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「はじめること」の意義とは?

初めまして。  

東証一部のベンチャーキャピタルに在籍し、ベンチャー企業(投資先)を発掘してきた元ベンチャーキャピタリストです。  

今まで2000社以上の企業訪問を実施し、様々な経営者、代表に会ってきました。  

風変わりな経営者、突拍子もない発想を持つ経営者など、日々驚きの連続。

 日本は、いや全世界は、新しい価値観を持つ人が、時代を切り開いているのだと、改めて実感させられた経験でした。

日々、世界では新しいものが生み出され、その新しい価値観は、着実に日本国内にも浸透している、そう感じました。  

一方、高度成長を終えた日本経済は悪化の一途、失われた30年を迎えます。 

下請け事業や今までと同じ仕事しかしていない企業が次々と倒産していくのを目の当たりにします。 

倒産する企業と、伸びるベンチャー企業。 

 その違いは何か。 

 日々考えさせられました。  

そして、その答えの一つ、ある仮説を持つに至りました。  

それが「新しいことへの挑戦」。  

現状維持、過去の遺産を守ることだけでは、企業は倒産への道を歩んでいく。

 必要なのは、変化し、生み出し、創り出していくこと。

 つまり「はじめること」ではないでしょうか。  

  「はじめること」を一人でも増やしたい。  

ただ、「はじめること」は、創業、起業だけではありません。  

大企業で新事業開発する担当者もそうですし、中小企業における新商品や新サービス開発もそうです。  

日本の経済においても大きな意味がありますが、それだけではありません。 

「はじめること」は、日本の価値創造そのものではないでしょうか。 

 そして何より、新しいことに挑戦するのは、企業だけではありません。  

私たち個人一人一人が、新しいことに挑戦することも大きな意味があるのではないでしょうか。  

新しい資格を取る、新しい職種にチャレンジする、新しい趣味を始めてみる、会合の幹事役をしてみる、行ってみたかった旅行先のパンフレットを入手する、身の回りの「はじめること」すべて、何でもいいのかもしれません。  

「はじめること」、一人一人の、その一歩が、日本の価値向上にもつながるはず。  

私達日本人一人一人が、50cm前に一歩進むと、地球一周分に匹敵するのです。

一人一人の個人が、一歩前に進むこと。

これが、新しい未来を生み出すのではないでしょうか。

そして、何より、一人一人が、自らの意志で自らの人生を切り開くことができれば、後悔ない人生を歩めるものではないでしょうか。  

すべての「はじめる」は、日本の価値創造のみならず、私たち一人一人の充実した人生をもたらしてくれる、そう信じています。

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