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休日アウトプットのすゝめ

今年も残すところわずかとなりました。こちらにアクセスいただいているみなさんはやり残したことはありませんでしょうか?
僕は、やり残したこと”ありまくり”ですが、なんとかできる限りのことをやり切って新年に向かおうという気持ちでおります。

そんな”ありまくり”のうちの一つである、本記事の執筆ですが、こちらはSun* Advent Calendar 2022  20日目の記事になります。

Sun*は、デジタル・テクノロジーとクリエイティブを活用できる最適なチームを編成し、社会をアップデートしていくための価値創造を実現させる”デジタルクリエイティブスタジオ”でして、その対応範囲の広さから、Sun*のメンバー等は多くのナレッジを持っています。

他のSun* Advent Calendar 2022ではそういった重要で素敵なナレッジが共有されております。

例に違わず、本記事もナレッジ共有ではあるものの、少し箸休め的に、主に新人デザイナーに伝えたい、僕が社会人になってから発見したあることを書いています。

読み終えたころには「来年何か始めてみよう!」となるきっかけになっていたら嬉しいです。ぜひお読みくださいね。

書いてる人はどんな人?




申し遅れましたが、わたくし早川大貴というものです。
普段はSun*でUX/UIデザイナー兼、20人弱で構成されたチームのマネージャーをしております。

デザイナーとして参加しているプロジェクトはさまざまで、本当に業界問わず、UXUIでありつつも、自分のやる範囲は問わずです。
主にはアプリやWebサービスのUIUXがメインですが、スタートアップのコンセプトメイキングや、ユーザーに向き合ったワークショップ等幅広く担当させていただいています。

マネージャーのほうでは、チームメンバーとの1on1や提案等で忙しくしています。チームメンバーが働きやすいような環境整備や、PJ獲得のために奔走しています。
そんな感じなので平日は当然、なかなかに忙しく、さまざまなタスクと戦っています。

そして本業とは別に、休日には自主的にアウトプット、「写真撮影」をしている人でもあります。

デザイナーには”休日アウトプット”をおすすめしたい

写真撮影では、主にポートレート(人物撮影)が好きで、スタジオワークやら車借りてロケ撮影やらと、楽しみつつ自分の作品を作っていたりします。

実は本記事で主に伝えたいのはここ。
ぜひデザイナーのみなさんには、休日に継続的なアウトプットをしてみて欲しいのです。

それは本業と関係のない、自分が好きなものでも全然問題ありません。仕事と関係ありそうとか、将来役に立ちそうとか、そういう観点ではなく、あなた自身の興味がわくアウトプットだとなお良しです。ある種、趣味といっても良いでしょう。

これがまた間接的ではあるものの、本業に超ポジティブな影響を数多く産んでいます。

休日のアウトプットで、何が起きたか


すでに取り組んでいる方には新しい話ではないですが、休日アウトプットがもたらす影響のうち、取り上げたいポジティブな影響が3つほどあります。
まずはそれがどんなものかを紹介させてください。

一番大きい影響は本業のモチベーション向上

みなさんさまざま、自分のモチベーションコントロールは行っていると思います。音楽を聞いたり、買い物したり、休憩がてらSNSみたり。

しかし、これは短期のモチベーションコントロールだと考えています。

僕も音楽はよく聞きますが、通勤時に聞いて、せいぜい午後一くらいまでしかモチベーションが上がらないなーとなんとなく思ったことがあります。
例えば、お菓子を食べただけで丸1週間モチベーションが上がる人はみたことありません。いたら怖…うらやましいです。

これは持論ですが、何かを”消費”して発生させるモチベーションってあまり長く続かないと考えています。それとは別に、何かを作り出すことで発生するモチベーションこそ長期で続くと考えているんですね(ある種自己実現の一つ?)。

写真撮影を例にすると、アウトプットするために、もしくはしたことで発生するコミュニケーションや、獲得した撮影スキル、大きな撮影計画をこなした時の達成感などが手に入ります。

それらもろもろの出来事が、自分への自信と繋がります。
その獲得した自信が、平日の業務姿勢に好影響を与え、本業であるデザイン業務に対しても根本からモチベーションがあがるわけです。

さらに!
その高いモチベーションをもったまま取り掛かるデザインのパフォーマンスは好評を呼びそうですよね。もうこうなったら好循環。

本業でもモチベーションが上がる状況が作れれば、休日の制作にも良い影響があり、その影響がさらに本業へ…という、スーパーやる気マンが出来上がるわけです。やったね!

次に、世の中の潮流を別業界の角度から知れる

次に大きい影響がこれ。世の中の潮流、トレンドというか、人がどういった動きで何を作っているのかが知れるという点です。

アウトプットするためにインプットを続けていると、ニュースを見ているだけではわからない、定性的な潮流がわかります。
これはデザインが本業の方ならなんとなく共感いただけるのではないでしょうか?

