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#11 物件 ~其の伍~

お久しぶりでございます。

僕は元気です。フリーランスになって1ヶ月と9日、何とか生きていられております。

今日まで来てくれた皆様ありがとうございます!そしてこれからいらっしゃる方々も、本当に美容師ってお客様ありきです…感謝。

今日は気になるこちらの進捗をひとつ。

前回まではコチラ↓

そっか…ここからもう2ヶ月が経ったんだ…(…ものすごく遠い目…)

まずここで記されている『決まりかけていた』物件の「前」の物件ですが、

一部のお客様には髪の毛やりながらお話させて頂いておりました。端的に言うと、大家さんと折り合いがつかなくなってお断りさせて頂いた、という事です。

契約までいった段階でこういった事案はほぼ無いことだと思いますが(むしろあまりあってはいけない…)、向こうもこちらも色々言い分はあった。

大家さん側は家賃が大切な収入ですし、こちらは出来るだけ家賃下げて頂きたいし。まぁこれは普通誰もが抱える関係性。

それが例えば少し言い過ぎたり過剰な表現があったり、覆したりぶり返したり、タイミングだったり、蓄積されるモノだってあったり…言いたいことは言わないといけない部分と、今、または今更言っちゃいけない部分と、やはりそこは想い合わないと。

とにかくお互い納得の上クリーンに築いていかないといけない関係。

そのバランスが上手くいかなかった、ということです…

とても勉強になりました。(関わって下さった不動産屋さん、前店舗オーナーさん、ありがとうございます)

そして戻ったところからまた戻ります。


5軒目


決まりかけていたあの時から約10日後、内装関係の方々と大家さん立ち会いの元、現地調査なるものを敢行いたしました。

これは内装のプロ、それも電気やガスなどより細分化した各専門家のプロ集団の方々に物件をくまなくチェックしてもらい、店舗を作るにあたり必要ないものは揃っているか、足りないならどんな補足工事が必要なのかなど、ひいては今回でいえば美容室を作る事が可能なのか見てもらう調査のことです。

数日前に軽く調査してもらったのですが大家さんにしか聞けないこともあり、再度スケジュールを組んで頂きました。

素人じゃ到底イメージできないことか次々にチェックされ話し合われ、確認されていく…

あぁ、こうして店舗はできていくんだ。

1人でなんて何もできないなぁ。いったい最初から最後まで、店作りだけで何人の方が関わってくれるのだろう。

そう想像すると武者震いが止まりません。

小一時間ほど、大家さん確認のもとあらかた調査が終わったその時、大家さんから一言『こんな大規模な工事なの…?』と。

え、えぇ、まぁ…

要するにここまで大がかりな工事をご相談されてなかったとのこと。

美容室はシャンプー台を置くので水回りやガスの工事が必須です。確かに物件に穴を開けたり床剥がしたり、傷をつけることになります。

でも、テナント入れるってある程度そういうもんじゃ…と思うところをグッとこらえ、それから数日小林さんに説得をしてもらい、僕も熱意を伝えてまくります。

しかし健闘むなしく。正式に、丁重にお断りされてしまうのでした。

これが7月20日のこと。

僕の退社日は7月31日。

頭が真っ白になるとはこのことで、そこから数日は何を考えていたのか覚えていません。

「美容室を作るのにどういう作業、工事が必要か」

これは美容師である自分達は理解していたし、様々な業種にテナントを紹介し慣れている不動産屋さんはある程度イメージできていることですが、そうじゃないんだ…!

という事に気がつきました。

非常に勉強させて頂きました part 2 です。

何事も自分の物差しで考えていてはダメですね。常に相手の立場になって考えないと。

と、いう成り立ちで僕のフリーランス生活が8月から始まることになるのです。

これで、今に繋がった!という感じ。

奥沢物件編、ガチめな物件だったためダメージは割と大きかったですが、高い授業料ということで…勉強したことも多かったです。

さて、そろそろ本気で出てきてほいしぞ、という状態で7月末の卒業の日を控えることになるのでした。

また続きます。では。


fin.


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