思考と言語化

どのように思考するか、それは人によって同じでしょうか。私の思考は頭の中でぐるぐると感情、感覚、知識が渦巻いていて(君の名はの依糸のようなラピュタの竜の巣のような•••)、言語化によって自分または他人が理解できるものに変換しています。最初から言語で思考している人もいるかもしれません。またはこれらとは全く異なる思考方法をしている人もいるでしょう。

少なくとも私のように言語で思考しない人にとって、言語化によって自分の気持ちを理解できるのは、まず自分です。というより自分のことを理解するために言語化していると言っても過言ではありません。ひとは案外自分のことをよく分かっていません。いまどのように感じているのか、なぜその行動をとったのか、自分に嘘をつくことなく言葉にするのは案外難しいものです。言葉にできないということは理解できていないということです。自分のことを理解できていないのです。その状態に有効なのが言語化です。ノートに自分の考えや気持ちをできるだけたくさん書き出してみる、書き出した言葉を辞書で引いて過不足なく表せているか確かめる、それを繰り返す。このようにして自分の思考や気持ちに言葉で形を与えていきます。そうすると現在・過去の自分のことを理解できるようになり、どうすればより良い状態にできるのか考えられるようになります。

つまり言語化とは自分を理解し、より良い自分になるためのツールなのです。そしてその効果は絶大です。

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