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大学受験の英語のはなし:3つのワナと最近の傾向

こんにちは。札幌で英語講師をしているアラといいます。

日々受験生の授業をしていると、彼ら彼女らの勘違い、思い込み、そしておそらくお友達の間で流布しているのであろうウワサの存在を感じます。若い人たちにとって、この三つのワナの影響はすごく大きいです。

例えば、自分は本気になれば一日10時間は勉強できる、といった勘違い。一日のうちにそれだけの勉強をするには、毎日の生活の中で長い試行錯誤が必要です。勉強する場所や時間の捻出、家族の協力など、いろいろ工夫して調整しなくてはいけないことが山ほどあるのです。本気になったからいきなりできる訳ではありません。

そして、部活を引退してからでも間に合う、という思い込み。これは個人の勉強習慣と志望校による、としかいえないものです。この思い込みはどことなく、競争相手の存在を都合よく見ないようにしている感じがします。部活をせずに勉強を頑張ってきた競争相手を数ヶ月で追い抜くのですから、本来それは並大抵のことではないはずです。

さらに、〇〇大学の英作文は白紙でも合格できるらしい、といったウワサです。札幌ですと、やはり北海道大学にまつわるウワサがたくさん出回っています。過去問をちゃんと見てしまえば、どうしたって大学側の本気が伝わってしまうので、そんなウワサに振り回されることもないのですが。こういうウワサに右往左往してしまう生徒さんには、将来詐欺に引っかかるなよ、と願うばかりです。いや、直接注意しますけどね。

個人的な印象では、偏差値高めの大学の入試英語は、年々難しく、そして長大になる傾向を感じます。明らかに多くの大学が、上記の三つのワナにハマった子たちを振り落とそうとしています。この大学受験の英語シリーズでは、難化を続ける入試の英語とどう向き合っていくべきなのか、というお話しをしていくつもりです。

次回は英語の勉強をする中で、受験生が陥りがちなことについて書こうと思います。

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