【30分読書22冊目】短い時間でコーチング

こんにちは!

コミュニケーションの質を高めようとあれこれ模索中です。
というのも、部下は自分とは別の場所で働いており、もともとコミュニケーションの機会が多くありませんでした。
そこに今回のコロナウイルスの影響によって更に機会が減ってしまったからです。

また、自分が最近意識している育成方法はコーチングです。
書店でコーチングのコーナーをいろいろ見ていたところ、このような本を見つけました。

3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

https://www.amazon.co.jp/dp/4887596251/

最近は電話やWeb会議ツールを用いてコミュニケーションを取ることが多いです。
そうした場合、これまでのようなまとまった時間の確保が難しいと感じていました。
そのため、時間を意識したタイトルに興味を持ちました。

そこで今回の読書の目的は「短い時間でのコーチング方法を学ぶ」としました。

30分で読む

① スマホのタイマーを30分にセットしてスタート
② 「はじめに」のような部分で著者が伝えたいことをざっくり把握
③ 目次で気になるところにチェックをつける
④ チェックしたところ「だけ」を読む
⑤ 知らなかったこと、気づきを得た部分に線を引いたり、感じたことや、やると決めたことを本にメモする
⑥ 30分経ったら途中でも打ち切る

気づいたこと

・いまの状況では、権威を振りかざすと部下は会社を辞めてしまう
・部下について考えるときの参考
 - 今、必要としているスキルは?
 - 強みは?
 - どんな能力を持っているか?
 - 今の仕事を選んだ動機は?
 - 過去の成功体験は??
 - 今、どういう状態にいるのか?どこを向いているのか?
 -どんなときに、いちばん力を発揮するのか?
・部下について考えるということは、部下のデータベースをつくることとイコール
・質問のリストをつくる行為そのものが部下について考えること。わからないから聞いてみたい、という動機づけになる
・過去の情報で部下に接してしまいがちだが、大切なのはつねに今
・上司には、部下を目標に向かわせ「続ける」能力が求められる
・部下がどんな場面でコーチを必要とするのかは、部下一人ひとり違う。日頃から部下をよく観察し、何をし、何を欲しているのか。よい上司は、それを知るということについて徹底している
・コミュニケーションとは基本的に、相手に「要望」すること
・順調にいっている場合も的確なフィードバックが必要
 - 今、自分がどこにいて、どこに向かっているのか?
 - チームワークはどうか?
 - 全体のモチベーションはどうか?
 - 自分の考えていることとチーム全体の考えていることは合っているのか?
 - 自分のとっている行動や態度はチーム全体にどのような影響を与えているのか?
・三分間コーチをやるために、事前にその趣旨を話し、同意を取っておくほうがよい
・部下の態度は、上司の態度の反映である
・会社のコミュニケーションを活性化するには、問いを共有する

やること

・部下について考える時間を取る
・事前に部下とコーチングの趣旨を共有する
・部下に問いかけるための質問をつくる

感想

「過去の情報で部下に接してしまいがちだが、大切なのはつねに今」という点はハッとさせられました。
例えば、過去に部下とのコミュニケーションで、仕事に求めること価値観を確認したとします。
今の環境がそれらを満たせていても、他に新しく求めることが出来ていたとしてもおかしくありません。
直属の上司であれば、ある程度把握していると思いますが、上層部ではメンバーの過去の情報に捕らわれて判断していることがあったな、と気付かされました。
これからは「メンバーにとって今はどうなのか」も意識するようにしたいと思います。

また、問いかけのための質問づくりもトライしてみようと思います。
この手の取り組みについて、これまでの自分はチェックリストのようなものを作り、各メンバーに対して画一的にチェックしてしまう傾向がありました。
しかし最近になって、リストを網羅するのではなく、状況に合わせて取捨選択することが大事であると考えるようになりました。
取捨選択の能力を上げることも必要になってきますが、これこそが管理職に求められる能力なのだろうと捉え、取り組んでいきたいと思います。

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