2009年　ワールドキャラバンに出発！

ワールドキャラバン

アランジキャラバン、ニューヨークで開催です。外国です。なのでワールドキャラバンです。でも、らくだちゃんは国内のキャラバンで大忙しです。それに英語もしゃべれません。英語のしゃべれるスネークさんと、英語がしゃべれないへびちゃんがコンビで担当することになりました。

商品の紹介や値段を書いてある、手作りウォールポケット什器も、もちろんワールド仕様です。英語表記です。英語が苦手な人が多いアランジでは、英文をつくるのに一苦労です。英語翻訳本をだしてもらっている出版社の方にまで泣きつきました。

ワールドキャラバンのスタート会場はニューヨークの紀伊国屋書店さん。英語翻訳本がニューヨクでも売れていたので声をかけてくれたのです。ちゃんとした本屋さんの場所を借りれるなんて、なんて心強いことでしょう。

キャラバンなので、もちろん、一カ所だけではありません。アメリカをあちこち行商しますよ。ロスアンジェルスとサンフランシスコ、サンノゼにも「アランジの雑貨いりまへんかー、おもろい本もありまっせー」と行商に向かいました。

アランジアロンゾってなんだろ？と外人さんが近づいてきてくれます。「ソーキュート！」英語で賛辞を送られるとベリー嬉しいです。あと、他にも、英語がききとれないのでよくわからないのですが、だいたいはほめてくれているみたいです。英語のキャラクター紹介を見て大笑いしている人もいました。みんな笑顔でお買い物してくれています。英語わからなくても笑顔は万国共通なのでよかったです。

へびちゃん日記ではへびちゃんとスネークさんの興奮が伝わってきますよ。

日本のキャラバン

日本のキャラバンも負けていられません。前の会場の撤去が終わったら、そのまま次の会場へと休む間もなく移動、設営です。キャラバン隊の手際もだいぶよくなってきました。

キャラバン什器がひとつしかないので、アランジキャラバンはいっぺんに一カ所でしか開催できません。もっと、行商したいなーというときは、ミニショップをつくりました。

キャラバンとミニショップの設営・撤去・運営のためアランジのスタッフは１年中、日本全国を飛び回ることになりました。会場に常駐しなければならない時は２週間ほど家にも帰れません。アランジのスタッフは全員女子ですが、知らない土地で時々ホームシックでしくしくしながらもみんな強くたくましく出張のプロになってゆきました。

キャラバンとミニショップはアランジの一つの柱として、すっかり定着しました。

アランジは、そんなに頻繁に新商品を出せません。作りたくなったら作るけれど、作らなくちゃという義務だけで、無理矢理作るのはつらそうだなぁ、という贅沢な理由です。

新商品が頻繁に出ないということは、欲しいものを一通り買ってしまったお客さんには飽きられやすいということでもあります。知っている商品ばかりならお店に通う必要があまりありません。なので、そこにずーっとあるお店よりも、忘れた頃にたまにやってくる移動店舗のほうが、新鮮味もあって喜ばれるのかもしれません。

それとは反対に、そこにずーっとある、直営店は売り上げがちょっとずつ、ちょっとずつ落ちてきていました。名古屋店は去年閉店してしまっています。

ずっと右肩上がりで成長していかなければならない、と鼻息荒く思っていたわけではないので、そんなには気にしてないつもりだったのですが、右肩下がりが続くのもなんだか悲しい気持ちになりますね。やっぱり、ちょっと気になります。

ですがそこは、直営店の売り上げが落ちた分、キャラバンやミニショップががんばってくれていて、売り上げ的にも気持ち的にも、支えになってくれました。

日本のキャラバン担当のらくだちゃんはおいしものが大好き。「うふふふ、どこで食べたか全部わかる人はそうとうの旅好き、食通ね」

札幌路面店閉店　　　

売り上げが落ちてきていた直営店の中でも、札幌店は深刻でした。赤字？やっぱり赤字？

もうすぐ雪に閉ざされる冬がやってきます。去年は期間限定のイーアス店でしのいでいましたが、今年はどうしよう。また札幌駅前に戻れないかな？お客さんが来てくれないのはさみしいな、やっぱり戻りたいな、札幌駅前のテナントの方に電話をしてお願いすることにしました。ラッキーなことにちょうど空く予定のお店があり、駅前のパセオに引越することに決まりました。以前、壁の店のあった札幌駅前に帰ってきたのです。でも、今度は小さいけれど壁ではありません。ぴゅーぴゅー風の吹く地下の通路ではありません、１階です。札幌駅から直結なので雪がふっても関係ありません。きっと大丈夫です。のんびり、ほっこりもいいけれど、お店だもの、お客さんが来てくれた方がやっぱり楽しいです。やりがいがあります。

駅前ビルはさすがです。お客さんがいっぱいきてくれました。アランジ好きの人が気軽に通ってくれたり、このキャラクターなんか見たことあるかもーという人が入ってきてくれたり。会社帰りの人も、札幌に旅行に来たのでついでにの人も。

お客さんが来てくれやすいところで、のんびりほっこりなお店ができると一番いいですね。

このころの商品たち

福袋用につくったクーピーペンシル。福袋用に毎年いろいろ楽しい商品をつくります。アランジの福袋は売れ残りをつめこんでいるわけではなくて、今年は何作ろー？とあれこれ考えます。お店とネットショップで限定販売。

商品いろいろ。新商品もちょっとずつは出していますよ。

世界で活躍できるかな？２０１０年に続きます。