マガジンのカバー画像

アランジアロンゾ30年間のヒストリー

37
ネットもスマホもスタートアップもなんだそれ?な頃、「ゆるキャラ」なんて言葉がまだなくてキャラクターといえば、サンリオかディズニーだった頃、雑貨といえばおフランス、ナチュラルカント…
運営しているクリエイター

#写真

2000年 てんらんかい「アランジアラモード」でうさぎやわるものがおしゃれに!

アランジアロンゾ設立10年目! 大きなてんらんかいも3年目です。台湾のお店もできましたよ。 超合金メカパンダくん子供の頃、隣に住んでいた男の子が超合金を持っていました。私達は女の子だったのでそれほど欲しかったわけではありませんが、『ヒーローなメカロボットは超合金になるもんなんだ』と思い込みました。だからメカパンダくんを超合金にしてやりたいと思うのは、自然な親心でした。おもちゃ屋さんにお願いに行きました。当然ですが断られました。テレビヒーローじゃないからです。メカパンダくんは

1998年 「いすにすわったともだちてんの全国ツアー」「東京店オープン」「アランジネット」

アランジアロンゾ設立8年目!大きな出来事が続いた年。力仕事だってなんだってやるぜ、な年です。 夏の全国ツアー始まる原宿での個展を見に来てくれていた、百貨店の催事担当の方から、大きな展覧会をしませんか、というお話を頂きました。この人は何を冗談のような事を言っているのだろうと思いました。昨年の個展は10坪程のスペースでした。そのスペースをうめる作品をつくるのに全力を上げても何日もかかりました。70坪あるといいます。天井も高いです。銀座です。ははは、無理ですよ。おかしな事を言いま

1997年 「はこのなかのともだちてん」「アランジブックス」

アランジアロンゾ設立6年目!大阪の古ビルでこっそりひっそり商ってたアランジに東京の出版社さんや広告屋さんやギャラリーさんからお声がかかります。 あー、忙しい、忙しい『アランジ アワー』の連載が、絵本雑誌『ね~ね~』で始まりました。『MOE』と『まんがくらぶ』での連載も加わり、それまでとは違った忙しさに追われるようになりました。商品のアイテム数もどんどん増えていきます。 新しい事をするのは楽しいです。仕事をしていると、脳のどこからか危ない物質がドクドク出てきて、もう楽しくて

1995年 商品もお店作りもチャレンジな日々

こんなのどうかな?どうだろ?の商品作り パンダくん人気のきっかけになったポストカード。パンダくんいきおいよく「キッーク」あれ?でも「キーック」のまちがえでは?って今さら言われても。 アランジ初のカレンダー、作業机の上に12枚プラス表紙を並べて、スタッフみんなで1枚ずつ取りながらくるくる回ってセット組みをしました。くるくるくる、もう少しでバターになってしまうかと思いました。 イヌくんは、ぜんぜん人気がありませんでしたが、カレンダー9月に抜擢されました。Tシャツも作りました

1994年 働くぬいぐるみ達と初めてのお店

手探りの手作り、最初のお店 アランジアロンゾ初めてのDM。焼き増しした写真をハガキにのりで貼って作りました。 初めての直営店、ビッグステップチャレンジマーケットのお店の様子。後ろの棚は道端から拾ってきて、泣きながらタイルを貼り付けた棚。 店長はくま お店で働くくま店長、たよりない顔をしていますが店長です。この後、ひとさらいにあいしばらく行方不明に。みんなでとても心配しました。そして数年後のクリスマスに、突然宅配便で戻ってきました。ひとさらいのひとにかわいがられていたら

1993年 カッパが人気 同じイラスト使いまわしていろいろ作りました

アイテムいろいろ増えました でもよく見ると全部同じイラスト 同じ絵をいろいろなアイテムに使い回しています。色もブルーとえんじ、後は素材の色のみです。手抜きみたいですが、このスタイルが気に入っていました。 この時期、カッパが一番人気がありました。同じ物でもカッパの絵がついてるとよく売れました。全く同じ物なのに表面にくっついているイラストによって全然売れかたが違うものなんだ、というキャラクター界のあたりまえに愕然。同じ原価なのに。稼ぎのわるいペンギンはそのうちレギュラーからは

1992年 ちゃんとした商品をちゃんと売りたい でも「ちゃんと」ってなんだ?

ほんまは手作りなんだけど工場に発注して作らせたようなふりをした初期バッグ達 合皮のカバンシリーズ。ミシンの縫えないよむらが、ひたすら生地をカット、ミシンの速いさいとうが、ひたすら縫う。狭い仕事場で2人流れ作業です。 でも、ハンドメイド、手作りでーす、というのを前面に出したくなかったので、まるで工場でつくらせたようなふりをして、涼しい顔をして納品していました。 このかばんの注文が入ると、他の仕事が何も出来なくなるので、それでは困るので、しばらくして作るのをやめました。くた