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234.世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術【アイザック・ジョーンズ】

※本記事はAmazonアソシエイトに参加しています。画像や表がなく分かりにくい場合は「フェルミ漫画大学」さんの動画をご視聴ください。


はじめに

著者:アイザック・ジョーンズ ドクターとして多くのビジネスマンたちのパフォーマンスを最大化させる手伝いをしてきた

一言でいうと:仕事や勉強のパフォーマンスを上げる食事法を教えてくれる本

質の良い牧草を食べた牛からいい牛肉やバターが作られるように、体にいいものを食べればより健康になり能力を最大化させることができる

逆にいくら頑張って勉強や仕事をしていても、食べ物がお粗末だと頭に靄がかかったように働かないから成功できないし、病気や肥満になりやすくなってしまう

✅ライバルと差をつけたいならまず食事を改善すること

今日の授業を受ければ、そんなパフォーマンスを最大化する食事法を知ることができるだろう

糖質ではなく脂質をエネルギー源にする

私たちの体は「糖質と脂質」の2つをエネルギー源にしている

「脳には甘いものが必要」というが甘い食べ物はエネルギー源としては実はとても効率が悪く、集中力が下がり勉強もうまくいきにくい
➡糖質のタンクは小さいから

体内の脂質と糖質の燃料タンクを比較すると、脂質のタンクは糖質のタンクの20倍の容量がある

そのためエネルギーになるからといって糖質ばかりを摂っていても、すぐに空になってお腹が空きエネルギー切れを起こす為、何度も甘いものが食べたくなってしまう

逆に脂質は糖質の20倍のタンクだからとにかく腹もちがいいし、すぐにお腹が空かない。エネルギー切れが起こりづらいから集中力も長続きする

このように、実はエネルギー源に適しているのは糖質ではなく脂質

✅なぜなら原始時代から私たちは400万年もの間、魚や肉などのたんぱく質と脂質をメインに食べて飢えと戦ってきたから

逆に穀物のご飯や麦を食べ始めたのは今からたった1万年前のこと
糖質ではなく油をエネルギー源にするほうが自然

本来の私たちの体に合った脂質メインのエネルギー源にすることで、日々の生活や仕事のパフォーマンスを最大限に高めることができる

「実際に糖質を止めて脂質をメインに切り替えると、糖尿病の症状やうつ病、肥満といった病気が改善されて仕事のパフォーマンスが良くなっていく」とこの本に書かれている

私たちの体は糖質ではなく脂質を取るようにできている

病気は糖質の摂り過ぎから生まれる

私たちは脂質をメインのエネルギー源にするべきなのに、今は糖質をメインしている人が多い

そのため体のあちこちに不具合が出てきている

わかりやすいところでは肥満や糖尿病、狭心症、心筋梗塞、アトピー、脳卒中、がん、うつ病、虫歯など

世界の糖尿病人口は4億6300万人になり、日本でも増え続けている

逆に大陸の北部で暮らすイヌイットの人たちは現在も糖質はほとんど取っておらず、脂質中心の食生活を送っていて、世界のほかの人々とくらべて心臓病や脳血管障害、がんの発生率が飛び抜けて低かった

✅なぜこうなるのかというと、沢山の糖質が体内に入ると炎症を引き起こすから

これは「AGE・終末糖化産物」といい、この炎症が病気や老化の原因になる

つまり「糖質を取る➡炎症を引き起こす➡老化が進み病気になる」という流れ

これは病気になった後に後悔しても遅いから、しっかりと覚えておくこと

糖質を食べると集中力が下がる

もう1つ糖質がエネルギー源に向かないのは、食べた後に眠くなるから

✅昼ご飯を食べた後に強い眠気を感じる原因が糖質

米やパンお菓子などを食べると血糖値が急激に上がり、それを下げるためにすい臓からインスリンが出ることで、上がった血糖値は急激に下がっていく

この血糖値がジェットコースターのように乱高下するときに、集中力の低下や眠気イライラが引き起こされている

しかも血糖値が下がると脳はまたエネルギー不足を感じて糖質が欲しくなる

そのため何度も何度も勉強中にエネルギー切れを起こして糖質を欲してしまう
➡だからクッキーなどお菓子は何個食べてもやめれない

逆に高脂質の場合は血糖値が常に安定しているから食後に眠くなることはないし、集中力も安定する

たまにスタバで甘いものを飲みながら勉強や仕事をしている人がいるが、あれは非効率

ここまで糖質がいかに私たちの体のエネルギー源として不向きなのかを説明してきた

シンプルに言うと米やパン、じゃがいもやお菓子は食べないこと

それだけで仕事や勉強のライバルよりも抜きん出ることができる

「悪い油」をやめる

基本的には糖質ではなく油をとってほしいが、実は油にも「良い油」と「悪い油」がある

ここでは「悪い油」から説明

✅悪い油の代表格は「トランス脂肪酸」

有名なのはマーガリンやショートニング

これらの人工的に作った油は非常に安いため、お菓子・ケーキ・パン・ルー・揚げ物に含まれている

トランス脂肪酸の特徴は「脂に人が手を加えたときに生じる」こと

また人工的に作られたサラダ油やキャノーラ油も体に悪い

人間が作った食べ物は「不自然」だからだいたい体に良くない

✅この悪い油を食べると、完全に体外に出るまでに240日かかる

その間悪い油によって体内で炎症が起こり、様々な病気や不調を引き起こす

この悪い油が入っているお菓子・ケーキ・パン・揚げ物・サラダ油・キャノーラ油は口にしないほうがいい

天然の良い油だけを取る

ここからは良い油として何を使うべきかを説明
少し専門的な話になるが、油は

  • オメガ9

  • オメガ6

  • オメガ3

  • 飽和脂肪酸

の4つに分けられている

このうち特にオススメの油は6種類

  • グラスフェットバター(牧草のみで飼育された牛から取れたバター)

