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キャベツ収獲の中腰作業をアシスト~農工連携の加速期待

 トヨタグループの部品メーカー、ジェイテクト(愛知県刈谷市)は農業用パワーアシストスーツを愛知県農業総合試験場と共同開発しました。県内での試験販売開始を受けて12月21日、愛知県知事公館を表敬訪問し、開発の狙いについて説明しました。
 愛知県が出荷量トップのキャベツなど重い野菜の収穫は、狭い畝に中腰になって包丁で一個ずつ刈る作業を繰り返しています。その作業負担を軽減させるための商品です。
 百聞は一見にしかず。大村秀章知事は説明を聞いた後、まず通常のキャベツの収穫作業を疑似体験しました。実物大の重さ1㎏のキャベツ(模型)を刈り取って、あぜ道に置く作業を繰り返します。
 次にパワーアシストスーツを着用。アクティブ型という人の動きに合わせて、モーターでベルトを巻き上げ、中腰などの作業を制御するタイプです。作動スピードをモーター(3段階)で制御してアシストする仕組みです。フレームがなく、動きやすいのが特徴で、本体重量も業界最軽量クラスの約2㎏。価格は約3万円です。

パワーアシストスーツを着用した大村知事とジェイテクト、JAあいち経済連の担当者(2022年12月21日、愛知県公館で ©aratamakimihide

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