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「ここまで」ではなく「どこまで」

おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。

プロフィールアイコンを変更しました。
今後も毎日の編み物ログ、ちょっとしたエピソード、そしてイラストを更新していきます。
読んでいただけたら嬉しいです。

昨日の編み物🧶

クマちゃんのポシェットが出来ました。
良い意味でキッチュな感じの色の組み合わせにしてみました。

裏側はこんな感じでピンク一色です。

紐の部分をちょっと編み間違えているけれど、気にしない。
色違いでもう一つくらい編もうかな。

私は家事をしている間はPodcastやVoicyなどの音声メディアを利用しています。

Voicyは使い始めて1年ほどになりますが、15名ほどフォローしています。

その中で翻訳者の土方奈美さんがパーソナリティーを務める『翻訳家の縁側チャンネル』を聞くたびに思い出すことがあるので、今日はそのお話。

▽チャンネルのリンクを貼っておきます▽

翻訳家の裏話や同業者・異業種の方との対談など面白いコンテンツがたくさんあるのですが、私がいつも耳に残るのは奈美さんが最後に「That’s all for today.」と言って番組を締める部分です。

小学生のころに通っていた英会話教室の先生が必ずレッスンの後に言っていた言葉。

定型文でそんなに珍しいものではないんだけれど、私にとっては音だけで認識していて綴りを知ったのは随分後のことでした。

私が通っていた英会話教室の先生は短いスパンで結構入れ替わっていました。6年くらい通って、先生は3〜4人いたような気がします。だいたい2年くらいでいなくなってしまう。そんな教室でした。

その中で印象に残っている先生が1人います。
名前も覚えていないけれど、辞める時の理由を覚えているのです。

「一般企業で自分がどれだけ出来るのか試してみたくなったんです。」

そう言って先生は転職していったのです。

そもそも「転職」というものがよく分かっていなかった私にとって、英語の先生が英語の先生以外になる…ということがすぐには理解できなかったのです。

他の教室で先生をするのではなく、先生を辞めて他の仕事をする。
そういう選択肢があることに驚いたし、「自分の力を試したい」という先生の言葉もなんだか格好良く聞こえました。

やる気と決意に満ちた先生の瞳。

今振り返ると、小学校高学年のころの私は「働く」ということの実態がさっぱり分かっていなかったのだと思います。

なにせ職業は選べば何にでもなれると思っていたのだから。

学力とか資格とか適正とか、そういったものは全く関係なくて、「今日のハンカチは何色にする?」くらいの気持ちで職業も選べるものだと思っていたのです。

なので英語の先生が語った「自分の力を試したい」という言葉をすぐには飲み込めなかったんだろうなぁ。


「That’s all for today.」と聞くとその時の気持ちを思い出すのでした。


ではでは、良い1日を〜

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