例えばテイスト。
ハイブランドの数々がロゴリニューアルしていた時期は、合わせたかのように多くの写真がミニマルテイストになりました。

おそらくはブランドがロゴ刷新→それに合わせた写真撮影を行うため、ロゴのテイストの影響を受けてミニマル(ここでいうミニマルは要素が少ない)な写真が増えた→ハイクオリティなミニマルな写真を一般ユーザーが閲覧→ユーザーがマネする→またミニマル写真が増える
という感じの流れだったのでしょうか。
このあたりの感覚が休日に掴めるとしたら、自分のデザイン制作に誰よりも早く取り入れられそうですね。

さらに、いろんな人と繋がれる

3つめはこれ。いろんな人と繋がれる、です。
撮影では、写真業界の人はもちろんのこと、スタイリストやメイク、モデル含め、撮って欲しいとなる人やコラボしたい人、お互いのスキルを知りたい人、などなどと繋がれます。

撮影ではなくとも継続的にアウトプットさえしていれば、何かを学ぶための場にいる人や、自分の作品を発表する場にいる人、そのアウトプットについて語る場所など、本業以外での自分の社会との接点ができます。

人と知り合えるきっかけが増えるのはいいことですよね。
多様な価値観を学ぶことができます。

では、最初のアウトプットにどうつなげるか

どうでしょうか?

休日のアウトプット、意外と効果が大きいかも?と感じてくれたら嬉しいです。
あ、そういえば腰痛も幾分かマシになりました。テレワークだからね。普段。

休日アウトプットが良いことはわかっても、そもそも平日疲れ切っちゃうし、休日にまで何かを作る気が起きないんだけど?という方もいらっしゃると思います。

そんな方もご安心ください。個人的に効果があった最初のアウトプットまでのやる気をつくる3つの行動もこの機会に紹介させてください。


とにかく世にあるさまざまな作品を見て「クオリティ高い!」と思ったものをインプット、できればすぐマネしてみるのがいいと思います。
制作者の視点でクオリティの高い物をみると、なんだか自分も作りたくなっちゃうものです。ただ、マネした制作物は公開範囲に気をつけてくださいね!

クオリティの高いアウトプットを見る

それらを見つける場所として、インスタとかツイッター等のSNSだけを眺めるのではなく、自分だけのインプットの場所を作ってそこに定期的に行くとかもいいと思います。例えば街中のギャラリーとか、制作現場とか。

写真やアートでおすすめなのはGINZA SIXにある銀座 蔦屋書店。
あそこはヤバい。6時間くらいいろんな本を物色して首を痛めたこともあります。危険なので行かないほうがいいかもです。

思い切って高いツールを買う


仮にアウトプットが”絵画”なのであれば、筆やパレットをあえて高級路線のものを揃えてみるでもいいですね。最近流行りの3D制作だとしたら、無料のBlenderではなく、思い切ってCinema4Dのライセンスを買うのもありかと思います。
「形から入れ」ってやつです。

僕の場合、最初のカメラ購入は、初めてのボーナスを生贄にしたフルサイズ一眼レフでした。フルサイズっていうのは、通常のものと比べ値段の高いプロユースなラインのことです。
5万出すより15万くらいのやつ買っちゃえー!と思い切ってみたんですね。

そこまでの値段を買えとは言いませんが、ワンランク上のものを手に取ると、簡単にやめるわけもいかないので、最初のアウトプットに漕ぎ着けることができると思います。

誰かと一緒にやる

アウトプットを一人でもくもくと作るのって、かなりの集中と環境が必要かなと考えています。友人やすでにあるコミュニティへの参加をし、一緒に作る協力者を探してみるというのも手かもしれません。

コミュニティ自体は今、さまざまなプラットフォームから探すことができます。Youtuberもコミュニティ運営してますし、入りきれないほどの数で溢れています。
SNSで声をかけてみるのもありですね。

来年から”休日アウトプット”、始めてみませんか

そんなわけで、休日のアウトプットは本業も巻き込んで好影響を及ぼすよってことと、そのモチベーションのあげ方を書かせていただきました。
ただ、これらはあくまで主観のナレッジです。アウトプットを楽しめる方法がみなさまの中にあるのであればそれを使えばいいと思います。

休日をなんとなく溶かしてしまっているな〜という自覚のある過去の自分と、そこのあなた!

なにもしないという休息ももちろん大事ですが「自分の好き勝手に何かを作りたい」という、デザイナーであれば持っているであろう欲を今一度目覚めさせるのも日常をより豊かにする手だと思います。

最後に、このように休日にもアウトプットする人たちが、多くSun*に在籍しています。

バンド組んで音楽つくったり、コーヒー豆ひいて美味しいコーヒー作ったり、日本酒やワインのソムリエばりの知識を持ってみんなにおいしいお酒を振る舞ったり、持ち前のスキルを用いて、会社という枠組みを超えて社会にアップデートを仕掛けている人もいるとウワサです。
そんな素敵なSun*を、今後も応援してくださいね!

本日の記事はここまでですが、Advent Calendar 2022はまだまだ続きます。明日はSun* エンジニア、森さんの記事です。
どうやらPaaS「render」に関する気になるTIPSのようですので、引き続きお楽しみくださいね。
ではまた!


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