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ゴルフの為の春、夏、秋フィジカルトレーニング

昨今、あらゆるスポーツでフィジカルトレーニングは研究され、各スポーツ事の特徴、特性に合ったトレーニング方法も確立されているのは、皆さんもご存知な事と思います。

ゴルフでも、Mr.フィットネスと言われたレジェンド、ゲイリープレーヤーから最強のプレーヤーと言われるタイガーウッズ、現代では平均飛距離が300yを超える時代になり、USPGAのほとんどの選手が専任のトレーナーとチームとして取り組んでいます。

ゴルフを楽しむ私達も、取り入れ易いと思われる、一般的ゴルファー向けのトレーニングをテーマに一読頂きます。

ゴルフでは、もともと筋肉の付いている方が、腕の筋肉だけを付けてしまうと、早い方では2週間位で効果が出始め、特に腕だけの筋トレは、ゴルフでは「手振り」と言われるくらい、腕主体で振りたくないのに、腕だけで振れてしまい、結果、スウィングのバランスを崩す事に直結するので、部分的な筋力アップは、冬などのゴルフコースに行く機会が減る季節に行う事をお薦めします。

春、夏、秋のトップシーズンと言われる時期は、ゴルフに行く機会も多いので、部分的な筋力アップや過度の飛距離アップの練習は、基本的なクラブ14本の距離の組み立てが変わり、スウィング自体を作り直す必要が出てくるので、春、夏、秋のゴルフに行く機会が多いシーズンは筋力アップでは無く、筋力維持くらいのトレーニングで身体を整えた方がゴルフで良い結果が出易いですね。

冬場の筋力アップ以外に、フィジカル面のトレーニングの大切な方法は、連動動作としてのトレーニングです。

ゴルフスウィングの効率的な力の伝達方法は、

地面から

下半身

体幹

クラブ

ボール

と、パワーがロス無く効率的に伝わる事で、飛距離や方向に正確性、再現性が増します。

下半身からのパワーを連動動作として、各部位の捻りや回転運動、支点での反力などの動きをプラスして、クラブ、ボールに効率良く伝える為には、下半身、体幹の基礎体力と、下半身からの捻転運動の連動動作です。

下半身と体幹の強化と下半身からの連動動作としてのトレーニングを挙げてみます。

まず、下半身と体幹のトレーニングです。

① スクワット

「 下半身運動の王様 」とも言われる基本運動です。

バリエーションも豊富です。

② プランク
手を合わせ、肘を付き、身体を板の様に真っ直ぐに保つ、体幹トレーニングです。

③ クランチ
膝を曲げて、腰に負担がかからない様に、両手を頭の後ろに回して行う腹筋運動です。

ここから連動動作としてのトレーニングです。

① 回転してジャンプ

膝を落とし、ジャンプします。正面から左右交互に、下半身、地面を蹴りあげながら身体を捻って真横に向く様に着地します。

地面がらの反力、下半身から上半身への連動動作としてのトレーニングです。

② プランクに、

片足を上げたり、片手を上げたり、パラレルに上げる事で、色々なバリエーションの動きが、簡単に行い易いです。
片手、片足を出来るだけ正確に真っ直ぐと上げる意識は、身体をどう動かすかという神経系のトレーニングにも繋がります。

③ ツイストクランチ

通常のクランチに捻りを加えて、ゴルフスウィング中の下半身と上半身の捻転運動、連動動作としてのトレーニングです。ゴルフで前傾をキープして回転する時のゴルフ独特のサイドベンドの部位の動きも加わり、ゴルフのスウィングには効果的です。

④ ボールを両手で持ち、ゴルフの様にアドレスをしてから、スウィングの様に前傾をキープしてボールを真後ろに投げます。

フルスウィングの時等のフィニッシュは、前傾を頭の位置を出来るだけキープして、ボールを真後ろに投げる所まで振り抜く目安や動きの確認をしながらトレーニングが出来ます。

⑤ 握力

柔らか目のゴムボール、もしくは何も持たずに行っても良いです。両手、小指から薬指、中指、人差し指の順で絞り込む様にギュッと握って、手を開く時には手を大きく開き、指をしっかり伸ばして、を20回1セットで行います。ゴルフは、グリップを握りっぱなしで練習していると、バネ指など指の関節を痛める事もあるので、ストレッチをかねて行います。

握力は、インパクト時に無意識で握りが強くなり意識しなくてもクラブを放り出さずに握っていますが、基本的な握力の強さはインパクトに影響して、飛距離や方向性に大きく関係しています。

⑥ ラジオ体操

最近ではYoutubeにもアップされていますが、ストレッチ、連動動作が両方やり過ぎずに行えます。ラジオ体操は真面目に行うと少し発汗する位の良い運動です。

出来るだけ正確に自分の身体の動きを意識して行うのは、スウィング中の自分の動きにも正確性を増すので、正確に動く事を意識的に行う事が大事です。
野球選手のイチロー選手もメジャーリーグで活躍されていた時期におしゃっていましたが、過度の筋トレはスウィング中の動きを妨げるのを、メジャーに行った何年目かで気付かれたそうです。
シーズンオフの筋肉が、遠征での食生活や移動の多いアメリカで、シーズンが始まると体重と共に筋肉が通常の状態に落ちて来ると、調子が上がって来たそうです。
それぞれ個人差や考え方の違いはありますが、
春、夏、秋のトップシーズンには、基礎的な体幹トレーニングと連動動作としてのトレーニングに重点を置いたトレーニングを試されてはいかがでしょうか。

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