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とあるコンビニのお話(社会の闇)

こんにちは。
あられ日和です。

私の職場の前にはコンビニがあります。
店長とは仲が良く、個人的にも、いろいろと
助けていただいてました。

そんな店長がコンビニをやめてしまいました。
いや、辞めさせられました。クビです。

以前から店長は、深夜の時間帯の営業を辞めたいといっておりました。駅からも離れている店舗で深夜の時間は人材が集まらず、ほぼ毎日、店長が深夜時間のシフトに入ってました。

その結果、残業時間は、過労死レベルをゆうに超える勤務時間。この体制をどうにかしなければいけない。
店長はコンビニ本部の方に相談をしました。
深夜時間の営業を止めたいと。
結果は却下。売上が周りの店舗に比べて取れているからと。

しばらく店長は仕事を続けていました。
ですが、体的にもキツくなり、再度、本部の方に話をしました。
その結果、本部に楯突いたとして、クビとなりました。

店長が居なくなったコンビニは、改装が入り、再び営業を開始しました。従業員も変わり、店舗のレイアウトも変わりました。

喫煙所は消え、ゴミ箱は店内に入り、コンビニの周りにあった活気は無くなりました。

人当たりが良かった店長が居なくなったコンビニは、人の入りも少なくなり、数ヶ月で閉店しました。

売上が取れているから深夜営業を辞めさせず、意見した店長のクビを切り、結果、店が潰れた。

本部は店舗の特徴も知らず、都合の悪い店長だけを居なくさせた。
店長がどれだけ売上に貢献していたかも知らず。

これが社会の闇だ。
会社が大きければ大きいほど。
見えないものが多い。

今、就職活動をしている学生をはじめとした若者よ、大きい会社だけが良いって訳でもないんだよ。


店長、お疲れ様でした。

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