  • ギー(そのバターを加熱して余分なものを取り除いたもの)

  • ココナッツオイルMCTオイル(ココナッツからとれる油)

  • オリーブオイル

  • アマニ油

これらの体にいい油は全部自然にできたもの

✅「人間が手を加えていない天然の油」が良い油

そして大体少し値段が高い

✅「いくら体に良くても油を摂れば太る」というのは誤解

高カロリーの脂質をたくさんとっても、それによって体重が増えることはない。むしろ良い油を摂れば体は引き締まっていく

太っている人は脂質の食べ過ぎではなく、100%糖質の食べすぎ

また実は脳はその重さの60%が脂質でできているため、いい油を摂れば脳の働きも良くなる

それに油は腹持ちがいいからお腹が空かなくなるし、病気の原因となる炎症を防ぐこともできる

つまり良い油は最高の健康を手に入れるために避けては通れないもの

ちなみに一番オススメなのはギーとグラスフェットバター

とりあえず迷ったらコーヒーにギーかグラスペットバターを混ぜて飲むのがいいだろう

コーヒーに油を入れて飲む

良い油をどう使って食事をするのかを説明

朝食でこの本でオススメされているのは「コーヒーにいい油を入れて飲む」というもの

それだけで十分すぎるぐらいの腹持ちだし、元気も出てくる

ちなみにこのバターコーヒーはデイブ・アスプリーさんの書かれた「自分を変える際今日の食事」という本にも出てくる

作り方は簡単

✅コーヒーにグラスフェットバター大さじ1~2杯とMCTオイル大さじ1~2杯を加えるだけ。朝食はその完全無欠コーヒーだけでいい

こんな風に朝はコーヒーなどの飲み物にいい油加えて飲むのが最高の健康を手に入れる王道

この本の著者はグリーンスムージーにいい油を加えて飲んでいる

なんでもいいが、砂糖が入っていない飲み物にいい油を加えて飲むこと

おそらく集中力の高まりに驚くはず

肉と魚、野菜に油をかけて食べる

さっきの話を聞いて「一体何を食べればいいんだ」と思った人もいるだろう
➡食べるものは肉と魚、野菜を食べればいい

✅肉や魚、野菜にも天然の油が含まれている。間食にはナッツがいい

原始時代に戻ったようにシンプルな食事をするのが一番体にいい

昼食や夕食は肉や魚にオリーブオイルやアマニ油、えごま油などをかけて食べると良いだろう

まるで「醤油やマヨネーズのように油をかけて食べるといい」とこの本に書かれている

✅火を通して良いのは飽和脂肪酸であるバターやココナッツオイルだけ

オリーブオイルやアマニ油、えごま油は火を通すと体に悪い物質が発生してしまうから生で食べ物にかけるのがいい

「こんなの真似できない」と思うのは、私たちの食生活が乱れすぎて糖質や揚げ物、クッキーを食べなければ満足できないと思い込んでいるから

だがやってみればわかる

良質な油さえ摂っていればお腹は減らない。満足感もあるし、集中力も冴え渡る

とにかく肉・魚・野菜、そして油。それさえ守っていれば、あとは好きなものを好きなように食べて構わない。カルビもいいだろう

1ヶ月続けてみると生まれ変わる

最後に「糖質を止めて良い油をとるとどうなるのか」を見ていこう

✅1カ月間良い油を摂り、砂糖や悪い油を止めると体の75%はその油を原料にして細胞や細胞膜を作り上げていく

その結果まず驚くほど肌がきれいになり、肌荒れがなくなる。ニキビができやすいのであれば、ぜひ行ったほうがいい

また頭のもやもやが消えて仕事や勉強でいい結果が出やすくなり、朝から目が冴え行動的になり、本当に疲れなくなるだろう

もちろん今まで説明してきた通り病気になりにくくなるから、医療費が安く済ませられるしサプリメントにお金を使う必要もなくなる

「この生活を1年続ければ体の95%はキレイになる」とこの本に書かれている

まずは1カ月だけでもいいからやってみること

とにかくコーヒーにグラスフェットバターを混ぜて、毎朝飲む。そして少しずつ糖質を止める

そうすれば必ずいいパフォーマンスが出せるようになるだろう

まとめ

この食生活をするのは実際とても難しい

だが実際にやってみればこれがいかに体にいいのかに気付くことができる

まずはコーヒーにグラスペットバターを入れて朝食に飲んでみるといいだろう

それでビビッときたら他のことも試してみよう



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