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四国チャリひとり旅!〜3日目〜

こんにちは!あらぽんたんです。

なんだかんだで3日目の投稿です。
こいつ四国チャリ旅の投稿ばっかやないかい!と思われる方へ、

しばしお付き合いください。

この旅物語は9日間の大型連載になるので、
お時間がある時に、ざっと読んでいただけると嬉しいです。

また、他の話題にも定期的に触れていきたいので、
ちょっぴり期待してください。

では、3日目スタート!!


3日目のルート

3日目のルートは道後温泉-下灘駅-宇和島の順で進む予定だったが、
地元の方に松山城をおすすめされたので急遽予定変更。

道後温泉-松山城-下灘駅-大洲の順で進んだ。
もちろん急な予定変更は大ウェルカム!

3日目ルート

地元に愛されてる松山城

ゲストハウスのオーナーや地元の方から松山城をおすすめされたので、
急遽予定を変更。松山城は特に行きたい候補リストに上がらなかったけど、久々の城内廻りともあって子供の頃のザリガニ掴みくらいワクワクしてきた。

いざ出発!
道後温泉から松山城までの距離は遠くなく、気軽に行き来できる距離だ。

ただ強風でアップダウンの激しかった昨日のサイクリングの影響で、筋肉痛ぅ。けどここはエンジン全開で楽しまないと!

松山城は山頂に本丸がある。だから登るルートはリフトと徒歩の2つあり、僕は当然エンゴロ・カンテ並の体力を持っていると信じて徒歩で登った。
(カンテはみんな大好き守備職人サッカー選手だよ!)

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写真で伝わるかな??結構急な坂でめちゃくちゃキツかった、、

んでひたすらノンストップで登っていくと、あらカンテん選手なんと途中でギブ。シンプルに筋肉痛が効きすぎたようだ。。

でも諦めるな、前を向け!!!

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ドーン!本丸に到着!

俺を見ろと言わんばかりの佇まい、自信に満ち溢れたこの表情!

お正月イベント開催中〜!コマや羽子板、けん玉など日本の遊び文化を楽しむことができるんだって!遊びたいけどひとりだとなんか寂しいから天守へ直行。

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それにしても見晴らしが良すぎる!!!
多分これGoproで撮った写真かな、やっぱり技術ってすごいよな!
いつかは一眼レフを購入したいな、みなさんのおすすめがありましたら、是非お教えください。

最高に満足したところで下山しようとした瞬間、昨日一緒に初詣に行った劉ちゃんが松山城へ向かうとの情報をキャッチ。これはこれは運命的な再会があるのかもしれん。朝に宿でお別れしたばっかだけどこれは会うしかない。なぜかって?羽子板の相手が見つかったからや!!

それくらい、寂しかったんです。。

ってことで一旦下山し、次はリフトでもう一度本丸に向かった。
彼女は中国人だから日本の遊びは初めて。だから僕は日本の遊びは任せろと伝えた。全ては彼女に最高の思い出を作ってもらうために。そして、日本人としての意地を見せるために。

結果、コマは両者試合にならず(上手に巻けなかった)、羽子板は子供に譲り(人気すぎ!!)、けん玉はまさかの敗北。

よって勝者は劉ちゃん!!
てか俺けん玉が下手すぎて萎えた。。

過去を悔やんでも仕方がない。
他にも書き初めも経験、
彼女は「及時行楽」と書いた。意味はその時の行いを楽しむだったかな?
意味聞いたけど忘れちゃったから、わかる人教えてください。。

って楽しんでいるうちに昼になってしまったので、僕は勝者の劉ちゃんのソフトクリームを奢った。なんだかんだ最高の思い出になったよ!!

ただこのままだと目的地にたどり着く前に日が沈んでしまうため、劉ちゃんとはお別れ、超特急でインスタ映えスポットに向かった。

サンキュ!劉ちゃん!

