専門実践教育訓練で学び直し:ディープラーニングや鍼灸師、早稲田大の講座も
国の実施している、「専門実践教育訓練」って知ってますか?
教育にかかった費用の助成が受けられる制度で、雇用保険法の改正により平成26年(2014年)に始まったそう。
(あんまり知られてない気がする)
類似の制度で、「教育訓練給付金(教育訓練経費の20%(上限額10万円)、訓練期間:最長1年間)」というのがありますが、「専門実践教育訓練給付金」は、それよりもより専門的で実践的な教育に対し、教育訓練経費の最大で70%(最長3年間の訓練期間で上限額は168万円)が給付されるという制度です。
より太っ腹ですね。w
しかもこの金額条件は平成30年(2018年)から増額されたんです。国も人生100年時代を見据えて、働き方改革を進めてきてるということでしょうか。
実際の受給資格は
専門実践教育訓練の教育訓練給付金の支給対象者は、次の1または2に該当し、厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練講座を修了する見込みで受講している方となります。
1 雇用保険の被保険者(※)(在職者)
専門実践教育訓練の受講開始日に雇用保険の被保険者である方のうち、支給要件期間が3年(初めて教育訓練給付金を受給する場合は2年)以上ある方
2 雇用保険の被保険者であった方(離職者)
受講開始日に被保険者でない方のうち、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(妊娠、出産、育児、疾病、負傷などで教育訓練給付の適用対象期間が延長された場合は最大20年以内)であり、かつ支給要件期間が3年(初めて教育訓練給付金を受給する場合は2年)以上ある方
そう、在職者だけでなく、離職者でも雇用保険に入っていた期間が2年以上で、退職してから1年以内であれば条件を満たす可能性があります。
実は、私もこの制度を使って離職後に、オンライン通信制大学のビジネス英語講座を実質半額で受講することができました。
(残念ながら2019年は対象講座ではないみたい)
支給額は
専門実践教育訓練給付金の支給額は、教育訓練経費の50%(年間上限40万円)となります。
また、専門実践教育訓練の修了後1年以内に、目標として設定した資格を取得等し、雇用保険の被保険者となる就職をした場合は、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)で専門実践教育訓練給付金を再計算し、既支給分の差額を支給します。
私の場合は、修了後会社員にはならなかったので50%の給付でしたが、もしいい縁があってまた会社員として雇用保険の受給者になっていたら、70%が支給されることになります。
対象講座
2019年どんな講座が対象になっているかはここで見られますよ!
なかでも、早稲田大学のこれとか面白そう
・21世紀のリーダーシップ開発(履修証明プログラム:120時間)
申請期間
2019年3月25日(月)~2019年4月5日(金)※締切日消印有効
ほかにも
パティシエ養成や、ペットトリマー、鍼灸師など2年くらい専門学校に通う前提の、まさに専門職コースもあったりします。
申込期間が超限定されてるので、急げ!
要注意なのは、いつでも申込みができるわけではなくて、通学制のものは実質年に1回もしくは2回くらいしかタイミングな無いこと。
4月開講とかが多い。
まずは、ハローワークに行って受給資格があるのかの確認書をもらうところからスタートして下さい。
その後、厚生労働省っぽい独自のジョブ・カード(職務経歴書みたいなもの)を提出してカウンセリングを受けたり、大学講座の場合は入学資格の証明のために高校の卒業証明書を取り寄せたりと、結構時間がかかるので、まずはとにかくハローワークへ急げ!というのが私からのアドバイスです。
随時受け付けている講座もある
ディープラーニングが学べるこちらのコースは毎月受付なので、自分のタイミングに合わせられていいかも。
・株式会社 キカガク ディープラーニングハンズオンセミナーChainerコース
そんなわけで、すごく使いやすい制度とは言えないし、そもそも雇用保険加入社=サラリーマンだったひとじゃないと利用できないというのも、フリーランスに厳しい社会だなと思いつつも、せっかくの制度、検討して見る価値はあると思います。
私は、利用してよかったです!
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