受容的で保全的な私の強み
最近このような本を読んでいます。
宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる
「あなたの知らないあなたの強み」
という本です。
もともと、宇宙兄弟が大好きな私だったので、見つけた瞬間そっこうで買って、今読んでいます。
途中まで読んでいて、自分にとてもしっくりくる言葉がたくさんあったので、このnoteに記しておきたいと思います。
この本は、「FFS理論」という人によって違う、環境や刺激に対する感じ方や捉え方の特性を5つの因子として計量化し、それらを宇宙兄弟における登場人物やストーリーを取り上げながらわかりやすく説明してくれるという本です。
私の説明が下手くそなのですが、笑
つまりは、あなたの強みはどこにあるのかというのを、宇宙兄弟のストーリーと重ね合わせながら考えていけるという本です。
この本の中では、インターネット上の質問に答えるだけで、「FFS理論」における5つの因子のどの因子に分類するかを判断してもらえます。
そこで得た判断をもとに、この本を読んでいくと、この因子に当てはまる私はここが強みなのかといったことを考えさせられます。
5つの因子は
「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」
なのですが、
日本人の多くの人は「保全性」と「受容性」の因子が高い人が多く、私もその1人になります。
このタイプの人の特徴は、優柔不断で慎重、そして、積み上げてきた経験を活かして物事に柔軟に対応することが得意だったり、頼られると力を発揮したりするというタイプです。
このタイプの人間は、自分自身を
優柔不断だ、すぐに行動できないやつだ、新しいことに飛び込むことが苦手などといった、
悪いイメージ
を持っている人が多くいると思います。
また、5つの因子の中の「拡散性」のタイプの人のことをとても羨ましく思ってしまうことが人が多いと思います。
「拡散性」の人は、面白いと思ったことはすぐに行動したり、成功するかわからないことでもチャレンジしたりというように、
とにかく自分のやりたいことや夢に向かって一直線に突っ走っていける人です。
チーム行動や行事の際に率先して行動を起こして、みんなを楽しませたり、びっくりさせるような行動を起こしてしまう、そんな「拡散性」のタイプの人を羨ましがってしまうのが「保全性」で「受容性」のタイプの人です。
このように文字に起こしたりすると、「保全性」や「受容性」の人よりも、「拡散性」の方がいいじゃんと思う人がほとんどだと思います。
私も最初はそう思いました。
しかし、「保全性」や「受容性」の人が待っている、優柔不断や慎重という自分自身に対するネガティブなイメージは決して悪いことではなく、
それは弱みではなく
強みでもあるのです。
いや、いきなりなんぞやと思う人もいるかもしれませんがすこし説明させてもらいます。
優柔不断や慎重という「結果」のようなものは変えられませんが、その「結果」に対しての考え方というのは変えられるのです。
つまり、悪いと思っているから弱みに感じるのであり
良い部分だと考えられれば強みに変わるのです。
考え方を変えるというのは、ただ強い弱いの判断をするのではなく、
優柔不断だからこそこんなことができる
慎重だからこそ、違うタイプにはないようなこんな取り組みができる
というように〜〜だからこそ、という部分を作ることが大切になると思います。
例えば、慎重である人は思い立ってもすぐ行動できず、成功できるという確信を持ててから物事に取り組み始めるということがあると思います。
これも一見すると、チャレンジ精神がないともとれますが、慎重だからこそ成功できることがあるのです。
慎重な人は何か物事を考える時に、当たって砕けろの精神ではなく、自分が成功するために必要な知識やこれまでの経験を活用して物事を解決しようとします。
万全の準備ができたところで初めて取り組み始めるのです。
これは慎重な人の特徴であり、強みでもあります。
つまり、この強みを伸ばせばいいのです。
やると決めたらとことんやり続けることが、このタイプの人の強みであるため、そこを極めることが大切です。
自分がやりたいことや夢に対して、何が大切なのかを理論的に考えて、その大切なことをいろんな情報や知識を集めて極めることがいちばんの強みに変わります。
この本でも紹介されていましたが、それで多くの人が社長になっています。
何か新しいことを生み出したり、人と違うことをするだけが成功につながるわけではないのです。
もちろん、極めた知識を応用して、他のことに力を入れることは大切です。
しかし何にしても、そのためにはやり抜くことが大切です。
ただ目先の問題を解決するために、知識をつけたり、情報を活用することは簡単です。
それではだれでもできます。
しかし、それを極められることがこのタイプの人の強みなのです。
もちろん、これは簡単にできることではありません。
しかし、それもこのタイプの人の特徴なのではないでしょうか。
最後にこの本の中で1番好きな言葉をここに書いておきます。
人には
「グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる。だれが1番強いか答えを知っている奴 いるか?」
人にはそれぞれ強みがあり、良い部分があります。
そこに優劣はないんです。
他人と比較して優劣をつけるのではなく、
自分の強みをよく理解し、それを伸ばしていくことが大切だと思います。
今回はそのための、一つのきっかけになればいいかなと思います。
まずは、自分に自信を持って、自分について考えていきましょう。
きっとあなたの知らない、あなたの強みが見つかることと思います。
読んでいただきありがとうございます。
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