見出し画像

あえて、ネガティブを推してみた


 ご訪問ありがとうございます。
 療育の世界で仕事をしており、最近はビジョントレーナーとしても活動しています。
 こちら↓。

 私は基本ポジティブな人間です。失敗や間違いもすぐに忘れて立ち直ります。周りは大変かもしれませんが、お構いなしに本人は笑っているので、たまに怒られます。
#たまにじゃないな。しょっちゅう怒られてるな

 いろんなメディアで「ネガティブ」はバッシングされている印象。
 落ち込んでいても何も変わらないとか、ため息を付くと幸せが逃げる、とか、、、。言葉は「言霊」だから、ネガティブなことばかり言っていると、そのとおりになっちゃうよ、なんてことも。
 私はそんな言葉を目にするたび
「だよね!ポジティブ最強でしょ?」
とまるっと信じ込んでいました。
 失敗しても、落ち込んでる暇はないとばかりに前を向いて、悲しい事があっても大丈夫と笑ってみせて、腹が立っても聖人ぶって気にしないふりをして、忙しくて疲れ切っていても「忙しい事は良い事だ!」とばかりに無理して頑張って、、、。
#多分そういう人多いのでは?



 ところがどっこい、「ネガティブ」は無理やり抑え込むと「ポジティブ」にまで影響してくるよ、という話を聞きました。
 どうやら心理学的に、「感情」の根っこはつながっているそうです。ポジティブもネガティブも、もとは一緒のところにいる、らしいです。

 どういうことか。
 ヒトの心に渦巻いている沢山の「感情」は、それがポジティブであれ、ネガティブであれ、心の奥底では同じ場所にいるから、ネガティブな気持ちに蓋をするとポジティブな感情さえ抑え込まれることになる。結果、何に対しても心が動かなくなる、、、のだそう。

 この話を聞いた時、ドラマの手術の場面を思い出しました。心臓の動きがモニターに大きな波形で映し出されるシーンです。
「ピッ、ピッ、ピッ、、、」
と心臓の動きに合わせて機械音が鳴り、心臓が止まると、波型だったものが一直線になり
「ピーーーーーー」
と音のテンポが変わる、あれです。

 ヒトの感情もそうなのかな、と思い当たりました。悲しいこと辛いこと、腹の立つことなど、ネガティブな感情をとことんまで感じてこそ、嬉しいこと、楽しいこと、感動したり感激したりする感情の波も大きくなるのかも。
 負の感情を抑えて抑えて、とことん抑え込んでしまうと、上下に大きく波打っていた感情の、ポジティブな部分さえ起伏がだんだんと小さな波になり、結果、
「ピー−−−−−」
と動かなくなり、何を見ても何を聞いても感動もせす、感激もしない、何も感じない心になってしまうのかもしれない、と思ったのです。
 どうやら自分の気持ちは負の感情であれなんであれ、とことん味わい尽くすほうが人生の彩りは鮮やかになりそうです。
#悲しい時はさめざめ泣いて、負けた時はカッコつけずに思いっきり悔しがって、自分の中のドロドロした真っ黒な感情の存在も認めて受け止めて、、、ってこれはこれで難しそう




 と同時に思ったこと。
 大きな負の出来事があった時、何も感じないことで自分の心が壊れてしまうのを防ぐ、という事もあると思います。防衛本能として、そこはとても大事な大切な機能です。とことん気持ちをフラットに保つことでしか、自分の心を守れないときも絶対あります。


 そして多分、辛くて仕方ない大きな波も、時間がたつにつれゆっくり引いてくるときがやってくるはず。その時に少しずつでも、もう一度感情を大きく揺らすことに挑戦出来れば、と思います。
 負の感情をしっかり味わってこそ、胸踊る心沸き立つそんな経験も味わえるのだと言うことを覚えておこうと思うのです。


 さて、本日は療育と関係のない話になりました。つらつら自由に書いていたら、少しとりとめなくなった気もしますが、あえてネガティブをポジティブにとらえるのも良いのでは?という話。


 
 感情を司っている「脳」はまだまだ解明されていないことだらけ。脳が身体を支配しているようだけれど、進化論的には脳より先に身体の発達があったとか、、、。
#だから身体を整えると脳が整う
 そんな話もまた今度。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?