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発達障害バブル

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 発達障害バブルという言葉をご存知でしょうか?
 発達障害という言葉はとてもメジャーなものになってきました。その一方で、日々の生活に生きづらさを感じたり、学校や職場での人間関係に困難を抱える人に安易に発達障害という診断を下してはいないか、すべてを発達障害のせいにしてしまっていないか、と疑問を持つ方も多くなってきています。

 友達が多い=(イコール)良い子ではない、こだわることは悪いことではなく個性である、子供の頃から薬(精神薬という方もいます)漬けなんて副作用が怖い、、、といった論調で語られることもあるみたいです。

 私は発達の凸凹は大抵の人にあると思っています。漫画「サザエさん」の主人公サザエさんははADHDじゃないか?「ドラえもん」ののび太やジャイアンも発達障害っぽくないか?と言う話は療育の世界ではよく聞く話です。
 発達に多少凸凹があっても、それを個性と認めてくれる環境があって、本人も日々の生活を楽しく過ごせているのなら、それは障害ではありません。でも、本人も周りも悩み困っていて、日々の生活が苦しいのであればそれは「障害」と名前をつけるかどうかは別にしても、何か策を講じたほうが良いと思います。

 巷では「発達障害バブル」というテーマで沢山の書籍が出版されているようです。わたしも何冊かメルカリとアマゾンで購入してみました。その本を読んだ方が
「こどもに精神薬って怖い世の中です」
とつぶやいていたので、少し気になり読んでみたくなったのです。

 医療従事者ではないので、投薬の良し悪しはわかりません。副作用についても処方箋に書いてあることしか知りません。ただ、薬を処方され救われた家族がいることも知っています。子どもに薬を飲ませることを悩みに悩んで、何度も医師と相談し、私達にも意見を求め、そして決意した親御さんたち。
 マイナスな言葉はあまり聞いたことがなく、
「子育てが少し楽になった」
とか
「子どもを可愛いなって思えることが増えました」
とおっしゃる方も少なくありません。そんな話を聞いている側としては、発達障害バブルという言葉で傷つく人が出てくるのでは?と少し心配です。

 確かに最近、発達障害という言葉がひとり歩きしているのかもしれません。
 そんな話もまた今度。


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