一度は利用してみたい無人駅「下灘駅」

松山城を出て数時間、瀬戸内海の絶景を眺めながらチャリを漕ぐと、たまにガタンゴトンガタンゴトンと音が聞こえる。
そして時たま隣からドライブを楽しむ車がそっと過ぎ去っていく。
あとは鳥の鳴き声くらいだ。

音って言うのは不思議だ。

都会にいると大オーケストラをやってんのかってくらいいろんな音が絡み合う、そしてさらに新しい音をを生み出す。
音が無数に存在するから聞こえてくる音を気にしていると頭が混乱してしまう。だから都会にいる多くの人は普段聞こえてくる音なんて気にしないだろう。

けど今は違う。
電車の音、車の音、鳥の鳴き声、聞こえてくる全ての音をつい聞いてしまう。

音の種類は都会の音と同じなのに、聞いてて全然嫌にならない。
まさに自然が生み出す音みたいに感じたのだ。

って感じで鼻歌を歌いながら自然の音を楽しんでいると、目の前に大型の観光バスが数台止まっていた。

下灘駅は確かこの辺りだけど、、おや?
観光バスでわざわざ来るくらい人気の観光地なのか??

そうです。めちゃくちゃホットな場所でした!

下灘駅は愛媛県伊予市にある、JR四国予讃線の駅、
海の見える駅として巷で噂のインスタ映えスポットだ。

下灘駅

目に写るのは瀬戸内海の眺望。そこにポツンと佇むベンチ。
無人駅だからこそ映し出せる独特の空間がそこには実在した。

無人駅の独特な空間は確かにあったんだけど、
写真見てもわかる通り、観光客はいっぱいいたんだよね、、

特にカップル。。。。。。。。。。。。。。

新年早々うらやま、、、しい、、、

目に写る瀬戸内海の絶景を彼女と一緒に見て感じるこの一瞬の時をどれだけ僕は熱望したのだろうか。

ひとり旅では絶対に考えてはいけない思考回路を組みそうだったので、
そっと僕はこの場を離れた。

ピンチ①:宿が見つからない!!

僕は焦っていた。
時はすでに午後4時。外はすでに暗くなり始めている。
目的地「大洲」まで残り15km。あと1時間もすれば到着する距離に位置した。

。。。

宿が見つからなーーーーーーーい!!!!!!!

え、、なんでどこの宿も営業してないん??
検索して電話しても全然つながらないじゃん、、

前回の投稿で宿なんて前日に取れるっしょとか豪語していたのに。
宿が取れないなんて、愚かな人間だ。

この流れはもしかして新年早々野宿確定??
駅?公園?どこで野宿なんてするん??
てか、寝袋もテントも何も持ち合わせてないぞ。

終わった。(帰りたいカウント2)

考えてもしょうがないので、とりあえず目的地の大洲に向かった。

ピンチ②:俺のアンディ(右足)に異変が??

さらに追い討ちを掛ける存在が目の前にいた。

右足の膝関節が痛いのだ。

確かにこの2日間で勢いの乗せてちょっと使いすぎたかな、、けど我慢すればいずれか治るっしょ!

大洲まで残り15km、宿は見つかってないけどなんとかなる!!
若いからなのか、宿すら見つかっていないのに妙な自信があった。

この痛みがこの旅をどれだけ苦しめることになったことか、僕はまだ知らなかった。

ホテルに明かりが、、突撃じゃ!!!!

大洲に着いた。

そこで僕は現実を突きつけられた。
街を灯す明かりが少ない。
全くと言っていいほど活気がなかった。

居酒屋も、飲食店も、小売店も、
全然お店が開いていないのだ。。

辺りは完全に暗くなっていて、人影もあまりない。僕の目に写る光はほぼ車のライトと電灯だった。

足も痛くて完全に落ち込んでいたその時!!
目の前に薄ら輝く看板が、その名も「ホテルオータ」。

腹を括った。ここがダメならもう後がないだろう。
なんとか泊めさせてくれ、祈りながら突撃した。

ふっかふかのベッドまじ気持ちぃ!!

まさかの宿探しに成功したのである。
ちょっと僕にはお高め(6000円)だったが仕方がない。有名人のサインが飾ってあるくらい人気のホテルだった。

受付のお姉さんが、
幸いなことに部屋が少し空いてたから使っていいわよと言う。

惚れた。

心が弱っている時に差し伸べる手がどれだけ温かいことか、感謝しかないです。。

後に判明するが、正月に営業しているのはここくらいだったらしい。
近くのコンビニは営業していたので、元旦の夜ご飯はコンビニ飯と僕の大好きなアサヒスーパードゥライを味わった。

歴史に刻めるほど最高の夜だった。


4日目予告!

ピンチを乗り越え生きる喜びを味わった前日、ワクワクする旅は中盤へと向かうが、、サイクリストにとって一番きつい現実を味わうことになってしまった。そしてついに坂本龍馬が愛した街へと向かうのだ。


最後まで見ていただきありがとうございます!

明日も頑張ろうな!


では!





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