見出し画像

医学部編入と再受験、どちらがいいのか真剣に考えてみた。vol.3


※現在、http://www.aratalog.comを主に更新しています。

こんにちは。

久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回も編入と再受験について検証していきます。

今回のこのシリーズの最後となる、編入受験と再受験それぞれの合格者になぜその方法を選んだのか、仕事は続けたか、受験に要した期間について聞き取りを行ったので皆さんと共有したいと思います。

それでは編入合格者のケースから行きましょう!

編入合格者のケース


①年齢:30代女性
②出身大学:国立理系学部
③前職:医療職(有資格者)
④合格までのかかった期間:2年
⑤その間に仕事を続けたか:通常通り続けたKALSの通信講座を受講した。
⑥なぜ編入試験を選んだか:
センター試験の国語がとにかく苦手だった。
また今更医療に関係のない、国語、社会、数学などを勉強する気が起きなかった
編入試験なら出身大学で学んだ内容を生かすことができ、また仕事をつづけながらでもカバーできる量だと判断したため学士編入を希望した。
編入試験についてはKALSの説明会に行き情報を集め、さらに通信講座を受講した。


再受験合格者のケース


①年齢:20代男性
②出身大学:国立文系学部
③前職:会社員(事務系)
④合格までのかかった期間:2年
⑤その間に仕事を続けたか:
最初の1年は通常通り続け、2年目は退職し、1年間予備校に通った
⑥なぜ再受験を選んだか:
学士編入についてはネットで情報収集を行い調べた。
その結果、生命科学が文系出身である自身には厳しいと判断し、再受験での合格を目指した。
最初の1年は仕事をつづけながら受験したが、不合格。
仕事をつづけながらの合格は難しいと考え、退職し1年間予備校に通い合格した。
他の再受験合格者も一度は編入試験について調べ検討しているが、生命科学というものが何なのかよくわからず敬遠した方が多いと思う


どちらの場合も試験内容を念頭において判断したようです。
さらに言えば生命科学を受け入れられるかどうかで最終的な判断をしたということでした。

たしかに生命科学はどの分野まで含むのか大学の判断に委ねられており、初学者、特に文系出身者にとっては未知そのものです。

ネットの情報では限界があるため、KALSの説明会に行くなどして実際の受験者の声を聞けばある程度は知ることができますが、そうでもしないとなかなか情報を得られないのが実情です。

さらにネットで閲覧できる過去問を見てもかなり難しく、アンケートをした方は、これよりはセンター試験、二次試験の方がましと感じたようでした。
また再受験は、過去の大学受験経験からある程度の難易度の予想がつくことも大きな理由のようでした。

ここで、私が得た情報の中で編入試験、再受験の合格者層の比較をしたいと思います。
比較項目は①年齢 ②理系or文系 ③合格に要した期間(仕事は続けたか) ④出身大学のレベル ⑤勉強の方法 です。

まずは編入試験からいきましょう。
様々。20代前半~50台後半まで。
 ボリュームゾーンは20代後半から30代前半。
②およそ1:1。やや理系出身者が多いか。
③平均1年ほど。ただし何年も続けている方ももちろんいます。
 (仕事は続けながらの方がほとんど。)
④様々。予備校が公表している偏差値で表わすと40~70位まで。
ほぼKALS受講生。独学はごく一部。

続いて再受験です。
比較的若齢。20代中盤~30代前半。
 ボリュームゾーンは20代後半。
②およそ1:1。
③平均2年ほど。(予備校に本科生として通った方が多い。)
旧帝、早慶レベルが多い。
⑤予備校または独学。


色々な方に話を聞いた結果、再受験を選択した方はやはり編入試験、特に生命科学の得体の知れなさに拒絶反応を起こして再受験を選択したようです。
しかし、生命科学も高校生物から積み上げて、KALSを利用すれば合格者の平均に短期間で到達することはそれほど難しくありません
試験にかける準備期間や勉強時間が同じだと仮定すると、再受験で受かった方はおそらく編入試験を受けても合格する可能性は高いように思いますが、編入試験に合格できても同じ準備期間で再受験に合格できる可能性はそれほど高くないように思います。
3回にわたり編入試験と再受験を比較してきましたが、私がおすすめする仕事を続けながら受験し合格を目指すというスタンスにおいては、編入試験の方に分があるように思います。


医学部学士編入試験対策のブログも書いているので良ければご覧ください!
http://www.hatenablog.com/ (2018年1月追記)


この記事が皆さんの参考になればうれしいです。
今回は以上です。ありがとうございました。


もし何かご質問やご意見、ご要望などありましたらお気軽にご連絡ください。
お寄せいただいたご質問等はマガジンやツイッターで取り上げさせていただくかもしれません。
また、当マガジンは無償で公開しておりますが、もし少しでも面白かった、価値があると思っていただけたら右下のクリエイターをサポートというボタンからお気持ちをいただけると非常に今後の励みになります。
またツイッターもフォローしてくださると嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?