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太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?

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とある娘は何度目かの転生を果たす。 前々世は異世界にある大和の国で太夫と呼ばれた。 前世はこの世界で傾国の娼妓と呼ばれ、最後はやり手爺に転身。 今世はこの世界で数打ち妃の1人から…
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#四神

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第59話〜牡丹宮筆…

「これで本当に全てか」 「は、はい、女官長。他の宮の筆頭女官にもつたえ、女官に周知するよ…

嵐華子
2週間前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第52話

「子猫というのはあの黒い靄の事ですか? あのように禍々しい靄が白虎だと?」 「モヤ?」 …

嵐華子
3週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第51話

「特に私、他の貴妃や嬪に喧嘩を売っております。誰かさんの純愛とやらの為に」 「ふぐっ」 …

嵐華子
3週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第50話

「手つけに馬蹄銀を、食後に杏仁豆腐はいかがです?」 「しょっぱいお菓子も食べたいです」 「…

嵐華子
3週間前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第49話

「ご自分のエゴを通す為に、十四の小娘を餌として使われる方が綺麗事を仰って、説得力かありま…

嵐華子
3週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第46話

「困りましたね。しばしお待ち下さいませ」  少ない私物の入った袋から笛を取り出します。 …

嵐華子
3週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第44話

「お前はまるで最初から全てを見透かすかのように先手を打ち、行動しておる。教えてくれ。妻を失わぬ為にどうすべきか……頼む」  あら。入宮二日目にして、初めて素直になられましたか。意外と早かったですね。それ程に妻を失いたくないからでしょう。  二度の人生では春と芸を売り、三度の人生とも仲睦まじい両親に恵まれましたからね。このように情へ訴えられるのと弱いのです。 「その妻は現在どのようにお考えなのです? 陛下と離縁し、俗世と離れたいとお考えですか?」 「初めはそう申していた。

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第43話

「よろしいですか、陛下。本来なら私は己の伴侶を、家柄等関係なく、好きに選べる環境で、お金…

嵐華子
3週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第42話

「真に分が悪いのは、誰とお考えで?」  ゆっくりと笑みを深めます。今後のお付き合いに考え…

嵐華子
4週間前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第41話

「それでは俸禄の七割を半年間、滴雫貴妃へ渡るよう手続きしますね。貴女達も、そのつもりで」…

嵐華子
4週間前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第38話

「何です、これは……」  顔を顰めているのは丞相。 「……」  無言でドン引きしているの…

嵐華子
1か月前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第37話

「何用でしょう? 今はとっても忙しいので、冷やかしでしたらお帰り下さいませ」  お二人共…

嵐華子
1か月前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第35話

「ガウニャ〜ゴ」  子猫の気が済んだのか、私の腰にスリスリ顔を擦りつけにいらっしゃいまし…

嵐華子
1か月前
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