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最近信州酒蔵事情(4)~蕎麦に酒、地元グルメを相棒に

 長野県酒造組合主催で、信州の50の酒蔵が名古屋に一堂に会する初の企画「YOMOYAMA NAGANO」(よもやまながの)。信州酒蔵事情の4回目は、お酒の販売促進方法について考えてみました。
 私自身、退職前の1年前までは旅先で必ず地元の日本酒や隠れた銘酒をいただくようにしていました。なにより地元の新鮮な肴とともにいただくのは、旅の楽しみのひとつです。
 日本酒単独では、なかなか数量を伸ばすことは難しくなっています。特に信州は山国です。どんな肴があるでしょうか。
 実は5月下旬のニュースで「自民党 蕎麦振興議員連盟」設立発起人会があったことを知りました。長野5区選出の宮下一郎衆議院議員が会長に推挙されましたが、地盤の伊那市は、高遠そばで知られていて、信州そば発祥の地としてPRを続けています。

「黒松仙醸」で知られる仙醸のブースもにぎわっていました

 日本酒、それも信州の地酒といえば、やはり蕎麦。伊那市高遠町の仙醸の黒河内貴社長とも、よもやまながの会場で地酒で地元の蕎麦が合うという話をしたところです。
 この蕎麦議連は、6月14日に設立総会を開き、日本蕎麦協会前会長でもある日本麺類業団体連合会の鵜飼良平名誉会長の挨拶に続き、農林水産省、消費者庁、厚生労働省より「蕎麦をめぐる状況について」の説明を受けたそうです。
 宮下会長は「蕎麦は日本の伝統食であり、それぞれの地域の活性化にもつながるものです。本日をスタートに、皆で蕎麦文化の発展に向けて努力してまいります」とコメントしていました。
 信州ワインや品質を高めているジャパニーズウイスキーなどライバルの多い日本酒。その販売促進には、ストーリ―性とともに相棒が欠かせません。

伊那駅の線路沿いにある春日酒造。地元の酒米を使った「井乃頭」とローメン、どうでしょう?

 そばだけではなく、伊那の名物の「ローメン」や駒ヶ根市の「ソースカツ丼」など、ご当地グルメとともにアピールされることを期待します。
(2023年7月31日) 

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