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2013年 やっぱり手で作るのは楽しいな

アランジムック本

いつの頃からか本屋さんに豪華な付録がついたブランドムック本が並ぶようになりました。人気のようです。有名なアパレルのブランドや、雑貨ブランドやキャラクターのムック本もあります。「ふーん」とちょっぴりうらやましく思っていたら、アランジアロンゾにもお声がかかりました。

2月に最初の公式ムック本が発売されました。知っている人は知っているけれど、知らない人は知らないままのアランジアロンゾです。もうちょっと、いろんな人に知ってもらえたらいいなぁ、ムック本だしたら、ふらっと本屋さんで手に取った人にもアランジのこと知ってもらえるかな?何が載ってると楽しいかな?興味をもってもらえるかな?付録はどんなのが嬉しいかな?お店では買えないような物がいいよね、など、編集の人とあれこれ考えました。

第一弾ではさいとうとよむらのインタビュー、第二弾ではアランジアロンゾの2013年までのヒストリーを紹介しました。

普段の仕事は、作りたい物をつくって、売ることです。商品を気に入ってもらえれば、商品を通じて思いは伝わるはずだし、何を考えて作っているのか、どんなふうにやってきた会社なのか、別に知らせなくてもいいことですが、この機会にちょっと、声に出したり、文章にしたりしてみました。

インタビュー記事では写真が載ったりしたので、「目の覚めるような美人姉妹がつくる雑貨、ステキ〜」なんて期待はしていませんが「えー、なんか感じ悪そうな人がつくってる、がっかり〜」とがっかりされませんようにとちょっと顔がこわばりました。

ムック付録

ムック本の豪華付録、どれくらいの容量なのか確かめてみました。スタンダードタイプのカッパ5匹余裕で入ります。


名古屋でつくろうてん

大量生産、というほど大量にはつくっていないのですが、工場で作っている商品が多くなってきました。もちろん、商品を考えたり、試作品をつくったりというのは自分たちの手や頭を使っていますが。昔みたいに全部手作りしてまっせ、というのは少なくなってきました。

でも、手作りって、おもしろいよね。手を動かして作るの、たいへんだけど楽しいよね。あらためて、いろいろ作りたくなっちゃいました。みんなにも手作りの楽しさを知ってほしくなっちゃいました。

名古屋ロフトでつくろうてん開催です。さいとう手作りのぬいぐるみや、よむら手描きイラストの布バッグ、スタッフ電動ノコギリのひらべったいともだち、その他いろいろ手作りしました。額に汗して働いたーという感じです。手芸キットや、ペーパークラフトなど自分で作って楽しいアイテムも考えました。

つくろうてん当日は、大きなひらべったいともだち(木の板)を抱えたお客さんや、ぬいぐるみの表情を1点1点見比べながら、おうちに連れて帰るこを真剣に探すお客さん、ペーパークラフトを何枚も買って帰るお客さん、などにぎやかでゆかいなお祭り騒ぎになりました。

手作りした物は、なんだかちょっとマヌケなところもあって気持ちがなごみます。手作りはやっぱりいいなぁ。

つくろうひらべったい軽

木でできた「ひらべったいともだち」も、もちろん手作り、もちろん売り物。お家にお持ち帰りOKなんです。お家に連れて帰った人、蹴られていないか心配です。

つくろうバッグ軽

つくろうもじゃ


作る本をつくりました

手作りといえば手芸です。手芸の中でもフエルトはさいとうの得意分野です。それに、フエルトは初心者でも不器用さんでも取り組みやすい素材です。ほつれないし。やわらかいし。フエルトで作る新しい手芸本をつくりました。

フランスで出版された、うさぎたちの絵本もフエルトマスコットを作るお話です。その絵本の日本語版もつくりました。しろうさぎとくろうさぎはミミとリリというしゃれた名前が気にいったので、この本では名前はそのままです。

よむらは不器用さんで、手芸が得意ではないので、得意分野のへなちょこなイラスト、マイキャラクターの描き方(作り方)の本をつくりました。

外国フエルト本

なんと4カ国語でフエルトマスコット本!いろんな国でフエルトちくちく!


外国

アランジアロンゾの外国での仕事は地道ですが、少しづつファンが増えてきたり、一緒に仕事をしましょう、と時々声をかけてもらったり、嬉しいことに途切れることがありません。

でもその中で、台湾のアランジカフェはなんだかちょっと盛り上がりをみせはじめました。カフェの店舗数は増え続けています。

また台湾のコンビニエンスストアのキャンペーンキャラクターにも採用されテレビでコマーシャルも流れて、大好評だそうです。日本のお店には台湾からのお客さんがとてもたくさん来てくれるようになりました。「アランジアロンゾ、ベリーフェイマス!」とかわいい台湾の女の子たちが言ってくれます。

年末にはシンガポールのかわいい本屋さんで、小さなてんらんかいを開催しました。フエルトマスコットのワークショップもあって、とってもなごやかでハッピーな時間でした。

外国の仕事は、現地の人と知り合うことで、今まで知らなかった世界が広がってゆきます。わくわくします。未知の世界はおもろいです。外国でのお金儲けは今のところたいしたことはなく、むしろ持ち出しの方が多いかも?ですが、外国での仕事はそれ以外の肝試し的な楽しさもあってやめられません。

シンガポールワークショップ


おやすみ、てつ

アランジアロンゾで働く犬てつは6月で13才になりました。ここ数年は寝てばかり。お客さんに呼ばれてお店に行っても、ちょっとだけ愛想してすぐ寝に帰りたがります。やたらに怒りっぽく、ものすごく寂しがりにもなりました。

この夏は暑かった、ものすごく暑かった。年寄りの犬には相当こたえたことと思います。でももうちょっとで暑い夏が終るよ、がんばれてつ、と思っていた夏の終わりに、てつは永遠に眠ってしまいました。

てつ、すっかりじいさんになったなーと言いながらも、なんとなく、てつは不死身の犬のような気がしていたので、てつがいなくなったことが不思議でしょうがありません。

さいとうはてつと一緒に暮していて、てつと仕事に一緒に出勤してきて、一緒に仕事していました。いつも寝転んでいた場所に、いるはずのてつがいないのにいつか慣れるのかな。

てつのぬいぐるみは、もうロングセラーで総数きっと2万匹くらいはどこかのお家で幸せに暮していることと思います。


台湾でいろいろゆかいなことが!の2014年に続きます。


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