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大学受験の英語:テストの重要性その2

こんにちは。札幌で英語講師をしているアラと言います。

英単語を覚えるのにもテストの要素を持ち込むことが欠かせません。単語帳を使うにしても、フラッシュカードを使うにしても、自分で自分をテストする作業を取り入れましょう。単語帳であれば赤シートを用いるといいですね。

札幌の高校生を教えていて思うのは、単語のテストが軽めだったり全くやっていない学校が結構あるということです。これはテストの実施には手間がかかることが最大の理由だろうと思います。

しかし、高校生というのはやらなきゃいけないことをきっちりできるわけではないのです。つまり、高校生ではない人と同じです。おじさんだろうがおばさんだろうが、おにーさんだろうがおねーさんだろうが、やらなきゃいけないことになかなか手をつけないことでは全く同じなのです。なので、やらなきゃいけない環境を、単語学習にも用意してあげたいものです。一人ひとりの根性に任せてもあまり良いことはありません。

というのも、今年(2020年)英検一級を受験、合格してしみじみ思ったのは、僕のような凡人はテストがないと勉強しない、ということです。外国語の学習は人生を豊かにする、と口では立派なことをいっても、毎日コツコツ勉強するのは実際には難しい。

ですので、学校も単語テストをもっと利用してほしいと思っています。何度も「単語、ちゃんとやってね。」と言うだけではなかなか人は動きません。「テストするぞ。」の一言の方が効きます。

とはいえ、高校生ともなるともう十分賢いので、20語くらいの軽めのテストだと、テスト前の10分で必死に覚えて70%正解し、「単語はちゃんとやってます。」と申告するくらいのことは朝飯前です。単語学習の重要性を伝えるためには、量を増やす、ランダムに出題する、抜き打ちにするなどといった工夫が必要です。

僕の授業では毎回100語のテストをしています。回答から丸付けまで素早く正確に行うことで、書類作業にも慣れてもらおうという狙いもあります。日々の勉強から本番まで、書類をバサバサやるのが上手いと何かと効率がよくなるからです。

次回は単語学習の重要性について書きたいと思います。

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