読書感想文(222)スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』(門田美鈴訳)

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久々に『チーズはどこへ消えた?』を読みました。
きっかけは『7つの習慣』を読んで、思い出したことです。

感想

やはり良いことが書かれていました。
変化を恐れないこと、変化を楽しむことが大切です。
ただ、時代の変化については、抗うべき時もあるのではないか、と思います。
なぜなら、全員が変化を無条件に受け入れてしまえば、世の中は変化を起こせる人々の思うがままになってしまうからです。実際、現在は大衆には届かない所で様々な良くないことが起こっていると思います。自分の原則に反する変化に対してはノーを出す勇気もまた必要でしょう。逆に、変化を拒むことを恐れないということです。変化した方が都合が良いとわかっているのに、変化しない勇気を持つこと。こちらの方が難しいように思います。

いつのまにか自分がチーズのない状態に慣れてしまっていたことに気づいた。

P41

これは現実で言えば、例えば「サービス残業が多いことに慣れてしまった」などに置き換えることができると思います。
私は「休日が少ないこと」に慣れる前に、転職を決意しました。既に来年度の職は決まっています。

だが、もう一度迷路を走り回るのは気が進まなかった。きっと道に迷ってしまうだろうし、どこにチーズがあるか皆目見当がつかなかったから。

P37

これは現実で言えば、社会人になってから新しいことを勉強するのが億劫になるのに近いように思いました。
学生の頃は半強制的に沢山の新しいことを勉強していましたが、一旦その「苦役」から解放されてしまうと、元の勉強生活に戻ることに抵抗を感じてしまうように思います。
私は新しいことを学ぶのは好きですが、英語を改めて勉強するのは、正直ちょっと抵抗を感じてしまいます。やり始めたらなんだかんだで楽しめそうではあるのですが、なかなかその一歩が踏み出せません。

おわりに

一時間足らずでサラッと読み終えましたが、変化を柔軟に受け入れる大切さを再認識できたので良かったです。
また近いうちに『Good Luck』も読みたいと思いました。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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