、中学生の頃に比べたら我慢できるようになった気がします笑。当時は電車で一人笑う不審者をやっていたもので……笑。
いつか社会に疲れたら、またこれを読もうと思います。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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