ダイス船長かく語りき
11月2日
一週間以上ロードに乗ってなかった。
大袈裟な話ではなく、ロードに乗ってない日々はつまらない、虚無な、脱け殻な、消耗するだけの日々だ。
本当にそう思う。
生きていく為には必要な日々なのかもしれないけれど、そんな人生嫌だな。
どうにかしたい。真剣に考えてみよう。
今日も前回と同じルート
日曜に比べて車両の数が多い。
信号立ち上がりで大型車には「お先にどうぞ」とジェスチャーすると反応良く抜いてくれる。
よく大型車に幅寄せされて怖い思いをしたという話を目にする。確かに自分もある。
一概には言いきれないけど、大型車のドライバーはやはり運転が上手いから、幅寄せにも何だか自信を感じるというか、怖いけど幾ばくかの安心感を感じる。
道幅は十二分にあるのに、なかなか抜いてくれない軽自動車の方が気を使ったりする。
安全運転を心がける。車も多いしね。
橋の上にはもう通勤の列が。まだ7時。
あ、明日は文化の日。僕は今日から連休。明日は祝日、道も橋もすいてるだろう。
いつもの恩田川の右岸をひた走る。
この頃には大分足が売り切れ状態。
10日間くらいで筋力は退化するみたいだ。
いつもだったら鶴見川に合流してすぐに左岸に渡っていたけど、今日はずっと右岸を選択する。
始めて走る右岸は新鮮でテンション上がる。連休の幕開けの冒険だ。
尾根幹を走っているときに若いサイクリストが抜いていった。
自分も若い頃にロードの楽しさを知っていたら人生変わっていただろうな、と思った時に降ってきた。
ダイス船長かく語りき
♪冒険してぇんだ
ダイス船長が言ってたよ
冒険してぇんだ
いい歳した俺も思ってる
冒険してぇんだ
だったら簡単踏み出せよ
大海原に踏み出せよ
勢いつけてイカダで船出
風を感じて潮流読んで
水平線の向こうを睨んで
帆を張り舵取り進路を決めて
目指せよ夢見たフロンティア
#順風満帆速度は最高
頼りなくてボロけたイカダだけど
まだまだ進める波を切り裂ける
緩んだ麻縄ふん縛るその両腕には
まだまだ力が溢れてくる
眩しい光に眼が眩んだって
信じて進めよその先には
何かがあるはず諦めるな
流される者は淀みにはまる
お前は違うだろその手をかざして
眩しい光の先を見てこいよ
冒険してぇんだ
青臭いって言われたって
冒険してぇんだ
このまま尻すぼみなんてやなこった
冒険してぇんだ
まだ何かあるはず俺の人生
そんな思いが捨てられない
仲間はみんな大人になって
これが幸せだと笑ってるけど
どうして俺は笑えない
何かがあるはずとどこかで感じて
そこにはなぜか確信あって
このままじゃ絶対後悔すると
見えない力に追いたてられる
信じていいのかこの気持ち
信じていいのか自分自身
信じてみようぜ一回くらい
道を狭めてきたのは己だったのさ
#
人生は冒険ですよね。
そうあってほしいですよね。
明日も走るぞ!
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